自動運転EV開発のチューリング、タクシーアプリのS.RIDEと自動運転領域で協業

より実用性・安全性の高い自動運転実現に向け共同で走行データ収集を実施

Turing株式会社のプレスリリース

 完全自動運転車両の開発・販売に取り組むTuring株式会社(東京都品川区、代表取締役:山本 一成、以下「チューリング」)は、タクシーアプリ 「S.RIDE®(エスライド)」を提供するS.RIDE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:橋本洋平、以下「S.RIDE」)と、自動運転領域において協業を開始しました。その第一弾として、同社および大和自動車交通株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:大塚一基、以下「大和自動車交通」)と共同で、自動運転AI開発のための学習用データ収集プロジェクトを実施しました。

  • データ収集プロジェクトの概要

 本プロジェクトでは、S.RIDEがタクシーの実走行車両のセンシングデータを自動運転技術開発に活用することを提案し、チューリングが開発したデータ収集キットを大和自動車交通が運行するタクシー車両に設置しました。そして、2024年1月〜2月にかけて実際の運行業務と並行しながら公道走行データを収集する実証を行いました。今後は、取得したデータの内容や走行環境等の分析を行い、完全自動運転の実現に向けた基盤モデル開発を一層加速していきます。

  • 協業の背景

 チューリングは、カメラから取得したデータをもとにステアリング、ブレーキ、アクセルなど、運転に必要なすべての判断を行うE2E(End-to-End)の自動運転モデル開発を進めています。同開発には人間が運転する膨大な走行データの取得が不可欠となるため、これまで自社単独によるデータ収集で累計10,000時間分の走行データベースを構築してきました。

 今後、より実用性・安全性の高い自動運転を実現するためには、データの量に加えて多様性も重要となります。チューリングは、時間帯や気象条件、住宅街等の複雑な道路環境や地域特性を含むさまざまなデータの効率的な収集などにおいてS.RIDEとの中長期的な連携を深めながら、完全自動運転の実現を目指していきます。

<参考プレスリリース>

チューリング社、国内最大規模となる画像・走行データベース構築に着手

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000098132.html

  • Turing株式会社

    チューリングは、「We Overtake Tesla」をミッションにかかげ、完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップです。世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究し、Ph.D.を取得した⻘⽊俊介によって2021年に共同創業され、AI深層学習技術を⽤いた限定領域に留まらない「完全自動運転」の実現を目指しています。

    会社名                   :Turing株式会社(読み:チューリング、英語表記:Turing Inc.)

    所在地                   :東京都品川区大崎1丁目11−2 ゲートシティ大崎 イーストタワー4階

    代表者                   :代表取締役 ⼭本⼀成

    設⽴                      :2021年8⽉

    事業内容                :完全自動運転EVの開発・製造

    URL                      :https://www.turing-motors.com

  • 大和自動車交通株式会社

    会社名                   :大和自動車交通株式会社

    住所                      :東京都江東区猿江2-16-31

    設立                      :1939年9月13日

    代表者                   :大塚 一基

    H P                       :https://www.daiwaj.com/index.html 

  • 採⽤情報

チューリングは完全⾃動運転システム・EV⾞両を⼀緒につくる仲間を積極的に募集しています。

採⽤ページ:https://www.turing-motors.com/jobs

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