武蔵精密工業株式会社のプレスリリース
4月25日、お客様や報道関係者の皆様向けにムサシのAI技術を披露するイベント『Far beyond industry』を開催しました。イベントは、ムサシとSIXAI 社(本社:イスラエル、CEO:Ran Poliakine、以下 SIXAI)の合弁会社であるMusashi AI 株式会社と634AI社が主となり、ムサシ本社内のMusashi AIラボ内にて実施されました。
イベントでは工場内での初のデモンストレーションも実施し、最新のAI技術で外観検査と自立走行搬送に関して、いかに作業効率化が実現できるかを披露いたしました。今後もムサシ、SIXAI、Musashi AI、634AIで互いに協力し技術改善に努めます。
【Musashi AI 代表取締役 : 村田 宗太】
検査と搬送については、どこの工場でも欠かせないかつ繰り返し行われる作業で、集中力の必要な仕事です。634AIとMusashi AIは検査と搬送の両分野において先進的な技術を有しています。これらの自動化は、従業員の労働時間を改善し、ビジネス全体の効率化を図ることができます。
本イベントで披露したAIロボットプラットフォーム「MAESTRO」、AI外観検査装置は両分野において産業ロボットの大きな進歩を象徴するものとなりました。今後は「MAESTRO」については、634AIと共にアイディアを出し合い技術を進歩させ、本格稼働を目指します。また既に19社から導入実績のあるAI外観検査装置は、グローバルの視点も重視し、更なる拡販を推進します。
【634AI CEO : Anat Kaphan(アナット・カファン)】
634AIのCEOであるAnat Kaphan氏は次のように述べています。
MAESTROは次世代の屋内産業用モビリティを代表しており、多くの顧客を支援することに専念しています。Musashi AIとの新たなコラボレーションにより、MAESTROをワークフローに最適に適合させ、生産性と安全性の向上をして利益を得られることを楽しみにしています。
当社のエンジニアの継続的な取り組みのおかげで、MAESTROのシステムは進化し続けています。今回のようなイベントは、MAESTROの進捗を評価いただける良い機会となりました。
【ムサシについて】
武蔵精密工業は四輪/二輪車用向けに、デファレンシャル/トランスミッションギヤ/プラネタリィ/ボールジョイント/カムシャフト等の開発/製造/販売を行っています。コア事業における電動、自動運転といった次世代モビリティー向け商品展開を進める一方、先端AI技術開発によるインダストリー4.0の推進、カーボンニュートラルへの貢献を目指したエネルギーソリューション事業、更にSDGsの幅広い領域での達成貢献に向けたオープンイノベーション展開等、広く新事業の創出・拡大にも注力しております。
Musashi Web Site: https://www.musashi.co.jp/
【SIXAIについて】
SIXAIは、AI技術を中心に、イスラエルおよび国際的な技術を伝統産業の世界で利用できるようにすることに取り組んでいます。またイスラエル航空宇宙産業(IAI)と独占契約を締結しており、スタータップ企業としても活動しています。特に技術の高い範囲は人工知能(AI)、ロボティクス、グリーンエネルギー、サイバー、フィンテックの分野で、産業界の問題を発見し技術的な解決策を提供しています。
SIXAI Web Site: https://www.sixai.tech
【Musashi AIについて】
武蔵精密工業は、AIの技術開発や製造現場への実装、グローバル展開を加速するため、イスラエルの技術パイオニアでPoliakine Innovationの設立者であるRan Poliakine氏が代表を務めるSixAI Ltd.と合弁で、Musashi AI株式会社を2019年7月に設立いたしました。イノベーションに向けて同じ想いを共有するリーダーたちと協働し、Industry 4.0に関する新たなエコシステムを構築してまいります。
Musashi AI Web Site: https://musashi-ai.com
【634AIについて】
634AIは、より安全でスマートな屋内モビリティを実現するために設立されました。634AIが開発したCCS(セントラルコントロールシステム)は、現場のモバイルタスクの管理を効率化するための中央管制塔です。商品の移動を追跡したり、フォークリフトの安全性をリアルタイムに警告したり、自律型ロボットプラットフォームのフリートをナビゲートして管理したりと、あらゆるモバイルを完全に協調して操作することを可能にします。634AIは生産現場や空港ターミナル、倉庫、病院など、あらゆる屋内作業を自律的に行うことをミッションとしています。
634AI website: http://www.634.AI