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「目土車両」の開発に着手。ゴルフ場向け小型自動運転「目土車両」の開発を開始。一晩で7割の目土作業完了を目指し、ディボット補修とコース管理の省力化を推進 | オートタイムズ

「目土車両」の開発に着手。ゴルフ場向け小型自動運転「目土車両」の開発を開始。一晩で7割の目土作業完了を目指し、ディボット補修とコース管理の省力化を推進

株式会社三笠製作所のプレスリリース

~関連会社で開発済みの自動運転車両を活用。目土材を排出する機構の構造設計も完了~

株式会社三笠製作所(本社:東京都品川区、代表:石田繁樹)は、ゴルフ場のディボット補修に伴う目土作業を支援する、小型自動運転目土車両の開発に着手しました。

本開発では、一晩で対象となる目土作業の7割を完了することを目標に、夜間の時間帯を活用したコース管理の省力化を目指します。コース内の移動、目土材の運搬、必要箇所への供給を連携させることで、コース管理スタッフの作業負担を軽減し、継続的なコース品質の維持につなげていきます。

関連会社では、ベースとなる自動運転車両の開発をすでに完了しており、目土材を排出・供給する機構についても構造設計を終えています。今後は、これらを組み合わせ、ゴルフ場の路面や芝の状態、作業条件に適した車両として、機能の統合と検証を進めます。

※「一晩で7割」は開発目標であり、実証済みの性能ではありません。対象範囲、作業量、稼働時間、使用台数、目土材の補充方法などの条件は、今後の検証を通じて具体化します。

※画像はイメージです

開発の背景|日々の目土作業を支え、コース管理の負担を軽減

ゴルフ場の良好なプレー環境を維持するためには、芝の状態に応じた日々の管理が欠かせません。なかでも、ショットによって芝が削られたディボットへの目土は、コースの状態を整え、芝の回復を支える管理作業の一つです。

目土作業には、目土材の準備や積み込み、運搬、作業箇所への移動、投入量の調整など、複数の工程があります。広いコース内に点在する箇所へ対応するため、移動を含めてスタッフの時間と労力を要します。

三笠製作所は、こうした作業を自動運転技術と専用の目土機構で支援し、ゴルフ場管理の効率化を図ります。夜間の目土作業を支援することで、スタッフが芝の状態の確認や、きめ細かなメンテナンス、管理判断に時間を充てられる環境づくりを目指します。

※画像はイメージです

開発コンセプト|自動走行とディボットへの目土供給を連携

開発する目土車両は、関連会社で開発済みの小型自動運転車両ベースとした、ゴルフ場内での運用を想定する小型目土作業支援車両です。
荷台に目土材を積載し、後部の小さな排出口から必要箇所へ供給する構成を想定しています。目土材が排出口へ流れやすい荷台形状や傾斜を取り入れ、排出量と落下時の広がりを調整しながら、ディボットへの目土を支援する設計です。

目土方法に関する機構の構造設計はすでに完了しており、今後は実機での動作確認を通じて、目土材の性状や含水状態による流れ方、詰まりの発生、供給量の安定性などを検証します。
また、車両の小型化に加え、芝への負荷、材料の補充、清掃や点検のしやすさも考慮し、日常のコース管理に取り入れやすい構成を目指します。

開発を支える実績|HAKOBOTとドバイ警察との共同プロジェクト

三笠製作所は、制御技術を基盤に、自動運転車両やロボットの開発に取り組んできました。
自動運転ロボット「HAKOBOT」では、物流分野の課題解決を目指した車両開発に携わり、2018年には実験用初号機を公開しています。こうした小型自動運転車両の開発経験を、今回のゴルフ場向け目土車両にも活用します。

また、アラブ首長国連邦・ドバイ警察との共同プロジェクトでは、移動式交番「SPS-AMV(Smart Police Station–Autonomous Mobile Vehicle)」の開発に取り組んできました。2017年から開発を進め、2018年にはコンセプトモデルを発表。2022年には2号機を納車しています。
これらのプロジェクトで培った車両制御や機器の統合、用途に合わせた車両開発の知見を生かし、ゴルフ場の作業環境に適した自動運転目土車両の実用化を目指します。

主な開発目標と検証項目

1.一晩で7割の目土作業完了を目指す
夜間の時間帯を活用し、対象となる目土作業の7割を一晩で完了することを目標とします。走行経路、作業時間、目土材の積載・補充、稼働体制などを検証し、効率的な運用方法を具体化します。

2.開発済みの自動運転車両と目土機構の統合
関連会社で開発済みの自動運転車両と、構造設計を完了した目土機構を組み合わせ、移動・停止・目土材の供給を連携させます。ディボットへの供給位置や投入量、落下時の広がりを確認し、作業品質の安定化を図ります。

3.小型化と芝への配慮
取り回しやすい車体構成を目指すとともに、車両重量、目土材の積載量、タイヤ、旋回方法などが芝に与える影響を検証します。傾斜や地面の湿り具合を含め、コースの状態に応じた走行条件を検討します。

4.安全性を重視した夜間運用
人や障害物を考慮した停止機能、緊急停止、作業区域の設定、監視・介入方法などを検討します。夜間の視認・検知条件や、コース管理車両などとの動線にも配慮し、現場に適した運用体制を構築します。

5.補充・清掃・点検のしやすさ
目土材の積み込みや補充、排出量の調整、排出口の清掃、日常点検など、継続して使用するための作業性を検証します。コース管理スタッフが扱いやすく、日々の管理に組み込みやすい車両を目指します。

今後の進め方
今後は、開発済みの車両と設計済みの目土機構の統合を進め、走行・停止・目土材供給の連携を段階的に検証します。
ゴルフ場の傾斜、路面状態、芝の状態、天候、夜間の作業環境、人や他の車両との動線などを確認し、適用できる作業範囲と運用条件を具体化します。あわせて、作業時間、補充頻度、目土の仕上がりなどを評価し、コース管理の省力化と品質維持の両立を目指します。
三笠製作所は、自動運転・ロボット技術をゴルフ場の管理業務へ展開し、現場の負担軽減と持続可能なコース運営に貢献してまいります。

開発状況について
本発表は、ゴルフ場向け自動運転目土車両としての開発着手に関するものです。ベースとなる自動運転車両は関連会社で開発済みであり、目土機構の構造設計も完了しています。今後、両者の統合と、ゴルフ場での用途に応じた性能・安全性・作業品質の検証を進めます。製品名称、車体寸法、積載量、稼働時間、ゴルフ場での自動運転方式・監視体制、販売価格および提供開始時期は未定です。ディボットの自動検出や、個別箇所への自動補修を含む具体的な自動化の範囲についても、今後の検証を通じて決定します。開発状況により、仕様や計画が変更となる場合があります。

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