ローカルエナジー向けにEVカーシェアシステムの提供開始

〜EVカーシェアリングに向けた社内実証実験をサポート〜

株式会社REXEVのプレスリリース

株式会社REXEV(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡部 健、以下「REXEV」)は、カーシェアリング社内実証実験のサポートを目的として、ローカルエナジー株式会社(本社:鳥取県米子市、代表取締役社長 加藤 典裕、以下「ローカルエナジー」)向けに、電気自動車(以下、「EV」)カーシェアリングシステムの提供を開始いたしました。

ローカルエナジーは、社内におけるカーシェアリング実証実験において、新たにEV1台(日産リーフ)およびEV充電器1台(パナソニック6kW普通充電器)を中海テレビ放送センタービル内に設置し、同社従業員向けにEVカーシェアリングを運営します。本実証実験にあたりREXEVは、EV充電器と連携し高度なエネルギーマネジメントを付帯したREXEV独自のカーシェアシステムを提供します。


■背景・目的

ローカルエナジーは、「エネルギーの地産地消による新たな地域経済基盤の創出」を理念に掲げ、鳥取県西部(米子市および境港市)の脱炭素先行地域における地域共生型のエネルギー地産地消モデルの構築を目指し、地域自治体と連携し電力調達先の多様化やエネルギーを地域で循環できる仕組みづくりを積極的に実施しています。

こうした取り組みの一環で、エネルギー地産地消をさらに促進するため、EVカーシェアリング実証試験を開始いたしました。EVカーシェアリングを自社で展開することで、自社の事業活動にともなうCO2排出量を削減しつつ、エネルギーコストの削減や再生可能エネルギーの有効活用ができる高度なエネルギーマネジメントのノウハウを蓄積し、地域の脱炭素社会構築に活用します。

将来的には、地域へのカーシェアリング拡張可能性を模索するとともに、地域自治体や地元企業のEVシフトを支援する新たな事業の創出や、カーシェアリングを起点にEV関連分野の電力事業の多角化を視野に入れ、地域社会への貢献とエネルギーの地産地消をベースにした持続可能な成長を両立する取り組みを進めます。

  【サービス概要イメージ図】

■REXEVが提供するサービス概要

  1. エネルギーマネジメントシステムの提供
    REXEVは、エネルギーマネジメントと連携したカーシェアリングシステムeMMS(eモビリティマネジメントシステム)を提供し、車両予約状況に応じた必要量の最適充電や電力ピーク時の充電制御、再生可能エネルギーを活用した充電を実施します。

  2. 利用者アプリの提供

    REXEVは、EVカーシェアリングシステムeMMSとともにユーザーアプリケーションを提供します。スマートフォン上のアプリを利用して、ユーザーは車両予約や施解錠、再生可能エネルギー利用比率、走行可能距離、支払いなど、必要な情報の確認や管理をアプリ一つで完結することができます。


■エネルギーマネジメントの特徴と効果

  1. ピーク制御
    REXEVのeMMSでは、各EVの充電時間を適切にスケジュール調整し、必要な時に必要なだけ最適充電します。ピーク電力時にはEVの充電制御を実施することにより、最大需要電力(ピーク)で決定される電力契約の基本料金を抑制します(=コスト削減効果)。

    また、系統需給ひっ迫時の一般送配電網事業者等によるDR*1(デマンドレスポンス)司令に基づいて、ピーク時間帯の充電量を下げたり、別の時間帯に充電時間を移動したりすることで、グリッドの電力需要の平準化にも寄与します(=負荷分散)。

  2. 予約情報や充電残量などに基づく最適充電
    次の車両の予約時間を考慮し、車両使用時間中に途中充電をしないで利用できるように充電・予約を制御します。また充電残量を考慮した充電管理を実施し、必要な時に必要な充電量を最適充電することができます(=充電不安の解消、車両および充電管理の手間を削減、コスト削減効果)。

  3. 再生可能エネルギーの利用

    太陽光の余剰電力発生時間を予測し、次の車両予約時間帯に影響を与えない範囲で車両の充電時間をシフトすることで、可能な限り太陽光電力を利用した充電を実施します(=再生可能エネルギー利用率の向上効果)。

*1 DR(Demand Response)とは、系統電力全体での需給バランスを調整するため、電力の需要をコントロールすることをいいます。一般送配電事業者、小売電気事業者、アグリゲーターなどがDR司令を発動します。


■REXEVの小売電気事業者向けサービス

REXEVでは、電力市場の価格変動が大きな課題となっている小売電気事業社向けに、需要にあった電力の確保や電力安定供給の確保、適正価格の維持などをサポートするサービスを提供しています。本サービスでは、当社のEV充放電制御システムを活用して、小売電気事業者の電力調達コストの抑制を支援しています。そのほか、EVを保有している需要家を対象にした新規電力プランの立ち上げなど新規商材開発のサポート、システム開発サポート・コンサルティングなどを実施しています。


本サービス詳細については、以下プレスリリースをご確認ください。

REXEV プレスリリース 2024年9月24日:小売電気事業者向けEVエネルギーマネジメントサービスの提供開始 ~EV充放電制御による調達コスト削減や新サービスの開発を支援~

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