ヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社のプレスリリース
こちらは現地時間2023年2月1日にドイツ・レーゲンスブルグで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。
- サプライヤーと研究機関の初の異業種アライアンス
- イニシエーターであるポールスター社は、バリューチェーン全体で気候変動に対応した自動車を計画
- ヴィテスコ・テクノロジーズ、プロジェクト向けにCO2 フリーのパワーエレクトロニクスを開発オープ
- ネットワーク:ヴィテスコ・テクノロジーズのライフサイクル・エンジニアリングの専門知識を共有
最新パワートレイン技術と電動モビリティソリューションの国際的なリーディングサプライヤーであるヴィテスコ・テクノロジーズは、世界初の完全に気候変動に影響されない自動車を作るための自動車業界のイニシアチブであるポールスター 0(ゼロ)プロジェクトに参加しています。この分野のエキスパートであるヴィテスコ・テクノロジーズは、2030年の量産車アプリケーション向けにゼロカーボンエミッションのインバーターの完成を目標とした、パワーエレクトロニクスを開発するコラボレーションパートナーに選ばれました。
ヴィテスコ・テクノロジーズのCEOであるアンドレアス・ウォルフ(Andreas Wolf)は、「ヴィテスコ・テクノロジーズのノウハウは、カーボンニュートラルに向けた、この意欲的な目標に大きく貢献するでしょう。またポールスター 0(ゼロ)プロジェクトは、クライメイトニュートラル(気候中立)への道程における単なるマイルストーンではなく、オープンネットワークにおける全く新しい形のコラボレーションのためのエキサイティングなパイロットプロジェクトであるとも考えています。」 と述べています。
ヴィテスコ・テクノロジーズは、2040年までにバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを実現するという目標を掲げています。これは、少なくとも、全ての製品を段階的にカーボンニュートラルにしていくことを意味します。ヴィテスコ・テクノロジーズは、ライフサイクルアセスメントの分野ですでに8年以上の経験があり、この豊富なノウハウを「ポールスター 0(ゼロ)」プロジェクトを通じて共有していきます。
このイニシアチブを支援するために、さまざまな機関が前例のないオープンネットワークで協力しています。研究機関、投資家、政府機関、企業(大手自動車グループ、サプライヤー、新興企業)が参加し、原料採取、材料加工、生産、輸送、製品廃棄に至るまで、ライフサイクルにおいて気候変動を引き起こす全ての要素を特定し、排除することを目指しています。
ポールスターとの相性は抜群
Volvo Cars ABとZhejiang Geely Holding Group Ltd.によって設立されたスウェーデンのプレミアム電気自動車メーカーであるポールスターのプロジェクト責任者であるHans Pehrson氏は、「ポールスター0(ゼロ)プロジェクトのパートナーとしてヴィテスコ・テクノロジーズを公に発表できることを嬉しく思います。完全に持続可能な社会を実現するためには、これまでにない方法で協力し合うことが必要です。私たちは、このビジョンを実現するために同じように決意している人たちと力を合わせます。ヴィテスコ・テクノロジーズは、その幅広い電動化の経験と持続可能性へのコミットメントを併せ持ち、このプロジェクトにおいてポールスターとは素晴らしい相性です。」と述べています。
ヴィテスコ・テクノロジーズでは、クロスファンクションチームが、特定の製品や部品に適したプロセス、構造、手法、ツール、ユースケースを開発するプロジェクトがすでに進行中です。その一例が、電子部品の完全なリサイクルを実現するサーキュラー・エレクトロニクスプロジェクトです。
「ポールスター0(ゼロ)プロジェクトのパワーエレクトロニクスだけでも、約10のサブアセンブリーと1,000以上のコンポーネントを解析しています。この研究プロジェクトの多くの側面のうちの一つとして、天然繊維やバイオプラスチックの使用を検証しています。我々は、ヴィテスコ・テクノロジーズがポールスター 0(ゼロ)プロジェクトに大きく貢献し、我々の開発・製造能力を向上させることで、このコラボレーションから多くのベネフィットを得ることができると確信しています。」とヴィテスコ・テクノロジーズのプロジェクトマネージャーであるマイク・ブライトン(Mike Brighton)は述べています。さらに「我々は、設計、製造、バリューチェーン、製品の持続可能性について先導的かつ断固たる行動を取り続けるつもりです。」と説明しました。