元トヨタエンジニアが率いるリーンモビリティ、Pre-Aラウンドで累計約8億円を追加調達。都市型EV「Lean3」の市場投入と、自動運転・MaaSを見据えた次世代モビリティ事業を加速。

高度な車体制御とデータ基盤「LeanX」を強みに、車両販売にとどまらない「Mobility Lifetime Value」の実現へ。環境省所管の官民ファンドである株式会社脱炭素化支援機構が新規出資。

Lean Mobility株式会社のプレスリリース

リーンモビリティ株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:谷中壯弘。以下、リーンモビリティ)は、都市型小型モビリティ「Lean3」の量産体制構築と国内外での事業展開を目的とするPre-Aラウンドにおいて、株式会社脱炭素化支援機構(JICN)からの新規出資、およびリードインベスターであるTech Sphere Investments(TSI)からの追加出資を受け、本ラウンドの累計調達額が約8億円に達したことをお知らせします。

「Lean3」は、全長2,470mm×全幅970mmと一般的なクルマの約3分の1のサイズに、エアコンを標準装備した快適な室内と、車体を傾けて旋回する独自の制御技術を両立した都市型EVです。台湾で先行予約を開始し、日本でも「東京オートサロン2026」でオートバックスのブースに市販車を公開するなど、市場投入に向けた取り組みを進めています。リーンモビリティは、この高度な車体制御技術が中長期的には自動運転の実現に最適化された車体になると見込み、走行データを活用するプラットフォーム「LeanX」とあわせ、車両販売にとどまらない次世代モビリティ事業を目指しています。

本件Pre-Aラウンドは、2025年10月に公表済みのPre-Aラウンドの追加調達にあたります。今回、環境省所管の官民ファンドである株式会社脱炭素化支援機構(JICN)からの出資および、既存リードインベスターであるTech Sphere Investmentsによる追加出資を受け、本ラウンドの累計調達額は約8億円に達しました。

グリーン領域での評価

JICN(英語名称:Japan Green Investment Corp. for Carbon Neutrality)は、資本金等約650億円規模の環境省所管の官民ファンドであり、脱炭素・カーボンニュートラルに資する事業へ資金供給を行っています。リーンモビリティは、超小型EV「Lean3」の普及を通じて運輸部門の温室効果ガス(GHG)削減と幅広いセクターにおける移動の効率化や駐車スペースの有効活用に貢献する事業として評価され、今回の支援決定に至りました。

Lean3は完全電動で走行時にCO2を排出しないことから、ガソリン車と比べて走行時のCO2排出量の大幅な削減が見込まれます。さらに、近距離・ラストワンマイル用途において軽自動車などのセカンドカーと比較して、用途に見合ったサイズ・コストで完全電動を実現することで、移動における化石燃料消費の抑制と、運輸部門の脱炭素への貢献が期待されます。

資金使途

  • 量産計画の加速(台南工場における量産ラインの立ち上げ)

  • 日本・台湾における市販車の販売・サービス体制の強化

  • 新市場の開拓

  • 開発・人材採用の加速

コメント

リーンモビリティ 代表取締役社長 谷中壯弘

「環境省所管の官民ファンドであるJICN、そしてリードインベスターのTSIをはじめとする国内外の投資家から本ラウンドでご支援をいただけたことは、『効率的で無駄のないサイズと機能をもつモビリティが豊かな生活につながる』という私たちのビジョンへの信認だと受け止めています。市販車の投入に向けた量産体制の構築を進めるとともに、将来の自動運転やデータプラットフォーム「LeanX」を見据えた次世代モビリティ事業づくりを一段と加速してまいります。」

Tech Sphere Investments 董事長 楊涵淳

「Lean Mobilityと谷中氏は約20年にわたる技術蓄積とコア特許を有し、車体姿勢制御および動的制御分野において独自の優位性を確立しています。Lean3は単なる都市型移動手段にとどまらず、将来のMaaSおよびrobotaxiの中核プラットフォームとなることが期待されています。資本規模650億円の環境省所管の官民ファンド(JICN)とともに出資し、Lean Mobilityの量産および市場展開を共同で支援できることを大変嬉しく思います。」

株式会社脱炭素化支援機構(JICN) 取締役専務執行役員CIO 上田嘉紀

「リーンモビリティの超小型EV『Lean3』は、運輸部門の温室効果ガス削減に資するとともに、日本の製造業で培われた技術を活かした新たな産業の創出が期待されます。高度な車体制御による自動運転への展開も含め、脱炭素と持続可能な都市交通の両立に向けた同社の取り組みを支援してまいります。」

初号機「Lean3」について

Lean3は、トヨタ自動車のi-ROADおよびC+podの開発を手がけた谷中壯弘がスピンアウトして開発した、全長2,470mm×全幅約970mmの超小型電動三輪モビリティです。前2輪操舵・後1輪駆動の3輪構造を採用し、独自の車体制御システム「Active Lean System/アクティブ・リーン・システム」により、旋回時や荒れた路面でも車体姿勢を最適に保ち、三輪ながら高い走行安定性を実現します。

最高速度60km/h、航続距離約100km(WLTCモード)、エアコンを標準装備し、家庭用電源での充電に対応。普通自動車免許で運転可能で車検も不要(ミニカー規格)です。

台南工場での量産ラインの立ち上げを進めるとともに、日本市場への市販車投入に向けた準備を進めています。あわせて、車両から収集した走行データを統合プラットフォーム「LeanX」に集約し、充電サービス、OTA(無線ソフトウェア更新)、駐車シェアリング、中古車販売などのサービス展開を計画しています。

将来の事業展開について

リーンモビリティは、Lean3の車体姿勢をソフトウェアで制御する設計を強みに、中長期的には自動運転の実現に最適化された車体としての進化を見込んでいます。走行データを活用するプラットフォーム「LeanX」を通じて、料金最適化やOTAによる機能向上を進め、利用価値を起点とした「Mobility Lifetime Value」モデルへと発展させることで、都市交通のMaaS化や将来のロボタクシー運用までを視野に入れた次世代モビリティ事業の構築を目指します。

会社概要

名称:リーンモビリティ株式会社(Lean Mobility)

所在地:愛知県豊田市

代表者:代表取締役社長 谷中壯弘

設立:2022年創業(日台連合)/2025年 日本本社設立

事業内容:都市型小型EV「Lean3」の開発・製造・販売、LeanXサービス事業

理念:Drive Lean, Live Life

URL:https://leanmobility.net/

【本リリースに関するお問い合わせ】

リーンモビリティ株式会社 広報・IR担当:佐竹(hirosatake@leanmobility.net)

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