～車載VSOCセンサーと独自の脅威インテリジェンスの統合により攻撃経路を文脈化～
VicOne Inc.のプレスリリース
この新しいソリューションは、VicOneの車載VSOCセンサーと統合され、独自の大規模言語モデリング（LLM）アプローチを活用して、VSOCチームをサポートするためにカスタマイズされたレポートを提供します。
xNexusは、製品セキュリティインシデント対応チーム（PSIRT）やエンジニアリングチームに、さまざまな利害関係者のニーズに基づいて、実用的で文脈化された攻撃インテリジェンスを提供することができます。
新しいVicOneソリューションが提供する機能は、脅威の調査を加速し、攻撃への確実な対応を可能にし、不可解な誤報を追う負担を効果的に軽減します。
現在のVSOCプラットフォームは、AIを活用した検知のみに大きく依存しており、疑わしい異常のすべてに対しアラートを発してしまうため、その中には脅威とは無関係な誤報も多数含まれてしまっているのが現状です。
また、一般的なログコレクターは、実用的な対応策を欠いた使い物にならないセキュリティログを生成することも多い状況です。
これに対しxNexusは、VSOCセンサーとVicOne独自の文脈化された自動車脅威インテリジェンスを組み合わせることで、攻撃経路（ハッカーやその他の行為者が車両システム、車両ネットワーク、機密情報への不正アクセスに使用する可能性のある一連の手順や手法）に文脈を提供することが可能です。この相乗効果により、不可解な誤報を追う負担が軽減され、VSOCアナリストは脅威インテリジェンスを活用し、既存のビジネスプロセスと融合させることで、それに応じて行動し、効果的なリスク修復を行うことができるようになります。
またxNexusは攻撃経路をわかりやすく説明するため、VSOCチームはより効果的に、自信を持って攻撃の発生源を追跡し、影響を受ける地域を特定し、最終的な標的を見極め、事前対策を短時間で実施することができます。
これにより、学習曲線が短縮され、VSOCチームはワンクリックで、実際のインシデントを素早く洞察し、攻撃への近接性をグローバルに評価し、攻撃ベクトル、経路、戦術、技術、手順（TTP）などの重要な要素に関する詳細情報にアクセスし、自動車サイバーセキュリティに関する包括的な洞察を得ることができます。
xNexusの詳細については以下をご参照ください。
https://www.vicone.com/jp/products/xnexus
■VicOne CEO：マックス・チェン コメント
「クラウドベースのVSOCは、ダイナミックなサイバーセキュリティ要件と法規制による圧力に対処するための自動車業界における従来のアプローチとなっているが、このようなアプローチは、現在出現しつつある脅威の状況には不十分です。VSOCチームは、クラウドを超え、車載コンポーネントやインフラ全体にわたる攻撃経路を理解し、分析できなければなりません。当社の新しいxNexusソリューションは、文脈に沿った洞察を提供し、疑わしい異常から悪意のある攻撃を識別し、SDV（ソフトウェア・ディファインド・ビークル）の新しい世界における強固な保護を確保するために特別に設計されています。xNexusは、自動車VSOCチームがサイバーセキュリティイベントの “インデックス・ケース “を効果的に発見するために役立ちます。」
■VicOneについて
VicOneは、未来の自動車を守るというビジョンを持ち、自動車産業向けに幅広いサイバーセキュリティソフトウェアやサービスを提供しています。自動車メーカーの厳しい要求に応えるために開発されたVicOneの各ソリューションは、現代の車両が必要とする高度なセキュリティニーズにマッチし、セキュリティを確保、スケーリングするように設計されています。VicOneは、トレンドマイクロの子会社であり、トレンドマイクロが30年以上にわたって培ってきたサイバーセキュリティ技術をベースにしています。これにより、類まれな自動車の保護と深いセキュリティへの洞察を提供し、お客様が安全でスマートな車両を開発できるよう支援しています。
【日本法人名】VicOne株式会社（英語名：VicOne Corporation）
【グローバル代表】CEO マックス・チェン
【日本法人役員】会長 マヘンドラ ネギ、 マックス チェン等
【設立日（台湾）】2022年6月
【設立日（日本）】2023年6月（登記月）
【従業員数（グローバル）】約100名
【本社所在地】日本、東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー
【事業内容】自動車向けサイバーセキュリテ
