電池資産管理会社に向けて電池分析クラウドサービスBetteRRRyの提供を開始

パナソニックグループのプレスリリース

松下四維と貴陽産投が協力協定を締結松下四維と貴陽産投が協力協定を締結

パナソニック ホールディングス株式会社と北京四維図新科技股份有限公司の共同出資による合弁会社であるパナソニック四維モビリティテクノロジーサービス北京有限公司(以下、松下四維)は、貴陽産業発展控股集団有限公司(以下、貴陽産投)が各社とともに設立準備中の電池資産管理会社に対して、電池分析クラウドサービスBetteRRRyを提供することで合意し、2022年11月6日、第五回中国国際輸入博覧会で、協力協定を締結しました。

更に松下四維は、電池分析クラウドサービスを用いた保険会社のサポートにも取り組んでおり、中国太平洋財産保険株式会社深圳分公司(以下、中国太平洋保険)と三井住友海上火災保険(中国)有限公司(以下、三井住友海上中国)とともに、貴陽産投らが設立準備中の電池資産管理会社及びその関連会社が管理・運営する電池や車両、電池充電交換ステーションなどを対象とした保険サービスを提供することで合意し、2022年11月6日、協力協定を締結しました。

中国において、脱炭素社会の実現に向けEVを含む新エネルギー車は重要な産業として位置づけられています。新エネルギー車の更なる普及を図っていく上で、電池の充電は、従来の自動車に比べて使い勝手が悪く、課題となっています。そのような中、急速充電による充電時間の短縮のほかに、電池交換ステーションで車体に搭載された電池を使用済のものから充電済のものに交換する電池スワッピング方式は、従来の自動車に給油するのと同じような手軽さで充電できることから、電池充電の課題を解決し、新エネルギー車の使用体験を向上させる方式の1つとして期待され、利用拡大が進んでいます。

この電池スワッピング方式の利用が拡大する中、電池交換ステーションでは大量の交換用電池を確保しておく必要があるため、そこに電池を提供する電池資産管理会社の存在感が増してきています。一方で、電池は充放電の繰り返しや時間経過により1度に充電できる電気の量が減少したり、故障するリスクが高まったりするため、大量に電池を保有する電池資産管理会社にとって、電池の状態管理や劣化抑制が課題となっています。

これまで電池の製造を手掛けてきたパナソニックグループでは、電池開発の知見とデジタル技術を融合させることで、電池データからリアルタイムで電池内部の劣化状態を可視化したり、電池の充電制御を最適化することで電池劣化を抑制したりする電池分析クラウドサービスBetteRRRyを開発しました。

貴陽産投が複数の出資パートナーとともに設立準備中の電池資産管理会社は、「電動貴陽」実施計画に従い、地域産業ニーズに応じて、バッテリー資産管理(BaaS)を中核としながら、電池交換エコシステムの構築や電池のリユース・リサイクルなどの事業展開を目指しています。
貴陽市を省都とする貴州省では、新エネルギー車産業への投資を通じて産業全体の振興と地域経済の発展を促進しています。

本協力協定では、松下四維が提供する電池分析クラウドサービスBetteRRRyを活用することで、電池資産管理会社の新エネルギー車に関連する資産の効率的な管理と活用をサポートします。
また、中国太平洋保険、三井住友海上中国と連携して保険サービスを提供。松下四維は電池分析を担当し、保険サービスの提供をサポートします。

これらの取り組みを通じて、新エネルギー車の更なる普及を支え、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

▼[プレスリリース] 電池資産管理会社に向けて電池分析クラウドサービスBetteRRRyの提供を開始(2022年11月7日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/11/jn221107-1/jn221107-1.html

<関連情報>
・パナソニック ホールディングス株式会社 モビリティソリューションズ
https://holdings.panasonic/jp/corporate/mobility.html

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