【調査レポート】鈑金塗装・整備事業者594社の8割超が「シンナーの入手に支障」中東情勢の影響で資材価格高騰・供給不足が深刻化

シンナーは全社で150%以上の値上がり、65.5%が「3カ月以内に経営継続が困難」と回答― 株式会社プロトリオスが全国調査を実施 ―

株式会社プロトリオスのプレスリリース

中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査

自動車アフターマーケット向けに情報発信やシステム開発を展開する株式会社プロトリオス(本社:大阪府大阪市)は、中東情勢の緊迫化により、自動車整備・鈑金塗装の現場に欠かせないシンナーや塗料、エンジンオイルなど、各種資材の価格高騰や供給不足への懸念が急速に高まっていることから、全国の事業者様が直面されている「資材調達の現状」と「経営・現場への影響」を正確に把握すべく、全国の鈑金塗装・自動車整備事業者など594社を対象に、シンナー・塗料(原色)・パーツクリーナー・エンジンオイルの4資材について、入手状況・在庫・価格・事業継続可能期間に関する実態調査を実施しました。

本レポートでは、その調査結果を集計事実として整理してお伝えします。
その結果、シンナーを取り扱う事業所の88.7%で「入手困難または納期遅延」が発生しており、現場レベルで深刻な資材不足が広がっている実態が明らかになりました。

実態調査レポート「中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査」は、当社Webサイト「BSRweb」で公開しています。

https://bsrweb.jp/div/495419

本レポートは、印刷しご共有いただくためのPDF版もご用意しています。

先行きが見通せない状況のなか、自社の今後の経営判断や現場対応のヒントとして、ぜひ本レポートをご活用ください。

■ 調査背景

自動車補修分野で使用される塗料やシンナーなどの多くは、ナフサ由来の化学品を原料としています。中東情勢の悪化により供給面への影響が指摘され、塗料メーカー各社では2021年以降、複数回にわたる価格改定が行われてきました。
2026年に入ってからは、「価格上昇」だけでなく「そもそも入手できない」「希望する容量で購入できない」といった声が現場で顕在化しています。

■ 調査概要

項目

内容

調査名称

中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査

調査主体

株式会社プロトリオス

調査対象

全国の鈑金塗装・自動車整備事業者など

サンプル数

594名(鈑金塗装477/自動車整備77/車販21/部品用品販売8 ほか)

調査方法

Webアンケート

調査期間

2026年4月22日~5月13日

設問構成

シンナー/塗料(原色)/パーツクリーナー/エンジンオイルの入手状況・在庫・価格・継続可能期間、納期・売上影響、経営継続可能期間、自由記述

  • 調査結果は、小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

  • 本調査は自己申告に基づく集計であり、業界全体を代表するものではありません。鈑金塗装業の回答が80.3%を占めるため、結果は鈑金塗装業の実態を中心に表しています。

■ 調査結果サマリー

本調査では、シンナー・塗料(原色)・パーツクリーナー・エンジンオイルの4資材について入手状況や在庫、価格、経営への影響を定量的に把握しました。

調査結果サマリー|主要数値ハイライト

シンナー

シンナーの入手状況|取扱事業所の88.7%で「困難または納期遅延」
  • 88.7%が「入手困難または納期遅延」

  • 通常通り入手できているのは1割強にとどまります。

  • 仕入れ価格は150%以上の値上がり「回答全社」

  • 在庫が「2カ月未満」と回答した事業所は77.1%

塗料(原色)

塗料(原色) の入手状況|「希望容量で買えていない」が約半数
  • 約半数(50.5%)が「希望容量・数量で購入できていない」

  • 不足している原色は「白系・クリヤー・硬化剤」に集中

パーツクリーナー/エンジンオイル

パーツクリーナーとエンジンオイルの入手状況
  • パーツクリーナーは75.6%、エンジンオイルは86.9%で「入手困難または納期遅延」


実態調査レポート「中東情勢に伴う資材の価格高騰・供給不足に関する実態調査」から一部を抜粋。

レポート全ページは、当社Webサイト「BSRweb」で公開しています。

https://bsrweb.jp/div/495419

■ 経営への影響

資材不足は、すでに事業継続そのものに影響を及ぼし始めています。

納期延長や売上減少など、何らかの影響が出ている事業所は56.6%にのぼりました。

さらに、資材が確保できない状況が続いた場合、65.5%が「3カ月以内に経営継続が困難になる」と回答しており、業界全体として極めて切迫した状況にあることがうかがえます。

■ 今後に向けて

同業者間で資材融通などの協力体制が「すでに構築されている」と回答した事業所は4.9%にとどまる一方、「今後検討したい」「相談中」を合わせると約7割を占めており、連携への関心は高まっています。

株式会社プロトリオスでは、今後も業界の実態調査と情報発信を通じて、現場の事業者の皆様にとって有益な情報提供を続けてまいります。

会社概要

会社名  :株式会社プロトリオス (PROTO RIOS INC.)  https://www.proto-rios.co.jp/

本社所在地:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町2-3-7 アーバンエース北浜ビル2F 

代表者  :代表取締役 福本 尚基

資本金  :6,000万円

設立   :1967年7月 (2012年1月 (株)リペアテックと(株)システムワンが合併し、現商号へ変更)

従業員数 :114名(アルバイト・派遣を除く・2026年4月現在)

拠点   :大阪本社、札幌支社、仙台支社、東京支社、名古屋支社、福岡支社

事業内容 :

  • 自動車整備鈑金統合システム「LinkS C³」「ラクロスⅢ」など、関連ソフトウェアの開発および販売。

  • 車体修理業界情報誌「BSR」、整備業界情報誌「MSR」など、自動車の修理・整備に関する各種出版物の発行。

  • 車体修理技術・車体修理事業および自動車整備事業に関する各種支援、研修サービスの提供。

  • 自動車業界向けビジネス情報サイト「Mobiria(モビリア)」、カーアフターマーケット事業者向け「BSRweb」、整備事業者向け「MSRweb」、

  • 補修部品・機器系情報「Aftermarket News Web」、自動車整備士のための求人・転職サイト「クラッチ求人」の企画・制作・運営。

株式会社プロトリオスは、株式会社プロトコーポレーションのグループ会社です。

株式会社プロトリオスのオウンドメディア

  • 自動車業界向けビジネス情報サイト「Mobiria(モビリア)

    • 「情報」をコアにモビリティー関連事業者の生き残りと成長を強力に下支えし、他社と一線を画したオリジナルポジション確立を目指す業界特化型のオウンドメディア。

  • カーアフターマーケット事業者向け「BSRweb

    • 車体修理業界、整備業界の最新情報を発信する1973年創刊の月刊誌「月刊ボデーショップレポート (BSR)」のWebサイト

  • 整備事業者向け「MSRweb

    • 整備事業者、整備工場向けのフリーペーパー、月刊誌「月刊メンテナンスショップレポート (MSR)」のWebサイト

  • 補修部品・機器系情報「Aftermarket News Web

    • メーカー、商社、塗料・機械工具販売店向けの自動車補修用の材料、機器、業界動向などを届ける1981年創刊の季刊情報誌「Aftermarket News (AMN)」のWebサイト

  • 自動車整備士のための求人・転職サイト「クラッチ求人

    • 日本最大級の整備士、鈑金・塗装をはじめとした自動車関連業界に特化した求人・転職情報サイト。自動車関連業界の人材を必要としている企業様におすすめ。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社プロトリオス「BSRwebについてのお問い合わせ」フォームから、またはメールで下のメールアドレスまでお願いいたします。

https://bsrweb.jp/support/bsr-form

E-mail: press@proto-rios.co.jp

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