業界初、135℃保証を大容量タイプで実現した「車載用導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ」を製品化

パナソニックグループのプレスリリース

パナソニック インダストリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員・CEO:坂本 真治)は、ハイブリッド車や電気自動車などのxEV(電動車)用ECU(電子制御ユニット)[1]に搭載される「導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ」において、業界で初めて、135℃保証を大容量タイプで実現した「ZLシリーズ」を製品化しました。2024年2月より量産を開始します。

大容量・大電流という特長を有した「導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ」は、ECU電源回路の電流ノイズ低減と回路電圧の安定化を行う役割を持ち、自動車1台あたり100個以上使用される、車の電動化・高度電子化に欠かせないキーデバイスです。近年、車の電動化や自動運転の進展によりECUの搭載数と消費電力の増加が加速しています。特に、ADAS[2]やEPS(電動パワーステアリング)[3]・自動ブレーキなどの用途では、安全性向上のために同一回路を2回路搭載する冗長設計が求められ、コンデンサの使用数は一層増加する傾向です。一方、車体の設置スペースは限られており、ECUには大電流処理を小形で実現することが求められ、ECU内の発熱量が増加します。そのため、コンデンサに対しても、これまで以上の高耐熱対応と大容量化による小形化の両立が求められています。

当社は、2012年に「導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ」の量産を開始し、リーディングカンパニーとして業界初の製品を創出してきました。このほど、独自の電解液技術と高精度電極箔巻取り技術をさらに進化させ、業界で初めて135℃保証を大容量タイプで実現した「ZLシリーズ」を製品化しました。主要5サイズをラインアップし、熱対策による回路設計の制限抑制と当社既存標準品(ZCシリーズ)から容量を変えずに1ランク小型化を実現します。

当社は、独自のデバイステクノロジーで電動車の高性能化・信頼性向上に寄与するとともに、燃費向上にもつながる機器の軽量化や使用部材の削減による環境負荷低減に貢献していきます。

<特長>

1. 当社独自の新電解液技術により、業界で初めて(※1)135℃保証を大容量タイプ(※2)で実現

2. 車載用途の主要5サイズで業界最高レベル(※2)の大容量化を実現

3. 実装面積の省スペース化が図れ、ECUの小型化や使用部材の削減による環境負荷低減に貢献

※1 2024年2月28日現在、導電性高分子ハイブリッドアルミコンデンサの車載用主要5サイズ(ø5×5.8~ø10×10.2)における業界最高レベルの大容量品で135℃ 4,000時間保証(ø5、ø6は135℃ 2,000時間保証)を実現(当社調べ)

※2 2024年2月28日現在、導電性高分子ハイブリッドアルミコンデンサの車載用主要5サイズ(ø5×5.8~ø10×10.2)における業界最高レベルの大容量モデル(当社調べ)

全文は以下プレスリリースをご覧ください。

▼[プレスリリース]業界初、135℃保証を大容量タイプで実現した

「車載用導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ」を製品化(2024年2月28日)

https://news.panasonic.com/jp/press/jn240228-1

<関連情報>

・商品お問い合わせ

https://industrial.panasonic.com/cuif/jp/contact-us?field_contact_group=2152&field_contact_lineup=733

・商品の詳細情報

https://industrial.panasonic.com/jp/products-cap/polymer-capacitors/hybrid-aluminum/ZLseries-pr

・パナソニック インダストリー株式会社

https://www.panasonic.com/jp/industry

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