~締結式と成果報告を開催。メンバーがデザインしたヘルメットの試作品とイラストパネルをお披露目!~
ノートルダム清心女子大学のプレスリリース
キリスト教精神を基盤としたリベラル・アーツ大学、ノートルダム清心女子大学(岡山市北区、学長:津田葵)は、2024年11月20日(水)にJAF(一般社団法人日本自動車連盟)岡山支部と包括連携協定を締結しました。
両者は2023年度から自転車乗車時のヘルメット着用促進を目的とした交通安全プロジェクトに取り組んでおり、今回の協定はさらなる連携強化を目的としています。
締結式とあわせて成果報告として、ヘルメット試作の公開と、附属幼稚園での音楽演奏と大学生が作成したイラストパネルを用いた交通安全プログラム「JAF交通安全ドレミぐるーぷ公演」を開催しました。
【連携活動の経緯】
JAFでは全国の各支部において、地元企業・団体・学校と連携して地域課題を洗い出し、課題解決の一役を担う活動を展開しています。
岡山支部においては2023年度から、ノートルダム清心女子大学と交通安全に関する連携活動(中・高生に向けた自転車ヘルメット着用促進の髪型カタログ作成)を開始しました。
本学では、地域連携・SDGs推進センターが実施する学部・学科・学年を超えた社会連携活動(「清心コラボ」)として全学から参加者を募集して連携活動を実施しています。
【包括的連携協定締結式開催概要】
日時:11月20日(水)12:20~12:30
会場:ノートルダム清心女子大学(岡山市北区伊福町二丁目16-9)
出席者:
JAF岡山支部:
中川 裕二支部長、吉岡 英樹事務所長、和泉 伸二事業課長、岡山支部・プロジェクトメンバー4名ほか
ノートルダム清心女子大学:
津田 葵学長、豊田 尚吾副学長、濱西栄司地域連携・SDGs推進センター長、「清心コラボ」活動メンバー4名ほか
【協定概要】
包括的な連携のもと安全、教育、産業、まちづくり等の分野において相互に協力し、地方創生に向けた地域社会の持続的な発展に資することを目的とする。
(1) 交通安全および交通安全教育・啓発に関すること。
(2) 地域の産業・観光の振興・発展に関すること。
(3) 地域づくり・まちづくりに関すること。
(4) その他両者が協議して必要と認めること。
2024年11月20日(水)12時20分から締結式が執り行われ、JAF岡山支部 中川裕二支部長とノートルダム清心女子大学 津田葵学長が協定書を取り交わしました。
津田葵学長は「昨年から自転車利用者のヘルメット着用率向上のためにヘアカタログを作成し、清心女子高等学校(姉妹校/倉敷市)と連携してその効果測定も行ってまいりました。
また今年度からは「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」の活動との連携も開始しております。本協定の目的にもございますように、今後ともお互いに連携協力し、地方創生に向けた地域社会の持続的な発展に寄与することができますよう心から念願いたしております。」と述べました。
続けてJAF岡山支部 中川裕二支部長が「大きく変化しながら発展するモビリティ社会にどのような貢献ができるかを問いながら、対話と共創を通じて、自治体と連携した地域振興や、交通安全等の社会課題への取組みを進めています。
大学が有する社会性、専門性、地域性に加え、人材交流から生まれる学生の抱く柔軟な考えを発展させ、本日の連携協定締結により、双方の強みを有効に活用し、様々な分野で協力し、地域の発展と人材の育成に取り組んでまいります。」と述べました。
締結式後、学生とJAF岡山支部プロジェクトメンバーによる活動報告が行われました。
今年度は新たに、学生服メーカーである明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC)がコラボに加わり、かわいい制服とヘルメットの組み合わせを考案したこと、実際にかぶってみたいヘルメットのデザインを考え、同社とヘルメットメーカー加賀産業のご協力により、試作品として形になったことの報告がありました。
その後、ヘルメット試作品がお披露目され、デザインした学生から機能やファッション性など具体的なアイデアのポイントが伝えられました。
締結式の様子(ダイジェスト)を動画でご覧いただけます。
【2024年度活動報告】
学生5名(4学科の2・3年生)がJAF職員とともに、中・高生に向けた自転車ヘルメット着用促進の髪型カタログ第2弾の作成にとりくみ、また他1名がJAF交通安全ドレミぐるーぷ公演に使用するイラストパネルのデザインを行いました。
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中学・高校生向け オシャレと交通安全が両立する髪型・制服コーディネート・自転車用ヘルメット提案について
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明石スクールユニフォームカンパニー、加賀産業様のご厚意により、メンバーがデザインしたヘルメットの試作品を初公開。
かぶりたくなるヘルメットのデザイン
学生がデザインしたヘルメットのこだわりを紹介。ヘルメットの後ろに日除けをつけたり、リボンをつけたりと工夫を凝らしました。
「ヘルメットを着けたいなと思ってくれる方が増えると嬉しい」「リボンをとりはずせるので気分によって変えてもらいたい」という思いをデザインに込めました。
学生の一人は、活動を通して学んだことについて「たくさんの方の力があってこそプロジェクトが成り立っていることを感じます。だからこそ、交通事故を減らしたり、人々に安心安全な暮らしを提供するという大きな目標を成し遂げられるのだと思いました。」と感想を語りました。
ヘルメットのデザインと並行して、ヘルメットをかぶりたくない理由を解決するカタログの作成にも取り組んでいます。カタログは今年度中に完成の予定です。
自転車送迎する保護者と幼児にヘルメット着用を!
同日、同大学附属幼稚園で行われた「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」公演では、学生がデザインしたパネルが使用されました。
自転車乗車中のヘルメット着用努力義務化後も、園への送迎を行なう保護者のヘルメット着用がなかなか進んでいない現状を踏まえて、「自転車に乗ったらヘルメット」を啓発メニューに加えるコンテンツ作成を進めていました。
JAFメンバーの子育て経験や交通安全のノウハウを結集したアイデアを、本学学生が4枚のイラストにまとめました。
学生は「自分事として考えてもらうにはというテーマで考えました。イラストパネルは紙芝居のように使われるのですが、ドレミぐるーぷさんの演奏による効果音もあり印象的でした。」と感想を述べました。
イラストパネルは今後、岡山県内で開催される「JAF交通安全ドレミぐるーぷ公演」において、使用されます。
※「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」はこちらをご覧ください。
https://jaf.or.jp/about-us/csr/traffic-safety-doremi(JAFウェブページ)
参考【2023年度活動報告 オシャレと交通安全が両立する髪型を提案】
岡山支部においては2023年度から、ノートルダム清心女子大学と交通安全に関する連携活動として、中・高生に向けた自転車ヘルメット着用促進の「オシャレと交通安全が両立する髪型提案」を作成しました。YouTube動画(ノートルダム清心女子大学公式アカウント)でもご覧いただけます。
https://youtube.com/playlist?list=PLMU4zHh9no2-O88nUvMi8Bb1vOFsuBnlu&si=Uldp3O6kkN4g4ZxT