V2H「EIBS Va-1(アイビス・ブイエーワン)」の発表およびマルチリンク蓄電システム「EIBS V(アイビス・ブイ)」の出荷開始について

ダイヤモンドエレクトリックホールディングスのプレスリリース

 ダイヤゼブラ電機(ダイヤHD 本社:大阪市、社長:小野 有理)は、東京電力ホールディングス株式会社様(以下「東京電力HD様」)が既報の通り、共同研究したV2H※1「EIBS Va-1(アイビス・ブイエーワン)」を2024年夏に発売いたします。また、同じく東京電力HD様との共同研究製品である、マルチリンク蓄電システム「EIBS V(アイビス・ブイ)」は、2024年5月7日より出荷を開始いたします。
※東京電力HD様リリース https://www.tepco.co.jp/press/release/2024/1667262_8714.html
 

 
1.V2H「EIBS Va-1(アイビス・ブイエーワン)」
 「EIBS Va-1」は、当社の特許技術である、高効率と小型化を両立する絶縁双方向電力変換技術※2(DAB: Dual Active Bridge)を採用しています。既存V2Hの中でも、薄型軽量、省スペースでの設置を実現しています。
 
2.マルチリンク蓄電システム「EIBS V(アイビス・ブイ)」
 「EIBS V(アイビス・ブイ)」は、太陽光発電(以下「PV」)、EVおよび蓄電池を同時に制御する多機能パワーコンディショナ※3と、V2Hユニット、蓄電池ユニットを組み合わせたマルチリンク蓄電システムです。蓄電池ユニットには、従来のリチウムイオン電池に比べ長寿命※4かつ低温性能に優れたチタン酸リチウムイオン電池※5を使用しており、東京電力HD様の安全基準をクリアしています。また、PV、V2H、蓄電池を組み合わせた製品としては初めて、「2023年度省エネ大賞※6-製品・ビジネスモデル部門」で「資源エネルギー庁長官賞(建築分野)」を受賞しています。
 
3.最新の規格に対応
 「EIBS Va-1」、「EIBS V」ともに総務省が推奨する国際規格CISPR11 第6.2版の基準に適合しており、不要電波の発射を抑えています。また、「EIBS V」は低圧蓄電システムの安全要求規格であるJIS C 4412の認証を取得しています。
 当社は、これらの商品を通じて、カーボンニュートラル社会の推進、レジリエンスの強化に貢献して参ります。
 
※1 V2H:
 CHAdeMO方式を採用したVehicle to Home(V2H)を指し、EVへの充電に加え、EVからご家庭へ電気を供給する機器
※2 絶縁双方向電力変換技術:
 直流電圧を所定の電圧から絶縁された別の電圧へ変換し、かつ双方向での電力変換を可能にする技術
※3多機能パワーコンディショナ:
 直流電源としてPV・EV・蓄電池を接続し、ご家庭・自動車の両方向へ電気を供給する機器
※4長寿命:
 20,000回以上の充電・放電に対応(セルの期待寿命からの推計値)
※5チタン酸リチウムイオン電池:
 負極にチタン酸リチウムを採用したリチウムイオン電池
※6 省エネ大賞:
 わが国の産業、業務、運輸各部門における優れた省エネの取り組みや、先進的で高効率な省エネ型製品などを表彰する制度
注)東京電力HD様の「AI最適制御」サービスについては同社プレスリリースをご参照ください。
  https://www.tepco.co.jp/press/release/2024/1667262_8714.html
 
<別紙資料> V2H「EIBS Va-1(アイビス・ブイエーワン)」・マルチリンク蓄電システム「EIBS V(アイビス・ブイ)」の概要
 
今後も当グループは、中長期経営計画【炎のスクラム】に掲げた新ビジョン【車と家を地球環境に資するものづくりでつなぐ】に基づき、公器としてお客様の発展に寄与し社会の豊かさに貢献するべく、挙社一致で連戦猛進して参ります。
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