LEXUSに所縁のある2名のアーティスト作品を展⽰
トヨタ自動車株式会社のプレスリリース
『Craft × Tech』は、⼯芸の美しい素材や技法を、歴史と未来の両⾯から⾒つめ、新しく特別なアート作品へ
と昇華させることで、数百年にもわたる伝統⼯芸の歴史に新しい発⾒をもたらすことを⽬指した取り組みです。
次世代のクリエイターを⽀援・育成する国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD」の第1回
グランプリ受賞者である吉本英樹⽒が⽴ち上げました。
この『Craft × Tech』の取組みは、⽇本のクラフトマンシップとデザイン・テクノロジーとの融合により、新
たな未来を切り拓く挑戦を続けるLEXUSの姿勢と共鳴することから、今回の展⽰が実現いたしました。
本展⽰では、東北地⽅の⼯芸産地とクリエイターとのコラボレーションにより⽣まれた2作品を展⽰します。1
つは吉本英樹⽒⾃らが⼿掛ける、福島県会津本郷焼とコラボレーションした「Rain」。もう1つは「LEXUS
DESIGN AWARD」でメンターを務めたSabine Marcelis ⽒が⼿掛ける、秋⽥県川連漆器とコラボレーションし
た「Yōkan」です。両コラボレーション作品の元となる⼯芸品、会津本郷焼と川連漆器も併せて展⽰いたします。
また、会場内にて上映する映像は、デザイナーが⼯芸職⼈の⼯房を訪れてコラボレーションを実現していく様
⼦を映し、それぞれの作品⾃体の美しさと併せ、『Craft × Tech』の取り組みの背景や物語も感じていただけま
す。
INTERSECTは2013年の開業時より、“都市とつながり、⼈と⼈、⼈とクルマが交わる”というテーマを掲げ、
⾷やデザイン、アート、テクノロジーなどとの新たな出会いをお客様に届けて参りました。伝統的な職⼈技術
と最先端のテクノロジーが融合した唯⼀無⼆のアート作品を通して、感性を刺激する新たな出会いをぜひお楽
しみください。
【イベント/展⽰作品概要】
名称:『Craft × Tech Tohoku Project展』
会期: 2024年11⽉27⽇(⽔)〜
会場: INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO 1F GARAGE
URL:https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/crafttech.html
『Craft × Tech Tohoku Project展』アーティスト・プロフィール/展⽰作品
吉本 英樹(Tangent)
デザイナー、クリエイティブディレクター。東京⼤学先端科学技術研究センター特任准教授。1985年和歌⼭県⽣まれ。2010年東京⼤学⼤学院航空宇宙⼯学専攻修⼠課程、2016年英ロイヤル・カレッジ・オブ・アートIDE 専攻博⼠課程修了(デザイン⼯学博⼠)。2015年ロンドンにてデザインスタジオTangentを設⽴。2020年東京⼤学・先端科学技術研究センターにて先端アートデザイン分野を共同設⽴し、ロンドンと東京をベースにさらに活動の幅を広げる。デザインとエンジニアリングの発展的な融合
を得意とし、世界的なラグジュアリーブランドに多くのデザインやコンセプトを提供するほか、テクノロジー起点の新規事業開発から、街づくりに関わるまで、幅広い領域において活躍する。近年では、⽇本の伝統⼯芸と先端技術を繋ぐ国際的なイニシアティブ「Craft x Tech」を創⽴し、また個⼈としても、伝統⼯芸とのコラボレーションによるアート作品を積極的に発表するなど、⽇本⽂化の進化・継承にも取り組んでいる。主な作品に、MilanDesign Week 2024で発表したLEXUSのためのインスタレーション『Beyond the Horizon』(2024)、種⼦島宇宙芸術祭のための巨⼤な壁⾯アート『Orb』(2023)、伝統的な⾦沢箔と最先端レーザー加⼯技術を融合したアート『Dawn』(2023)、国際⾼級時計サロンSIHH(Salon International de la Haute Horlogerie)でのHermèsパビリオンのインタレーション『Here』(2019)、Wonderglassから発表されたガラス彫刻『Rise』(2017)、世界最⼤の⾼層タワーBurj Khalifa のファサードのためのアニメーション『Ascension』(2016)、⾵に揺れる稲穂から着想を得た照明『Inaho』(2013)など。⽇本⼈⼯知能学会全国⼤会優秀賞、IPA 未踏ソフトウェア事業スーパークリエーター認定、和歌⼭県⽂化奨励賞、Lexus Design Award、Red Dot Design Concept Best of theBestなど、デザインと⼯学の両分野での受賞多数。
『Rain』 会津本郷焼 x 吉本英樹
東北最古の窯場といわれる会津本郷焼の陶器を、モノリスのような造形に埋め込んだフロアライト。⼤判の陶板を、降り頻る⾬を思わせる様な独特の釉薬の表情をそのまま⽣かし、焼成した。⼿作り、かつ焼成後に縮みや反りが⽣じる陶器を、異種素材と組み合わせるために、焼き上がった陶板をスキャンしてデジタルデータとして取り込み、それに合わせて樹脂と⾦属素材を切削加⼯することで、この構成を実現した。
サビーヌ・マルセリス(Sabine Marcelis)
ロッテルダムを拠点に活動しているオランダ出⾝のデザイナー。2011年にデザインアカデミーアイントホーフェンを卒業したマルセリス⽒は、プロダクト、インスタレーション、空間デザインの分野で、素材性を重視したデザイナーとして活動を開始した。彼⼥の作品は、素材の特性を強調したシンプルなフォルムを特徴とする。マルセリス⽒は他者とコラボレー
ションする際には、⾃⾝の強い美的感覚を発揮し、素材の研究や実験を活かして製造⼯程にも関わることで、斬新な視覚効果を実現している。その取り組みは美術館での展⽰や、クライアントワーク、ファッションハウスとのプロジェクトなど多岐に渡る。権威ある「Wallpaper Design Award」のDesigner of the Year 2020賞、「Elle DecoInternational Design Awards 2019」のYoung Designer of the Year 賞、「GQ Men of
the Year 2019」のInternational Artist of the Year賞を受賞している。
『Yōkan』 川連漆器x Sabine Marcelis
丸みを帯びたボリュームのある2種のテーブルと、なだらかなカーブの稜線が特徴的な壁掛け作品による川連漆器のシリーズ。光と素材の相互作⽤に常にインスピレーションを受けてきたデザイナーらしく、漆の特性を活かし、その表⾯に捉えられた光を巧みに操り、⾒る者をあらゆる⾓度から探求へと誘う。多少のひねりやアクセントを加えつつも、無駄をそぎ落とし本質を残すことで、漆器そのものに焦点を当てた作品。
【Craft × Tech 紹介】
「Craft × Tech」は、⽇本の伝統⼯芸と現代的なテクノロジーを繋ぐ新しい試みです。⼯芸の美しい素材や技
法を、歴史と未来の両⾯から⾒つめ、新しく特別なアート作品へと昇華していきます。伝統⼯芸の各産地と、
世界的に活躍するデザイナー / アーティストによるコラボレーションをプロデュースすることで、時に数百年
という歴史を持つ⼯芸に新しい発⾒をもたらすことを⽬指します。
・オフィシャルサイト : craft-x-tech.com
・Instagram : @craft.x.tech
【INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO 紹介】
「INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO」は、“都市とつながり、⼈と⼈、⼈とクルマが交わる”というテーマのもと、LEXUS が考えるライフスタイルを体験できるブランド発信拠点。
⽇本各地にある素晴らしい⾷やデザイン、アート、テクノロジーなどとの⼼を動かし、感性を刺激する新たな出会いを通じて、⼀⼈ひとりの豊かな時間と⼼を震わす瞬間を創造・発信していきます。
・住所 :東京都港区南⻘⼭4-21-26
・オフィシャルサイト:https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/