~次世代モビリティ技術の獲得と、当社主導の厳格な品質管理による信頼回復に向けて~
株式会社イクヨのプレスリリース

当社は、この度、株式会社EVモーターズ・ジャパン(以下「EVMJ」)が展開するEV関連事業等を譲り受けること(以下「本事業譲受」)を決定いたしましたので、お知らせいたします。
1.本事業譲受の背景および目的
当社は、中長期的な企業価値向上に向けた成長戦略の一環として、電動化や自動運転技術の進展、ならびに脱炭素(GX)社会に対応した新たな事業基盤の確立を目指しております。
本事業譲受は、当社グループの次世代モビリティ分野への展開を飛躍的に加速させるとともに、環境貢献型事業を進化させるための重要な戦略投資と位置付けております。
2.本事業譲受における当社の基本方針とアピールポイント
当社は、本事業譲受にあたり、以下の4つを重点方針として掲げ、事業の健全な育成と社会への貢献を果たしてまいります。
(1) 次世代を担う「自動運転技術」と「蓄電池・エネルギーマネジメント分野」への展開
同社が培ってきた自動運転プラットフォームの基盤技術を活用し、公共交通業界が直面する深刻なドライバー不足等の社会課題解決に直結する次世代モビリティ社会の実現に寄与してまいります。また、同社の蓄電池および電力制御技術を獲得・活用し、エネルギーマネジメント事業を確立することで、脱炭素化分野における新たな収益軸を構築いたします。
(2) EV運用ノウハウの蓄積と日本国内のEV普及への貢献
商用EVに関する実際の運行データや運用ノウハウを当社グループ内に蓄積いたします。これらを活用・分析し、日本の道路環境や気候に適合したEVの健全な普及および環境負荷低減に向けた取り組みを進めてまいります。
(3)既存納入車両に対する保守・メンテナンス体制の再構築
これまで同社が納入した既存車両をご利用いただいているお客様に対し、当社主導のもとで保守・メンテナンス体制を抜本的に再構築いたします。国内における部品供給ネットワークの強化や迅速な整備サポート網の構築を通じてアフターサービスと安全管理を徹底することで、ユーザー様への責任を果たし、モビリティとしての安全な運行をサポートいたします。
(4)優れた技術を支える従業員の雇用確保
本事業の確実な再建と成長には、現場の技術力が必要不可欠です。これまで最前線で事業を支えてきたエンジニアや従業員の皆様につきましては、譲受時点における雇用の維持・確保を基本方針とし、安心して実力を発揮できる労働環境と組織風土を構築いたします。
3.過去の責任・債務の完全な切離しと、クリーンな事業基盤の構築
EVMJは、過去の製造・納品プロセスにおける品質不具合等により、社会的に厳しい評価を受けている事実を、当社は極めて重く受け止めております。
しかしながら、本件は法的な手続きを経た事業譲受スキームを前提としております。これにより、同社が抱える大阪市高速電気軌道株式会社様(大阪メトロ)および大阪シティバス株式会社様の特定案件に関連する損害賠償請求、補助金の返還義務、不採算契約、およびその他の偶発債務等につきましては、当社には一切承継されません。
当社は、将来性のあるクリーンな事業基盤および有益な技術資産のみを選択的に引き継ぎます。
4.当社体制による品質・ガバナンスの刷新
対象会社の最大の課題であった品質保証・管理体制やガバナンスに対しては、当社が長年培ってきた製造業としての厳格な品質管理プロセス、サプライヤー統制、および経営ガバナンス体制を全社的に注入・刷新いたします。これまでの品質管理プロセスを抜本的に見直し、ゼロベースで新たな品質保証体制を構築いたします。
これにより、技術・製品の信頼性を抜本的に高めて健全な事業成長を実現するとともに、当社の経営のもとで収支改善とより良いサービスの提供を推進し、当社グループ全体の発展へとつなげてまいります。
【当社】
会社名:株式会社イクヨ
代 表:代表取締役社長 孫 峰
本 社:東京都港区赤坂4-9-25 新東洋赤坂ビル2階
