フォルクスワーゲン ドイツ・エムデン工場にて日本向け「ID.4」の生産を立ち上げ

フォルクスワーゲングループジャパン株式会社のプレスリリース

フォルクスワーゲン ジャパン (東京都品川区:ブランドディレクター アンドレア カルカーニ)は、昨年11月に導入したフル電動SUV、「ID.4」の日本向け車両生産を従来のツヴィッカウ工場(ドイツ)からエムデン工場(同)に移管し、本年夏以降順次納車を再開いたします。
グレード構成はエントリーグレードのID.4 Lite(税込希望小売価格5,142,000円)と、上級グレードのID.4 Pro(税込希望小売価格6,488,000円)の2グレード展開となります。新型「ID.4」は昨年11月に「Launch Edition」として日本市場向けの導入記念特別仕様車を発売しました。

新型「ID.4」は昨年11月に「Launch Edition」として日本市場向けの導入記念特別仕様車を発売しました。

導入直後から、お客様からは充実した装備・スペックに加え、競争力の高い価格設定、独自の充電網、信頼できる販売ネットワーク体制などを高く評価いただき、11月時点で全国158拠点のID.4取扱い店舗での「Launch Edition」はすでに完売。現在は取扱い店舗数を217拠点(2023年5月現在)に拡大して標準モデルの受注活動を実施しております。

フォルクスワーゲンでは昨年、全世界で前年比+23.6%となる約33万台の電気自動車を販売しましたが、 欧州だけでも年末時点で約10万台の納車待ち(バックオーダー)と高い需要が続いており、ID.ファミリーの電気自動車の生産体制を増強しております。

昨年日本市場に導入いたしました「ID.4 Launch Edition」は全数MEB(モジュラー・エレクトリックドライブ・ マトリクス、フォルクスワーゲンの電気自動車専用アーキテクチャー)モデルの主要生産拠点であるツヴィッカウ工場 (ドイツ)で生産されましたが、同じドイツ国内で海外向けの輸出港も併設されているエムデン工場にあらたにID.ファミリーのMEBモデル生産ラインが新設されたことを受け、日本向けのID.4の生産を本年より同工場に移管いたしました。これにより日本市場向けの供給を安定させるとともに、ツヴィッカウ工場と同様に自然エネルギーを活用し、実質的なカーボンニュートラル化を実現しているエムデン工場の生産ラインを活用する事で、生産時の環境負荷についても引き続き低く抑えるよう配慮しているものです。

本年より生産の標準モデルはバッテリー容量などは従来の「Launch Edition」と変更はありませんが、制御にかかわるハードウェアおよびソフトウェアの改良により、航続距離を約10%延伸(ID.4 Proの場合、WLTCモードにおける一充電走行距離:561km → 618km)。これに伴い希望小売価格を変更しております。

また、欧州における地政学的リスクなどの要因で不安定な部品供給状態が続いている中、安定した生産を確保するため新車装着タイヤの仕様を追加(従来仕様と混在出荷)したほか、設定ボディカラーの一部変更・追加をあわせて実施しています。

エムデン工場における日本向け車両の生産はすでに順調に立ち上がっており、今後も引き続き安定した車両供給に向けた努力を継続することで、お客様の納車待ち期間を短縮し、年内の納車可能台数を最大化してまいります。

具体的な変更点などにつきましては以下の通りです。

従来「ID.4 Pro Launch Edition」に設定のあったストーンウォッシュドブルーMEは生産終了

画像:エムデン工場にて生産される欧州市場向けID.4

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。