株式会社ヴァレオジャパンのプレスリリース
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ヴァレオ・スマート・セーフティ360 (VSS360) に高速道路向けナビゲーション・オン・オートパイロット (NOA) が加わり、ハイエンドな自動運転機能をマスマーケットへ提供
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ヴァレオ・スマート・セーフティ360は、高性能でコストを最適化したスケーラブルなプラットフォームを提供することで、レベル2の自律走行を普及へ
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システムは360°全周をカバーし、高速道路と自動車専用道路の全走行サイクルに対応
オートチャイナ2026において、ヴァレオは ヴァレオ・スマート・セーフティ360 (VSS360) の大幅な機能拡張を発表しました 。これは、スマート・フロントカメラを他のADAS(先進運転支援システム)センサーの中央コンピューティングとして使用することで、個別の電子制御ユニット (ECU)の削減を可能にするスケーラブルなシステムです。このコスト最適化されたADASソリューションは、既存の車両アーキテクチャに容易に統合することができ、クラス最高の走行性能とセンサーフュージョンを提供します。
アップグレードされた ヴァレオ・スマート・セーフティ360 は、高速道路でのナビゲーション・オン・オートパイロット (NOA) をサポートし、ハイエンドな自動運転機能をマスマーケットにもたらします。このソリューションは、中国の主要自動車メーカー向けに2025年10月から量産されています。
ヴァレオ・ブレイン・ディビジョンCEOのマーク・ブレコーは次のように述べています。「ヴァレオはADASシステムの世界的なリーダーであり、私たちのチームは最高の技術を開発し、それをすべての人にとって手頃な価格にすることに尽力しています。私たちのソリューションに高速道路でのナビゲーション・オン・オートパイロットを加えることで、道路交通の安全性向上とすべての人にとってより快適なドライブに貢献する、価値の高いマスマーケット向けソリューションを提供します。」
ハイエンドの安全機能をエントリークラスの車両へ
高速道路でのナビゲーション・オン・オートパイロット (NOA) を ヴァレオ・スマート・セーフティ360ソリューションに統合することで、ヴァレオはドライバーの監視下で車両がナビゲーションルートに沿って自律的に走行できるハイレベルな運転支援機能を提供します。
このシステムは、安全性、規制遵守とドライバーの快適性を優先した、ハンズオンの運転体験を提供するよう設計されています。この開発には、成熟したコンピュータービジョンの基盤と高度に柔軟なシステムアーキテクチャが活用されており、信頼性と拡張性を担保しています。
従来のアダプティブ・クルーズ・コントロール (ACC) が単に速度を維持するだけであるのに対し、NOA搭載車両は、遅い車両を追い越すための自動車線変更、高速道路のジャンクションや分岐での走行、地図データや交通の流れに基づいた速度調整を自動的に行うことができます。
ヴァレオ・スマート・セーフティ360を専用のパーキングECUと組み合わせることで、このプラットフォームはレベル2の自律走行の普及を加速させます。よりシンプルなアーキテクチャをベースにすることで、高級車限定の機能から、あらゆる市場セグメントで利用可能な標準機能にすることができます。
360°全周のカバレッジを実現
NOA搭載のヴァレオ・スマート・セーフティ360ソリューションは、フロント、サラウンド、リアのカメラと、フロントおよびコーナーのレーダー、さらに超音波センサーを統合したセンサー一式により、360°全周をカバーできるようになり、複雑な高速道路や都市部の自動車専用道路でのナビゲーションを実現します 。
高速道路と自動車専用道路の全走行サイクルに対応
NOAシステムは、その精密な認識力と強固なコンピューティングにより、高速道路と自動車専用道路の全走行サイクルを処理するように設計された5つの主要な運用モジュールへと変換します。まず「シングルレーン・ドライビング」は、定常走行、追従走行と、最終通過地点を明確に特定した上での完全停止を制御します。
このシステムはさらに、合流や分岐時のスムーズな走行ラインを導きだすことで高速道路の乗り降りの操作を習得しています。一方、レーンチェンジ機能は、ドライバーのコマンドかシステムからの提案により、周囲の交通状況を確認して安全な車間距離を確保した後にのみ、自動操縦を実行します。
これらは、法的制限速度、カーブでの調整、ナビゲーションの目的地をバランスよく考慮して最適な車速を動的に算出するインテリジェント・スピード・コントロールによって補完されます。そして、工事区間のパイロンを安全に回避したり停止したりできるようにする「スマート・アボイダンス」を備えることでこのシステムは完結します。
すべての人にハイエンドの自動化を
厳格な規制が新たに施行されたことに伴い、自動車メーカーはエントリークラスの車両の価格を上げることなく、ハイレベルな安全機能を提供するという新たな課題に直面しています。
従来、高度なADASはプレミアムモデルのみに搭載されてきました。ヴァレオ・スマート・セーフティ360は、マスマーケットと新興市場向けに特別に設計された高性能システムを提供することで、この構図を変えます。
ヴァレオ・スマート・セーフティ360を採用することで、カーメーカーは車両アーキテクチャへの影響を限定的に抑えつつ、個別のECUを削減し、開発プロセスをシンプルにし、市場投入までの期間を短縮し、コストの最適化を図ることができます。この「ワンストップショップ」のアプローチは、センサー、ソフトウェア・インテリジェンスと、エンジニアリング・サービスを組み合わせた包括的で統合されたソリューションを提供し、単一のプラットフォーム上で基本的な安全機能からレベル2の自動化まで拡張することを可能にします。

ヴァレオについて
ヴァレオは、世界中の自動車およびテクノロジーパートナー向けに革新的なソリューションとシステムを創造する、世界をリードするテクノロジー企業です 。ヴァレオは、パワー・ディビジョン、ブレイン・ディビジョン、ライト・ディビジョンと、アフターマーケットとニューモビリティ向けの拡張サービス・パートナーであるヴァレオサービスで構成されています 。ヴァレオは、モビリティをより安全に、より持続可能に、そしてすべての人に手が届くものにすることにコミットしています 。グループは、より電動化が進み、より安全で、ソフトウェア・ディファインドとなる「未来のクルマ」を形作る上で重要な役割を果たしています 。ヴァレオは、グローバルな生産拠点と、電動化、先進運転支援システム、ライティング、ソフトウェアにおける技術的リーダーシップを活かして、1台あたりの付加価値のシェアを高めています 。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。
数字で見るヴァレオ:2025年の売上高209億ユーロ |2026年2月26日時点で、約100,000名の従業員を擁し、29カ国で149カ所の工場、59カ所の研究開発センター、19カ所の物流プラットフォームを構えています。

