北九州市 × JARC  SDGs債のエンゲージメントを実施

JARCのプレスリリース

 公益財団法人自動車リサイクル促進センター(所在地:東京都港区、代表理事:細田衛士、以下「JARC」)は、日本の地方自治体として初めてサステナビリティボンド*1を発行した北九州市とエンゲージメント(建設的な対話)を実施しました。
*1北九州市SDGs未来債  https://www.city.kitakyushu.lg.jp/zaisei/09000315.html
 
 2022年11月30日(水)に北九州市役所にて、北九州市長の北橋健治氏と本財団業務執行理事(CFO)大久保英明による対談形式で行われ、北九州市がSDGs債(北九州市SDGs未来債)の発行に込めた思いや目的、具体的な資金使途及びその実績について確認するとともに、OECDから選定された風力発電関連産業の総合拠点化をはじめとした「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」としての北九州市の取組や今後のビジョンについても確認しました。
 
 JARCは、本年10月に北九州市が発行したサステナビリティボンドに2年連続で投資をしています。今回のエンゲージメントを通じて発行体をより深く理解するとともに、SDGs等に関わる諸課題の解決に向けた今後の協力関係も両者で確認することができました。
 
(左)北橋市長と(右)業務執行理事大久保との対談の様子北九州市「風力発電関連産業の総合拠点化」の取組
<JARCのESG投資とエンゲージメント>
 JARCは、2000年に設立されて以来、資源の有効利用及び環境保全に寄与すべく、自動車のリサイクル及び適正処理の促進に関する事業等を実施しています。2018年からは、更に持続可能な社会の実現に貢献するために、自動車ユーザーから預託されたリサイクル料金の管理運用を実施する事業においてESG投資を開始しました。*2 2022年10月末時点で、SDGs債の投資残高は211億円となっています。
 また、JARCは、環境保全に関する事業を実施する公益法人として、債券の分野においてもエンゲージメントを拡げることが日本のサステナブルファイナンスにとって重要であると考え、発行体とのエンゲージメントを積極的に推進しています。*3
 

実施年月 発行体/主な対話内容
2021年12月 長野県/気候変動がもたらす自然災害の激甚化及びその対策について
2021年  9月 川崎市/川崎市の脱炭素戦略である「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」について
2021年  3月 独立行政法人国際協力機構(JICA)/「開発途上国を中心とした海外における自動車リサイクルのインフラ構築」という国際貢献に向けた事業協働について
2020年11月 東日本高速道路株式会社(NEXCO 東日本)/「切迫する巨大地震・津波や激甚化する気象災害へのリスク軽減」という社会的意義について
2020年 7月 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)/運輸部門が占める CO2 の排出量及びその削減努力について

*2 JARCのESG投資の方針     https://www.jarc.or.jp/automobile/designated-corp/fund/esg/
*3 発行体とのエンゲージメント https://www.jarc.or.jp/automobile/designated-corp/fund/engagement/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。