J-Auto-ISACのプレスリリース
サイバーセキュリティの重要性が高まる中、コネクテッドカーのサイバーセキュリティに自動車業界として取り組んでいる一般社団法人Japan Automotive ISACは1月17日(火)に総会を開催し、活動強化の方針を明らかにした。
同団体は自動車メーカー全14社と主要サプライヤー7社が発起人となって2021年2月に設立された。現在、会員企業は100社を超え、さらに増え続けている。
当日は同団体の代表理事である東京電機大学名誉教授 佐々木良一氏が「セキュリティ研究の過去と未来」と題した基調講演を行なったほか、独自のガイドラインなど成果物の紹介、セキュリティ情報の分析や会員の個別サポート事例報告、専門事業者であるパートナー会員15社が昨今のセキュリティ動向や最新技術に関するセミナーを開催した。
佐々木氏は「ニーズを先取りした先行的な研究は重要であり、研究者にとっても興味深い。コネクテッドカーの普及が加速する中で、J-Auto-ISACの活動はさらに重要で魅力的なものになる」と語った。
自動車のコネクテッド化が加速する中、搭載される自動車部品・ソフトウェアは膨大な量になっており、プログラムの行数は一億行を超える。一方、サイバー攻撃は日々、高度化・複雑化が進んでおり、わが国でも被害が続発している。
自動車産業は巨大なピラミッド構造で構成されているが、コネクテッドカーのサイバーセキュリティへの取組みは、個社で対応できる範囲を大きく超えている。J-Auto-ISACは業種や事業規模を超えた幅広い連携を実現し、サイバーセキュリティの観点から「つながるクルマ」を守る基盤づくりを推進している。
■幹事会員
トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、マツダ株式会社
■OEM会員
いすゞ自動車株式会社、スズキ株式会社、ダイハツ工業株式会社、日野自動車株式会社
三菱自動車工業株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社、UDトラックス株式会社
ヤマハ発動機株式会社、株式会社SUBARU
株式会社アイシン、株式会社ジェイテクト、住友電気工業株式会社、株式会社デンソー
株式会社東海理化、豊田通商株式会社、日本精工株式会社、日本電産株式会社
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社、フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社
株式会社日立製作所、日立Astemo株式会社、ボッシュ株式会社、マレリ株式会社、三菱電機株式会社
■プライムパートナー
デロイトトーマツサイバー合同会社
■プラチナパートナー
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、日本マイクロソフト株式会社
ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社、PwCコンサルティング合同会社
■ゴールドパートナー
トレンドマイクロ株式会社、パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社
フォーティネットジャパン合同会社、株式会社ベリサーブ、株式会社ラック、株式会社NDIAS
SecurityScorecard株式会社、SGSジャパン株式会社、SOLIZE株式会社
■賛助会員
Upstream Security株式会社