ヴァレオと市光工業、未来のモビリティに向けた革新技術を人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMAで披露

株式会社ヴァレオジャパンのプレスリリース

常にモビリティ革命の最前線に立つヴァレオは、より安全で電動化が進み、ソフトウェア・ディファインドへと変貌を遂げる未来のクルマに向けてイノベーションを創出し続けています。株式会社ヴァレオジャパン(本社:東京都品川区)とヴァレオグループの一員である市光工業株式会社(本社:神奈川県伊勢原市)は、2026年5月27日(水)から29日(金)までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」に出展し、モビリティの未来を形作る最新技術を披露します。

ヴァレオジャパンと市光工業の代表取締役社長であるクリストフ・ヴィラットは、次のように述べています。「今日、私たちはモビリティにおける大いなる変革の中心に立っています。未来のクルマはもはや遠いコンセプトではなく、より安全で、電動化され、そして根本からソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)へと進化しつつあります。私たちは、電動化、ADAS(先進運転支援システム) 、インテリアエクスペリエンス、そしてスマート・ライティングの分野における革新的なテクノロジーを、自動車メーカーやニュープレイヤーをはじめとするパートナーの皆様に提供することで、よりスマートなモビリティの実現に貢献してまいります。」

人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA ヴァレオ・ブース No. 478 市光工業ブース No. 479

ADASと次世代のユーザー・エクスペリエンス:安全で直感的なSDVの実現に向けて 

ヴァレオは、レベル2以上の自動運転を見据えて設計された最先端のセンサーから、それらを統合するシステム・アーキテクチャ、そしてSDV時代にふさわしい革新的なインキャビン(車内)エクスペリエンスにいたるまで、より安全でコネクテッドなモビリティを実現するためのハードウェア、コンピューティング、ソフトウェア技術を包括的に提供しています。 

ヴァレオ SCALA™ 3 Evo

ヴァレオは次世代LiDAR「ヴァレオ SCALA™ 3 Evo」を日本初公開します。本製品は、従来モデルと比較してサイズを約50%小型化することに成功し、車両の空力性能やスタイリングを損なうことなく、フロントガラスの内側への搭載を可能にしました。ガラスメーカーとの強固なパートナーシップにより、レーザーの減衰や屈折といった光学的な課題を克服し、時速130kmまでの高速走行時における自動運転レベル3の実現に不可欠な高精度点群データを提供します。

ヴァレオ Navigate4U

この最先端ハードウェアをはじめとする各種センサー群を統括するのが、同じく日本初公開となる統合システムスイート「ヴァレオ Navigate4U」です。超音波センサー、カメラ、レーダー、そしてLiDARによる360度全方位の認知データを高性能なドメインコントロールユニット(DCU)に集約し、AIを基盤としたソフトウェアスタックによって制御します。

これによりヴァレオは、出発地から目的地までを最小限の人間介入で結ぶ「ドア・ツー・ドア」の自動運転(Navigation on Autopilot)を自動車メーカーへ柔軟に提案します。高速道路での合流から、複雑な市街地での交差点の通過、歩行者や自転車などの交通弱者の検知、さらには目的地での自動駐車にいたるまで、あらゆるシーンに対応します。 

ドライバーモニタリングシステム 

車両の自動運転化が進む中、ヴァレオは人とクルマをつなぐヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の進化にも取り組みます。日本初公開となる「ドライバーモニタリングシステム 視線追跡デモ」では、高度なアルゴリズムがドライバーの視線をリアルタイムで正確に追跡します。壁面に設置された特定の画面に目を向けた瞬間に表示内容がダイナミックに変化するインタラクティブなデモンストレーションを通じて、ドライバーの脇見(ディストラクション)を防ぎつつ、必要な情報だけを必要なタイミングで提示する最先端のUI技術を紹介します。

ヴァレオA.U.R.A.センサー連動型e-クロミック・グラス

さらに、この車両センシング技術は車内空間にとどまらず、乗員のウェアラブルデバイスとの高度な連携へと拡張します。日本初公開となる「ヴァレオA.U.R.A.センサー連動型e-クロミック・グラス」は、コンシューマー向けスマートアイウェアを車両のエコシステムへ統合する世界初のソリューションです。

雨量・環境光(A.U.R.A.)センサーが検知する太陽の方位・高度・照度データと、車両の相対的な走行軌跡を組み合わせることで、トンネルへの出入り時などに発生する「ブラックホール現象」などの急激な明るさの変化を予測します。Bluetoothを介してスマートグラスと通信する独自のAPIにより、最適な調光度合いを先回りして適用します。ハードウェア、ソフトウェア、そして乗員のデバイスがシームレスに連携するこれらの技術は、ヴァレオが描く快適で安全なSDVの未来を具体化するものです。 

電動化ソリューション:カーボンニュートラルと強靭なサプライチェーンの実現に向けて

電動化とは、単にパワートレインを載せ替えることではありません。私たちの移動手段、地球環境への影響、そしてグローバルなサプライチェーンのレジリエンスをいかに再構築していくかという挑戦です。ヴァレオは、この未来を現実のものにするイノベーションを披露します。

重希土類フリー永久磁石同期モーター

ヴァレオは今回、「重希土類フリー永久磁石同期モーター」を公の場で初めて展示します。今日、モビリティ業界は環境負荷と地政学リスクという2つの大きな課題に直面しています。従来の高性能磁石は、調達リスクが高くカーボンフットプリントも大きい重希土類元素に依存してきました。ヴァレオが新たに開発したこのモーターは、ジスプロシウム、テルビウム、ホルミウムなどの重希土類を一切使用せず、従来の重希土類含有モーターと同等の出力と効率を維持します。

これを可能にしたのが、ローター内部にオイルを直接循環させて稼働温度を効果的に抑制する独自の「インスタック・オイル冷却技術」です。これにより、最適な磁力を維持して減磁を防ぎつつ、安価な磁石材料の使用を可能にしています。ヴァレオは、この革新的なソリューションを2027年に量産を開始する予定です。

コンパクト5方向冷媒バルブ

電動化の進展は、熱管理において極めて高い効率性を要求します。こうしたニーズに応えるヴァレオの「コンパクト5方向冷媒バルブ」は、その革新性が認められ、CESイノベーションアワードに選出されました。 EV向けヒートポンプ・システムの要となる本製品は、高度な統合を実現した業界初のソリューションです。流体通路の切り替えを制御する革新的な回転プレート機構を採用することで、従来の3つのソレノイドバルブと1つのチェックバルブの機能を、単一のコンパクトなユニットに集約しました。

このアーキテクチャの簡素化により、標準的なマルチバルブシステムと比較して500gの軽量化を達成し、フロントコンパートメント内の大幅な省スペース化を可能にします。日本初公開となる本製品は、2026年9月に量産開始を予定しています。 

第3世代 eアクセス

第3世代 eアクセス」は、48Vモーター、インバーター、減速機を1つのコンパクトなユニットに統合した、拡張性に優れた3-in-1ソリューションです。希土類フリーの先進的な6相モーターを採用し、優れたエネルギー効率と最適化されたNVH(騒音・振動・ハーシュネス)性能を両立します。IP67規格に準拠した完全密閉型の空冷設計により、多様な環境下で最大限の耐久性を発揮します。

電動4輪車やeカーゴ、スモールモビリティなど、幅広いプラットフォームに容易に搭載でき、システムコストを最適化しながら、安全性と信頼性の高い移動手段の実現に貢献します。

第5世代 DCDC一体型車載充電器

日本初展示の「第5世代 DCDC一体型車載充電器ライト」は、車載充電器(OBC)とDCDCコンバーターを統合した超小型の2-in-1システムです。5kW/Lという高い電力密度を誇り、PCBA(プリント基板実装品)とヒートシンク(放熱板)のみを使用したスタンドアローン設置から、複雑なx-in-1パワートレインアーキテクチャへの組み込みにいたるまで、多様なレイアウトに容易に統合できます。

本製品は高性能な双方向充電を標準でサポートしており、6.6kWのグリッド充電(G2V)に加え、V2G、V2L、V2V(6kVA出力)に対応します。これにより、車両がスマートなエネルギーエコシステムの一部として機能する次世代のエネルギーマネージメントを可能にします。さらに、最高95%の優れた変換効率を達成しており、コスト競争力を維持しながら熱損失を最小限に抑えています。 

スマートなライティングシステム:安全性、エネルギー消費削減、パーソナライズを実現するソフトウェア主導型ソリューション 

Just in Light

市光工業は、自動輝度制御ライティングシステム「Just in Light」を初公開します。このスマートなソリューションは、周囲のリアルタイムな環境、特に街灯で十分に明るい場所の走行時や激しい渋滞時などに応じて、車両の照明強度をインテリジェントかつダイナミックに適応させるように設計されています。

先進的なAIベースの測光技術を活用することで、作動時間の約半分において、ロービームの消費電力を25%から50%大幅に削減することを目指しています。視認性の確保と防眩(まぶしさ抑制)の最適なバランスを保つ革新的なアルゴリズムにより、ドライバーの安全性と同乗者の快適性を損なうことなく、カーボンフットプリント削減という重要な目標を追求しています。 

HDデジタルシグナリング

日本初公開となる市光工業の「HDデジタルシグナリング」ソリューションは、そのプレミアムバージョンにおいて、最大30,000 cd/m²という卓越した輝度と、1mm未満の微細な画素ピッチによる超高解像度を実現した高性能な外装向けディスプレイ信号灯です。最先端のミニLED技術をベースにしたこのシステムは、高精細なアニメーションを活用して路面コミュニケーションと安全性の向上を実現すると同時に、洗練された演出でプレミアム感のある視覚情報を提供します。

さらに、精緻なロゴや魅力的なコンテンツを表示することで、自動車メーカーにとって強力なブランド差別化のツールとなり、エンドユーザーとの間に力強い繋がりを生み出します。多様な市場ニーズに応えるため、ヴァレオ-市光は幅広い用途に対応する単色 (白・赤) からフルRGBまで、このソリューションを拡張性のあるラインナップで提供します。 


自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2026 

ヴァレオ・ブース No. 478 市光工業ブース No. 479

ヴァレオ・市光工業 記者会見を5月27日(水) 8:20よりヴァレオブースにて開催


ヴァレオについて

ヴァレオは、世界中の自動車およびテクノロジーパートナー向けに革新的なソリューションとシステムを創造する、世界をリードするテクノロジー企業です 。ヴァレオは、パワー・ディビジョン、ブレイン・ディビジョン、ライト・ディビジョンと、アフターマーケットとニューモビリティ向けの拡張サービス・パートナーであるヴァレオサービスで構成されています 。ヴァレオは、モビリティをより安全に、より持続可能に、そしてすべての人に手が届くものにすることにコミットしています 。グループは、より電動化が進み、より安全で、ソフトウェア・ディファインドとなる「未来のクルマ」を形作る上で重要な役割を果たしています 。ヴァレオは、グローバルな生産拠点と、電動化、先進運転支援システム、ライティング、ソフトウェアにおける技術的リーダーシップを活かして、1台あたりの付加価値のシェアを高めています 。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。

数字で見るヴァレオ:2025年の売上高209億ユーロ |2026年2月26日時点で、約100,000名の従業員を擁し、29カ国で149カ所の生産拠点、59カ所の研究開発センター、19カ所の物流プラットフォームを構えています。

市光工業について

1903 年創業以来、市光工業は 自動車用ランプの純正部品専門メーカーとして、長年にわたり国内外の主要自動車メーカーに自動車部品を納入してきました。2017 年にはヴァレオグループの子会社となりました。市光工業は自動車用ライティングに特化したシステムサプライヤーとして、安全・安心・快適なドライビング環境を創造します。

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