Hyundai Mobility Japan 株式会社のプレスリリース
・Hyundai Motor CompanyとPT Adaro Minerals Indonesia Tbk.(AMI)は、
アルミニウムの生産と供給に関する包括的な協力体制を確立
・Hyundaiは、インドネシアでの自動車、バッテリーセル、アルミニウムの生産における協力を
ベースに、将来的にインドネシアで環境に優しい自動車のリーダーシップを確保するために、協力分野の発掘を継続
ソウル/バリ、2022年11月13日 – Hyundai Motor CompanyとPT Adaro Minerals Indonesia Tbk.(AMI)は本日、自動車製造向けのアルミニウムの需要が高まる中、アルミニウムの安定供給を確保するための覚書(MoU)に署名しました。この協力は、AMIが子会社のPT Kalimantan Aluminium Industry(KAI)を通して行うアルミニウムの生産と供給に関して、双方にとって有益で包括的な協力体制を確立するためのものです。
MoUの署名式は、インドネシアのバリヌサドゥアコンベンションセンターで開催されたB20サミット期間中に行われ、Hyundai Motor Companyの張在勲(チャン・ジェフン) 社長兼最高経営責任者 とPT Adaro Minerals Indonesia Tbk.のガリバルディ・トヒル取締役会長が参加しました。
B20は、グローバルなビジネスコミュニティーを代表するG20の公式関与機関であり、経済成長と開発を促進するために各大統領府が定めた優先事項について、実行可能な政策提言を行うことを使命としています。今年のB20サミットは、G20のテーマである「Recover Together, Recover Stronger」(共に回復し、より強く回復する)を支持し、「Advancing Innovative, Inclusive and Collaborative Growth」(革新的、包摂的、協調的な成長の推進)というテーマを掲げています。Hyundai Motor CompanyとPT Adaro Minerals Indonesia Tbk.との協業は、持続可能なエネルギーへの移行、特にカーボンニュートラルへの移行を加速させるという同社のコミットメントを示すものです。
資源やエネルギーが豊富なインドネシアのアルミニウムは、将来的な競争力があると考えられています。インドネシアのグリーンアルミニウムは、環境に優しい電力である水力発電を利用した低炭素アルミニウムに分類され、世界の自動車メーカーでアルミニウムの需要が高まる中、HMCのカーボンニュートラル方針を満たすアルミニウムの供給が期待されています。また、予測不可能な状況変動により需給が不安定になり、アルミニウム生産のためのエネルギー価格が上昇しました。
「Hyundaiはインドネシアで製造工場の操業を開始し、また、バッテリーセル製造合弁事業への出資など、今後の自動車産業において相乗効果を発揮することができるさまざまな分野でインドネシアと積極的に協力しています。今回のアルミ製錬所との協力により、Hyundaiとインドネシアの関係もより強い相乗効果で強化されることが期待されます」と、Hyundai Motorアジア太平洋本部のイ・ヨンタク本部長は述べています。
今回のMoUの協力項目には、KAIが生産するアルミニウムの生産と供給、HyundaiによるKAI生産アルミニウムの早期購入権、そして将来的にKAIが生産する低炭素アルミニウムの最初の交渉権(取引量は5万~10万TPAの範囲で未確定)が含まれています。
「この協力関係は、北カリマンタンにある世界最大のグリーン工業団地におけるインドネシアの鉱物下流処理に対する投資家の信頼を示すものです。すべてのステークホルダーと、電気自動車の実績、経験、最先端の技術を備えたHyundaiの支援により、2025年第1四半期までに商業運転開始日(COD)を達成し、初期段階で50万TPAのアルミニウムを生産したいと考えています」と、PT Adaro Minerals Indonesia Tbk.のクリスチャン・アリアノ・ラクマット取締役社長は述べています。
PT Kalimantan Aluminium Industry(KAI)は、PT Adaro Indo Aluminum(AIA)が過半数の株式を所有する有限責任会社で、PT Adaro Indo aluminum(AIA)もPT Adaro Minerals Indonesia Tbk.(AMI)が過半数を出資する有限責任会社です。Hyundaiは、インドネシアでの自動車、バッテリーセル、アルミニウムの生産における協力をベースに、将来的にインドネシアで環境に優しい自動車のリーダーシップを確保するために、協力分野の発掘を続けます。
Hyundai(ヒョンデ)について
1967年に設立されたHyundai Motor Companyは、世界200ヵ国以上で事業を展開し、12万人以上の従業員を雇用しており、世界中のモビリティに関する現実的な課題に取り組んでいます。ブランドビジョンである「Progress for Humanity」に基づき、Hyundai Motorはスマートモビリティ・ソリューション・プロバイダーへの転換を加速しています。Hyundaiは、革新的なモビリティソリューションを実現するために、ロボティクスやAdvanced Air Mobility(AAM)などの先進技術に投資し、未来のモビリティサービスを導入するためのオープンイノベーションを追求しています。世界の持続可能な未来のために、Hyundai Motorは業界をリードする水素燃料電池と電気自動車技術を搭載したゼロエミッション車を導入するための努力を続けていきます。
Hyundai Motor Companyとその製品に関するより詳しい情報は、以下をご覧ください。
http://worldwide.hyundai.com または http://globalpr.hyundai.com
PT Adaro Minerals Indonesia Tbkについて
2007年に設立されたPT Adaro Minerals Indonesia Tbk(IDX:ADMR)は、Adaro Groupの中で鉱物関連事業を中心に展開しています。同社は、Adaro Groupの統合サプライチェーンネットワークに支えられた低コストで効率的な操業を行うインドネシア有数の原料炭生産会社です。Adaro Minerals Indonesiaは、長期にわたる持続可能な成長を支える豊富な埋蔵量と資源を背景に、日本、中国、インドなどアジア諸国を中心とした優良鉄鋼企業の強い需要に支えられています。Adaro Minerals Indonesiaは現在、グリーンエコノミーの機会を捉えるため、子会社を通して北カリマンタンでアルミニウム製錬所プロジェクトの開発を進めています。
Adaro Minerals Indonesiaの詳細については、http://adarominerals.idをご覧ください。