【新技術】人やクルマの動きを広範囲・正確に把握・可視化、予測へ繋げる移動体検知システム「ILLUMIERE ™」を開発

株式会社小糸製作所のプレスリリース

　株式会社小糸製作所（本社：東京都品川区、社長：加藤充明）は、赤外線レーザー光で対象物までの距離や方向などの位置情報を測定するセンサ「LiDAR」を活用した移動体検知システム「ILLUMIERE™(イルミエル™）」を開発「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」で初公開します。

　イルミエル™は、屋内外に設置したLiDARモジュールで周囲の移動体の位置情報を点群データとして取得、制御ユニットで複数の人やクルマとして分類し、その動きを把握するシステムです。LiDARを活用することで、カメラを使った検知と異なり、「プライバシーに配慮」しながら、人やクルマなどの位置情報を「広範囲・正確」に捉えることができ、商業施設などでの人流や混雑状況の把握、駐車場の空き状況の把握などが可能になります。

　また、検知した情報を蓄積・分析し、人やクルマの動きの予測を可能にします。交通事故の防止や渋滞緩和など、さまざまなシーンへの活用が可能になり、移動における利便性だけでなく、安全・安心を実現します。

　小糸製作所は、「KOITO VISION ～人と地球の未来を照らす～」の実現に向け、安全・安心な次世代モビリティ社会に貢献するLiDAR を、自動車照明器事業に次ぐ事業の柱へと成長させるべく車載用だけでなく、インフラとの協調をはじめとするさまざまなモビリティ分野への活用を目指してまいります。