Rolls-Royce Motor Cars Limitedのプレスリリース

2026年9月16日(水) グッドウッド 英国ウエスト・サセックス州
• グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスに、新たな試験走行施設「エリック・プラットフォード・テストウェイ」を開設
• 完成車両の最終検証を敷地内で行う専用施設
• 管理された環境下で、精緻さ、構造・部品の健全性、そして安定した乗り心地を精密に評価
• エンジニアは、精密に調整された試験路面で車両に振動や負荷を与え、わずかなずれを検出
• ロールス・ロイス初代チーフ・テスター(試験責任者)であったエリック・プラットフォードに敬意を表して命名
• ウエスト・サセックス州のハイ・シェリフで副統監も務める、ゲイリー・シップトン氏が開所式を執り行った
「ヘンリー・ロイス卿のチーフ・テスターであったエリック・プラットフォードにちなんで名付けられたエリック・プラットフォード・テストウェイは、1世紀以上にわたりロールス・ロイスを特徴づけてきた基準を守り続ける私たちの絶え間ない取り組みを象徴しています。この施設は、完璧を追求する私たちの姿勢へのさらなる投資であり、ロールス・ロイスが誇る精緻さ、安定感、そしてエフォートレスな体験をお客様にお届けする能力を一層強化するものです。」
グンター・ベーナー ロールス・ロイス・モーター・カーズ 製造部門ディレクター
「2,500人以上が働くグッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスで、この新しいエリック・プラットフォード・テストウェイの開所式を執り行えたことを大変光栄に思います。この試験施設はロールス・ロイスの優秀なエンジニアたちの専門性の証であり、彼らと交流し、この施設を実現した多大な研究と技術革新について理解を深められたことは大きな喜びでした。」
ゲイリー・シップトン ウエスト・サセックス州ハイ・シェリフ兼副統監

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスにエリック・プラットフォード・テストウェイを開設しました。この施設は、ブランドによる完璧の追求をさらに推し進めるとともに、その厳格な品質基準と精緻性への取り組みを強化するものです。開所式は、ロールス・ロイス・モーター・カーズ製造部門ディレクターのグンター・ベーナーが主催し、ウエスト・サセックス州のハイ・シェリフ兼副統監、ゲイリー・シップトン氏によって正式に執り行われました。
この施設は、ヘンリー・ロイス卿の初代チーフ・テスターであり、ロールス・ロイス黎明期における最も重要な人物の一人であったエリック・プラットフォードの名を冠しています。彼の卓越した専門知識は、ブランドの技術的卓越性に対する評価の確立に大きく貢献しました。プラットフォードの功績は車両開発にとどまりません。1913年のスペイン・グランプリでは、その卓越した判断力と技術によって、スペインにおけるロールス・ロイスの代表者であり、ブランド初期の重要なお客様の一人であったドン・カルロス・デ・サラマンカの勝利を支えました。1世紀以上を経た今日でも、エリック・プラットフォードの名は、妥協なき品質基準とお客様との特別な関係が、常にロールス・ロイスの中核に存在してきたことを想起させています。

エリック・プラットフォード・テストウェイは、ホーム・オブ・ロールス・ロイスへの継続的な投資の重要な一環です。この場所では、すべての車がお客様のビジョンを実現するため、職人の手によって丹念に仕立てられています。新しい試験施設では、エンジニアがシャシー、サスペンション、ボディ構造、インテリア部品に対して制御された振動や負荷を加え、再現可能な条件下で評価を行います。施設はそれぞれ全長90mの4本の並列レーンで構成され、合計8種類の異なる路面形状を備えています。これらは車の特定の挙動を引き出すために設計されており、試験では各路面を2回走行し、1回は一定速度で、もう1回は速度を変化させながら検証します。
比類なき顧客体験を提供するというブランドの揺るぎない理念を支えるため、テストウェイの路面形状は、世界各地で実際に遭遇する走行環境を再現しています。
• 大小の石を用いた石畳区間で、異音発生の可能性を確認し、乗り心地の安定感を評価
• 2.4m間隔で伸縮目地を設けた、不規則に波打つコンクリート路面「ランダム・コンクリート・ウェーブ(Random Concrete Waves)」で、車両に上下方向の動きを与える
• 斜めに配置した起伏「ツイスト・ハンプ(Twist Humps)」で、車軸を互いに逆方向に動かし、車両にねじり負荷を与える
• 一対の鉄道レールを模した「レールウェイ・トラック(Railway Tracks)」で、前後の車軸に順次、振動や負荷を与える
• 円形の鉄蓋を左右交互に配置し、左右で異なる負荷がかかった際の車両の反応を評価
• 高さ12mmの起伏を300mm間隔で設けた「サイン・ウェーブ(Sine Waves)」路面で、高周波の共振を発生させる
• 平滑なアスファルト路面
また、テストウェイの両端には転回エリアを設けており、ラウンドアバウトでの走行を模した方向転換試験も実施可能です。これは、車内に置かれた、固定されていない私物などの安定性を方向転換時に検証する上で特に有効です。
車はエリック・プラットフォード・テストウェイに入る前に、空力音響チャンバーを通過します。ここでは、可動式ガントリーに搭載された高圧・可変速エアジェットを用いて、静止状態での風切り音侵入試験が行われます。これにより、英国の法定最高速度である70mph(112km/h)を超える速度を想定した試験が可能となり、一部市場における高速道路環境に相当する条件下での検証も実施できます。
エンジニアは今後も、ホーム・オブ・ロールス・ロイス周辺の一般道に設けられた、長年使用している全長8マイル(13km)のルートで、一部の車両を対象に検証を続けます。
– 以上-

