進化した自動消火システムCabinex-EWTⅡが登場

初田製作所のプレスリリース

                                      2023年 6月8日
                                      
 
株式会社初田製作所(本社:大阪府枚方市 社長:初田 和弘)は、このたび、Cabinex-EWTの後継機種となるCabinex-EWTⅡを新規開発させていただきました。
2023年9月1日より、「Cabinex(キャビネックス)-EWTⅡ」の商品名で、各国のディーラー様を通じて発売を開始させていただき、半導体・液晶製造工場施設・国内外工場向けに今後も益々高まる火災抑制・防災対策に貢献いたします。
 
販売開始に先駆け
2023年6月15日(木)~18日(日)東京ビッグサイトで開催される 
 
「東京国際消防防災展2023」        
 
にて実機展示出展させていただきます。(東 6ホール 小間番号6-19)
 
1.課題・背景
(1)株式会社初田製作所は1902年 京都市河原町三条からスタートさせていただき、皆様のお力添え   
 のおかげを持ちまして、本年120周年を迎えることが出来ました。
 又、本日発表のCabinex(キャビネックス)シリーズは、発売開始40周年を迎えます。
 現在まで各種工場で活躍される、多くの産業機械向けに、火災リスク低減の自動消火システムとして、
 ご愛顧いただいております。
 
(2)昨今のパンデミックによる経済活動の抑制やサプライチェーンの混乱、情報関連市場の急拡大も相俟
 って、世界的な半導体不足を引き起こしており、現在も幅広い業界に多大なる影響を及ぼしております。
 対策も含め、国内をはじめ、世界的にも半導体製造工場の建設発表も増加傾向にあり、世界市場に向け、
 安定的半導体供給体制はもとより、火災事故のリスク低減が喫緊の課題となっております。
 
2.「Cabinex(キャビネックス)-EWTⅡ」の特長について
(1)従来機種との上位互換を目指しました
 ①操作性・外観、配線を含め、従来機種と互換性を維持させました。
  実際に操作される、オペレータの方々は、これまで通りの操作方法で安全を維持でき、
  新たな業務負担を軽減いたします。
 
 ②従来機種の老朽化等に伴い、リニューアルや機器交換が必要になった場面でも、レイアウト変更や設置 
 スペースの確保等の問題を最小限に解決し、従来のCabinex(キャビネックス)-EWTから新開発機種へ 
 の交換作業を行うことが可能です。
 
(2)システムとの連携を実現
 ①DX化が進む中、従来機種は、制御盤の表示や接点信号のみで、リアルタイムに自動消火システムの
 状態監視が出来ませんでした。
 新開発機種Cabinex(キャビネックス)-EWTⅡでは、Modbus/TCPを搭載することにより、製造工場内
 監視システムに、自動消火システムの現状監視が可能となりました。
 それにより、遠隔でも製造装置内の異常を捉え、迅速に適切な対応が可能です。
 
(3)設置台数の削減
 ①新型Cabinex(キャビネックス)-EWTⅡでは、従来機種と比較し、センサー等従来の約3倍の台数が
 接続・監視可能となりました。
 監視対象となる、産業機械の小型スペース化、多区画化に対応いたしました。
 
(4)被害の最小化
 ①従来は、製造装置本体や別置ユニット等含め、火災発生時は、放出ノズル設置の消火対象エリアに、
 消火剤を放出しておりました。
 新型Cabinex(キャビネックス)-EWTⅡでは、
 別置のユニットを別区画として設定が可能となりました。
 その為実際の火災が起きた場合、延焼リスクのない別置ユニットには、消火剤は放出されず、ダウン
タイムを削減することに貢献いたします。
          
                     ※QRコードはデンソーウェーブの登録商標です 
                            
                                           以  上
                              
 
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