転職理由から求人探しの実態まで徹底調査。求職者が本当に知りたいのは「休日」「残業」「職場のリアル」だった
株式会社プロトリオスのプレスリリース
モビリア総合研究所(株式会社プロトリオス)(https://www.mobiria.jp/)(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:福本 尚基)は、直近3年以内に転職し、現在自動車整備士として就業している男女を対象に、自動車整備士の転職活動における実態調査を行いました。
深刻な人手不足が続く自動車整備業界において、「採用」だけでなく「定着」が大きな課題となっています。
その背景には、転職時の情報不足や入社後のミスマッチといった構造的な問題があると考えられます。
そこで本調査では、直近3年以内に転職を経験した現役の自動車整備士を対象に、転職を決意したきっかけや転職活動の実態、求人情報に対する不満や課題について調査を実施しました。
あわせて、入社前後で感じた「実態とのギャップ」や、求職者が求人情報に求めている内容についても明らかにしています。
本調査を通じて、自動車整備士の転職活動における課題を可視化するとともに、求職者視点に立った求人情報のあり方や、ミスマッチを防ぐために必要な情報提供の方向性を提示します。
本調査の詳細なデータや考察およびまとめは、ホワイトペーパー(PDF)でも紹介しています。
成長への意欲や職場環境への不満が転職のきっかけに。転職活動の期間や求人探しの方法は?
はじめに、「転職を考えたきっかけ」について尋ねたところ、『スキルアップ・成長のため(34.7%)』が最も多く、『会社の方針や経営に不安・不信があった(33.4%)』『慢性的な人手不足で業務負担が大きかった(31.2%)』と続きました。
「スキルアップや成長」に加え、『会社の方針や経営に不安・不信があった』や『慢性的な人手不足で業務負担が大きかった』といった、会社への不満や慢性的な業務過多に関する要因も、多く挙げられました。自動車整備士の転職には、自身のスキルアップやキャリア形成を目指す前向きな理由だけでなく、職場環境や会社の経営・方針に対する不満なども関係しているようです。
転職を検討する理由が多岐にわたるなか、転職活動そのものにはどの程度の時間を費やしたのでしょうか?
「転職活動にどの程度の期間をかけたか」と尋ねたところ、下記のような回答結果となりました。
『2週間未満(4.2%)』
『2週間~1ヶ月未満(9.7%)』
『1ヶ月~2ヶ月未満(23.3%)』
『2ヶ月~3ヶ月未満(29.9%)』
『3ヶ月~4ヶ月未満(14.9%)』
『4ヶ月~6ヶ月未満(7.8%)』
『6ヶ月以上(10.2%)』
約7割が『1ヶ月〜4ヶ月未満』に集中していることが明らかとなりました。特に『2ヶ月〜3ヶ月未満』が最多となっていることから、極端に短期間で終えるケースよりも、一定の期間をかけて進めるケースが中心であることがうかがえます。
また、「転職活動において、どのような手段で求人を探したか」と尋ねたところ、『転職エージェント(35.3%)』が最も多く、『総合型の求人サイト(34.1%)』『業界特化型の求人サイト(自動車整備士専門など)(33.0%)』と続きました。
幅広い求人を比較できる『総合型の求人サイト』だけでなく、個別のサポートを受けられる『転職エージェント』や、業界に絞って効率的に探せる『業界特化型の求人サイト(自動車整備士専門など)』といった目的に応じて複数の選択肢が利用されていると考えられます。
約9割が転職活動で不便や困りごとを経験。最大の負担は履歴書作成。求人情報への不満も
では、転職活動を進める中で、苦労したことはあったのでしょうか。
「転職活動において、『不便や困りごと』を感じたことはあるか」と尋ねたところ、約9割が『ある(88.4%)』と回答しました。
自動車整備士の転職活動では、多くの方が何らかの不便や困りごとを経験していることが示されました。
具体的に、「転職活動において、『不便や困りごと』を感じた理由」について尋ねたところ、『履歴書・職務経歴書の作成が面倒/負担が大きい(38.0%)』が最も多く、『求人情報が不十分・実態が分かりにくい(37.2%)』『求人情報が多すぎて比較・整理がしづらい(34.2%)』と続きました。
「履歴書作成」など、応募に必要な書類の準備が負担となっていることが分かりました。また、求人情報の不足や分かりにくさに加え、情報量の多さも、求人を検討する際の困りごとにつながっていることがうかがえます。
「こんなはずではなかった…」入社後に感じた求人情報と実態のギャップ
不便や困りごととして、求人情報の不足や分かりにくさが挙げられたことから、実際の求人情報と企業の実態との間には、どのようなギャップがあるのでしょうか?
「企業の求人情報について、面接時または入社後に『実態と異なる』と感じたことはあるか」と尋ねたところ、約9割が『ある(87.3%)』と回答しました。
求人情報と、面接時や入社後に分かった実際の状況に違いを感じる方が多く、求人情報だけでは応募先の実際の状況を把握しにくいことが考えられます。
また、「『実態と異なる』と感じた理由」について尋ねたところ、『仕事内容が想定と異なっていた(31.6%)』が最も多く、『職場の雰囲気・人間関係が異なっていた(30.3%)』『残業時間や休日の実態が異なっていた(27.5%)』『会社からの工具の支給が無く、自己負担だった(26.5%)』と続きました。
「仕事内容」という回答が最も多く、入社前に想定していた業務と実際の役割にギャップが生じている状況がうかがえます。また、「職場の雰囲気・人間関係」や「残業時間や休日」も上位に挙がっており、実際に働いてみないと把握しづらい環境や勤務条件についても、入社前の認識と実際の状況に違いを感じている様子が見受けられます。こうした結果から、現在の求人情報だけでは、求職者が知りたい情報を十分に提供できておらず、それが入社後のミスマッチにつながっている可能性が考えられます。
求職者が本当に求めているのは「入社後の働き方を具体的にイメージできる情報」!ミスマッチを防ぐ理想の求人情報とは
では、自動車整備士は理想の求人サイトや求人情報に、どのような情報を求めているのでしょうか。
「求人を探す際、どのような情報が充実していると探しやすいと感じるか」と尋ねたところ、『休日・休暇の取得実績(有給消化率・連休の取りやすさなど)(38.8%)』が最も多く、『実際の残業時間・勤務時間の平均値(部署別など)(34.8%)』『具体的な業務内容・1日の仕事の流れ(30.8%)』と続きました。
「休日・休暇の取得実績」や「実際の残業時間」が上位に挙げられたことから、求職者は制度の有無だけでなく、実際の働き方を具体的に把握できる情報を求めていることが明らかとなりました。また、「具体的な業務内容」も上位に挙がっており、入社後の働き方をイメージするために、業務内容や勤務実態を具体的に知りたいというニーズがあるようです。
さらに、「応募前に、『事前に確認できると安心できる』と感じる情報は何か」と尋ねたところ、『休日・休暇の取得実績(有給消化率など)(31.0%)』が最も多く、『残業時間の実績(平均・繁忙期)(30.5%)』『給与の内訳・モデル年収(年収例・昇給実績)(29.9%)』と続きました。
前問の「求人探しで充実していると探しやすい情報」でも上位だった「休日・休暇の取得実績」や「残業時間の実績」がこちらでも上位に挙げられており、求人サイトだけでは分かりにくい、実際の働き方やワーク・ライフ・バランスを事前に確認できる情報があると安心できるようです。また、「給与の内訳・モデル年収」と回答した方も多く、入社後の収入を具体的にイメージできる情報も、応募先を検討する際の安心材料となっていると考えられます。
では、そのような情報を効率的に収集するために、どのような求人サイトが求められているのでしょうか。
最後に「どのような求人サイトであれば、仕事を探しやすいと感じるか」と尋ねたところ、『応募書類の添削や面接対策などの支援がある(25.8%)』が最も多く、『転職エージェントや担当者によるサポートが受けられる(25.0%)』『スマートフォンで見やすく使いやすい(24.9%)』と続きました。
「書類の添削や面接対策などの支援」や「担当者によるサポートが受けられる」という回答から、求人情報の提供だけでなく、応募書類の準備や面接など、選考に関するサポートも求められていることが示されました。また、『スマートフォンで見やすく使いやすい』という利便性を重視する回答も上位に挙がりました。この結果から、プロによる支援と、手軽にアクセスできるシステム的な使いやすさの両立が求められていると考えられます。
【まとめ】自動車整備士の転職活動の実態とミスマッチを防ぐための課題
今回の調査で、自動車整備士の転職において、求人情報と入社後の実際の状況との間にギャップがあることが分かりました。
自動車整備士が転職を決意するきっかけとして、「自身のスキルアップや成長」といった前向きな理由に加え、「会社への不満」や「人手不足による業務負担」など、さまざまな要因があることが明らかになりました。また、転職活動の期間は「1ヶ月〜4ヶ月未満」に集中しており、一定の期間をかけて、転職エージェントや総合型・業界特化型の求人サイトなどを活用して転職活動を行っていることが分かりました。
しかし、転職活動では、約9割が何らかの不便や困りごとを感じていることも明らかになりました。特に、「履歴書や職務経歴書の作成」に負担を感じる方が多く、求人情報についても、実態が分かりにくいことや情報量の多さから比較・整理しづらいといった困りごとが上位に挙がりました。
さらに、約9割の自動車整備士が、面接時や入社後に「求人情報と実態が異なる」と感じた経験があることも明らかになりました。具体的には、「仕事内容」や「職場の雰囲気・人間関係」「残業・休日」が上位に挙げられ、入社前に想定していた内容と、実際の仕事内容や職場の状況との間にギャップがあることがうかがえます。
こうした結果から、求職者は転職活動において、「休日・休暇の取得実績」や「実際の残業時間」「具体的な1日の業務の流れ」など、入社後の働き方を具体的にイメージできる情報を求めていることが分かりました。制度の有無だけでなく、実際の勤務状況や業務内容を事前に確認できることが、応募先を検討する際の安心材料となっていると考えられます。
また、求人サイトについては、応募書類の添削や面接対策など、転職活動を進めるためのサポートに加え、スマートフォンでの使いやすさも求められていることが示されました。
自動車整備士の転職における課題は、求人数の不足だけでなく、「求職者が知りたい情報を十分に得られていないことにある」と考えられます。
企業側には、給与や待遇といった基本情報だけでなく、実際の業務内容や職場環境、休日・休暇の取得状況など、働くイメージを具体的に伝える工夫が求められるでしょう。
求職者が必要とする情報を適切に提供することが、入社後のミスマッチを防ぎ、採用後の定着率向上にもつながるのではないでしょうか。
本調査の詳細なデータや考察およびまとめは、ホワイトペーパー(PDF)でも紹介しています。
求職者とのミスマッチを防ぐなら自動車業界の求人・転職サイト「CLUTCH(クラッチ)求人」
今回、自動車整備士の転職活動における実態調査を実施した株式会社プロトリオスは、自動車関連業界に特化した求人・転職情報サイト「CLUTCH(クラッチ)求人」(https://job.clutch-s.jp/)を提供しています。
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会社名:株式会社プロトリオス(PROTO RIOS INC.)
本社:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町2-3-7 アーバンエース北浜ビル2階
代表者:代表取締役 福本 尚基
資本金:6,000万円
設立:1967年7月(2012年1月(株)リペアテックと(株)システムワンが合併し、現商号へ変更)
事業内容:
自動車整備鈑金統合システム「LinkS C³」「ラクロスⅢ」など、関連ソフトウェアの開発および販売。
車体修理業界情報誌「BSR」、整備業界情報誌「MSR」など、自動車の修理・整備に関する各種出版物の発行。
車体修理技術・車体修理事業および自動車整備事業に関する各種支援、研修サービスの提供。
自動車業界向けビジネス情報サイト「Mobiria(モビリア)」、カーアフターマーケット事業者向け「BSRweb」、整備事業者向け「MSRweb」、補修部品・機器系情報「Aftermarket News Web」、自動車整備士のための求人・転職サイト「クラッチ求人」の企画・制作・運営。
コーポレートサイト:https://www.proto-rios.co.jp/
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調査概要:自動車整備士の転職活動における実態調査
【調査期間】2026年8月4日(火)~2026年8月6日(木)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,249人
【調査対象】調査回答時に直近3年以内に転職し、現在自動車整備士として就業している男女と回答したモニター
【調査元】モビリア総合研究所(株式会社プロトリオス)(https://www.mobiria.jp/)
【モニター提供元】サクリサ