株式会社ユタカ技研のプレスリリース
【ユタカ技研の次世代小型モビリティ向け汎用フレームについて】
当社では、環境問題等の対策として今後需要が拡大すると見込まれる小型EVなどの次世代小型モビリティ向けに、設計や組立のコストを大幅に削減することができる汎用フレームを開発しました。
従来の車体フレームは、クルマのモデルごとに専用の設計や製造設備が必要です。そのため、製造台数が少ない小型モビリティでは、1台当たりの設計費用や製造費用が高くなり、このことが低価格化を目指すにあたっての課題となっています。また、設計や製造に係る初期投資は、新たにモビリティ事業に参入する事業者にとっては負担が大きく、これらも小型モビリティの普及の障壁になっています。
このような背景から、当社では、次世代小型モビリティ向けの汎用フレームを開発しました。本製品は、当社が独自開発した簡易結合技術を用いることで、溶接等を使用せず簡単に標準部品を連結してさまざまな形状のフレームを組み立てることができ、車体の設計や組立に係る費用と時間を削減することができます。
当社は、今後さらなる製品・サービスの改良を進め、本製品が小型モビリティ用フレームのスタンダードとなるよう、一層の普及を目指してまいります。
【E3Mobility社と「E3Charger プロトタイプモデル」について】
E3Mobility社は、「再エネで走る電気自動車をすべての人に」をミッションに掲げる、2021年創業の再エネ×EVスタートアップです。
「E3Charger プロトタイプモデル」は、再⽣可能エネルギー100%の電⼒で電気⾃動⾞に充電するシステムとなります。
太陽光発電設備とEV充電器を持ち、かつ、⾞輪によって移動が可能です。
これにより、⼯事費を抑え、即時設置可能で、既存設備の制約を⼀切受けません。
さらに、停電などの⾮常時にも電源を利⽤することが可能です。
(株式会社E3Mobility Webサイト:https://e3mobility.jp/)
【E3Mobility社の当社フレーム採用の背景と経緯】
E3Mobility社では、「E3Charger プロトタイプモデル」の開発にあたり、自由度の高いレイアウトと強度を実現可能なフレームを必要としており、当社が開発したフレームの以下の特徴に魅力を感じていただき、今回の採用に至りました。
①シンプルな部品構造により、簡単設計/簡単組立を実現し、イメージを直ぐに具現化できる
②フレーム製作に必要な初期投資(設備費、金型費、治具費)を大幅に抑えられる
③振動に対する締結力に関し、通常のボルト締結に比べ、当社フレームの締結構造はゆるみ耐性に優れている
なお、当社は単にフレームの提供だけでなく、「E3Charger プロトタイプモデル」の設計・組立の支援もしております。
【ユタカ技研について】
当社は、プレス技術及び溶接技術などのコア技術を活かし、各種自動車部品の開発・製造を行うグローバル企業であり、主に車載モーター部品、排気システム、トルクコンバータ、ブレーキディスク等を製造しています。近年は新たに、電動車向け製品のほか、次世代モビリティ領域をはじめ、今後の市場成長や技術革新、社会課題解決に関連する様々な領域において、新たな事業の創出に取り組んでいます。
今後も当社は、自動車部品で培ったモノづくり技術を強みに、世界的視野に立ち、豊かな創造力で、常にお客様に満足して頂ける魅力ある商品を供給し、より良い未来づくりに邁進してまいります。
(株式会社ユタカ技研Webサイト:https://www.yutakagiken.co.jp)
【取材会のご案内(報道関係者様のみ)】
● 「E3Charger プロトタイプモデル」については、
2023年6月15日(木)に、ユタカ技研及びE3Mobility社による合同取材会を予定しております。
ご関心のある方は、下記よりご連絡ください。
(https://forms.office.com/r/gCfLa4v1Nu)
【お問い合わせ】
● E3Mobility社及び「E3Charger プロトタイプモデル」に関するお問い合わせは、
下記のE3Mobility社宛てのフォームよりご連絡ください。
(https://e3mobility.jp/contact/)
● 当社及び次世代小型モビリティ向けの汎用フレームに関するお問い合わせやご相談は、
下記のフォームよりご連絡ください。
(https://forms.office.com/r/r747utAxzz)
【関連リンク】
● E3Mobility社 プレスリリース