中古車オークション「セルカ」、事業急成長に伴う基幹システム刷新を完了

オークション処理能力の拡大、出品者様・バイヤー様双方の利便性向上により「中古車流通のDX」を加速

クイック・ネットワーク株式会社のプレスリリース

中古車流通のDXを推進し、CtoB車オークションサイト「勝ち抜き査定『セルカ』」を運営するクイック・ネットワーク株式会社(本社:神戸市、代表取締役:田畑 翔利)は、サービス開始以来最大規模となる基幹システムのリプレイスを完了したことをお知らせいたします。

今回の刷新により、多数の出品車両を処理する能力が向上。ユーザー様を一意に識別できる仕組みの導入やUI(ユーザーインターフェース)のリニューアルやスムーズな入札を実現する仕組みの導入を行い、これまで以上にスムーズでパーソナライズされた売却体験を提供いたします。


■ システム刷新の背景:急成長する取引規模に対応する「攻めの基盤」へ

「セルカ」は2025年度の流通取引総額(GMV)が約239億円を突破し、4年間で約5.5倍と大きな成長を遂げています。取引台数の急増に伴い、これまでのシステムでは多数の出品車両を同時に処理する際の負荷増大や、内部構造の複雑化による開発スピードの低下が課題となっていました。

今後、さらなる規模拡大を見据え、「システムの安定性」と「ユーザー利便性の向上」を両立させるため、根幹となる基幹システムの全面リプレイスを実施しました。


■ システムリプレイスの主要トピック①

1. オークション処理基盤のスケーラビリティ強化 

直近4年で取引規模が約5.5倍に拡大する中、これまでのシステムは将来の出品増加を見据えると処理能力に上限がありました。

新システムでは、大量の出品車両を同時に処理できるシステム構造を採用し、ピーク時の処理性能を大幅に向上。今後の取引台数の拡大に対して十分な余力を保てるよう、柔軟に処理能力を向上していける成長基盤を構築しました。


2. 「車両起点」から「ユーザー起点」へのデータ基盤の刷新

今回の刷新における重要な変更点の一つが、データ管理体系の根本的な見直しです。

旧システムは車両を中心とした情報構造であったため、同一ユーザー様の取引履歴や行動を横断的に捉えることが構造上難しい状態でした。

新システムでは、ユーザー様を一意に識別する基盤を導入し、取引・行動データをユーザー単位で統合管理する設計へと刷新。これにより、ユーザー様一人ひとりの体験の向上に加えて、データを活用したサービス進化の基盤を確立しました。

  • 複数台出品・リピート利用の体験向上
    セルカは、初めてご利用いただいたお客様から「次の売却もセルカで」と再びお選びいただくことが多く、また、複数台を一度にご出品いただくケースも多数いただいております。こうしたお客様からの信頼にお応えする上で、旧システムは出品車両ごとにマイページが発行される構造であったため、その都度アカウントを開設いただく必要があり、ご不便をおかけしている状態でした。

    新システムでは、1つのアカウントで複数台の出品状況を一元的に管理でき、過去にご利用いただいた方も同じアカウントでそのまま売却手続きを進めていただけます。ご利用の頻度や台数が増えるほど、その利便性を実感いただける設計です。

  • 顧客識別精度の向上と、一貫したコミュニケーションの実現
    旧システムではメールアドレス等の登録情報を照合してリピーターを判別していたため、メールアドレスのご変更などがあった場合に、同一のお客様として認識できないケースが発生していました。

    新システムでは、お客様ごとに一意な識別子を発行することで、こうした識別漏れを解消。これまでのご利用履歴やお問い合わせ状況を確実に紐付け、お客様一人ひとりの状況に合わせた一貫性のあるご案内を、適切なタイミングでお届けできるようになりました。

  • 顧客理解の深化と、サービス進化の加速
    ユーザー単位でデータが統合されたことにより、お客様の売却履歴やサービスのご利用状況を一貫して分析できる基盤が整いました。これは、お客様一人ひとりに最適化されたご提案を行うパーソナライゼーションの高度化だけでなく、サービス改善の意思決定、新機能の開発、お客様への適切なご案内など、データを起点としたサービス進化全般の土台となります。

    今後はこの基盤を活かし、より深い顧客理解に基づく売却体験の進化を加速してまいります。

3. システムの複雑さの解消による「改善スピード」の加速

事業の急成長に伴い、システム内部では機能追加を重ねる中で複雑性が蓄積し、新機能開発や改善のスピードが徐々に低下しつつありました。

今回の刷新では、こうした複雑性を抜本的に整理し、変更しやすく、壊れにくいシステム構造へと再設計しました。

  • 改善・新機能リリースの高速化
    コードベースの整理により、新機能の実装やUI改善にかかる工数が大幅に削減されました。これにより、お客様からのご要望や市場の変化に対し、これまで以上のスピードで応えられる開発体制を実現しています。今後は、ユーザー様の声を起点とした改善サイクルをさらに加速してまいります。

  • プラットフォームの安定性向上
    システム構造の整理により、内部的な不整合に起因する不具合の発生を大幅に抑制。お客様が大切なお車を売却される際に、安心してご利用いただける安定したプラットフォームを継続的にお届けします。

4. ユーザー様向け画面の進化(UI/UXの刷新)

オークション体験の質を左右する重要な要素として、マイページおよびオークション画面のUIを全面的に刷新しました。

売却ステータス、メッセージ、必要な対応事項といった主要情報をこれまで以上に分かりやすく整理し、直感的に操作いただけるモダンなインターフェースへとアップデートしています。

また、出品車両ごとに必要な手続きや確認事項を「やることリスト」として一元的に確認できる仕組みを導入。複数台を並行してご出品いただく場合でも、車両ごとの状況が一目で把握でき、対応漏れや情報の混同を防止することで、お客様に安心して取引を進めていただける環境を整えました。


■ システムリプレイスの主要トピック②

今回の刷新では、出品者様向けの体験改善と並行して、バイヤー様の入札体験を大きく向上させる変更も実施しました。

1.複数 レーンの導入による入札効率の最大化

従来は出品車両が1台ずつ順番に終了する形式であったため、出品台数の増加に伴いオークション全体の所要時間が長期化し、バイヤー様の拘束時間が課題となっていました。

新システムでは、複数台の車両が並行して終了時間を迎える「複数レーン」制を導入。まずは2レーンから運用を開始し、状況に応じてさらなる拡大を予定しています。

これにより、限られた時間内でより多くの車両に入札いただけるようになり、成約機会の最大化を実現します。また、落札には終了時点で最高入札額を提示している必要があるセルカオークションにおいて、終了間際の競りは最も重要な局面です。目当ての車両を待つ時間を削減することで、狙った車両を逃さないタイトな競り環境を提供します。

2. バイヤー様向け画面の進化(同時終了に対応した最新UI/UX)

複数台が並行して終了する新方式に合わせ、入札画面のUIを全面的に刷新しました。

終了順に並ぶリスト形式を維持しつつ、画面上部には「まもなく終了する複数台」が目立つように配置される新レイアウトを採用。1件の車両が終了するたびに、待機リストから次の車両が即座に上部へと補充されます。

セルカでは終了間際に入札が入ると終了時間が自動延長されるため、複数台の終了タイミングは流動的に変化します。新UIではこうした動きをリアルタイムに可視化することで、複数車両を同時に追いながら的確な入札判断を行えるよう、バイヤー様の意思決定を強力にサポートします。

3. 「1クリック入札」の導入:終了間際の限られた時間で、スムーズな入札を実現

落札の成否が決まる終了間際は、バイヤー様にとって最も集中力が求められる局面です。従来の入札操作は「金額入力 → 確認ボタン → 確定ボタン」の3ステップが必要であり、特に複数車両を同時に追う際にはこの操作工数と金額判断がボトルネックになっていました。

新システムでは、こうした課題を解消する「1クリック入札」機能を新たに搭載しました。次回の入札額があらかじめ提示され(車両価格に応じて5,000円または10,000円単位での増額)、その金額で入札するかどうかをワンクリックで判断するだけで入札が完了します。これにより、金額を考える時間とクリック操作のタイムラグなく即時に入札いただけ、終了間際でも狙った車両を最後まで追い切ることが可能になります。

なお、誤操作を防ぎながら金額を確認して入札したいバイヤー様向けに、入札時に確認モーダルを表示する「2クリック入札」モードもご用意しています。オークションのご経験やお好みに応じて、ご自身に合った入札スタイルを選んでいただけます。


■ 最高技術責任者からのコメント

取締役CTO 山下 恭一

このリプレイスは、私たちが「現状を維持するための開発」から「未来を作るための開発」へとシフトするための、必要不可欠な投資でした。

基幹システムを再構築したことで、データを起点とした体験の最適化、パートナー事業者様との新たな連携、そして次世代の取引体験の創出など、これまで構想段階にとどまっていた取り組みに本格的に着手できる準備が整いました。

中古車売買という、人生に何度かしかない大きな取引において、「セルカで売って良かった」「セルカで仕入れて良かった」と思っていただける瞬間を、技術の力で一つでも多く生み出してまいります。

そしてこの取り組みの先に、世界中の中古車流通に関わる方々に使われるグローバルプラットフォームとしてのセルカの姿を見据えています。

今後のセルカにご期待ください。

■ 勝ち抜き査定「セルカ」について

勝ち抜き査定「セルカ」は、クイック・ネットワーク株式会社が運営する、“手間なく、そして最高値で売りたい”ユーザーのために設計された業界最大級※1のCtoBオークションサービスです。 全国8,000社以上※2の中古車販売事業者が参加するオークションにおいて、入札による競り合いで価格が決定される仕組みを採用。多くの事業者に入札機会を提供しております。高額売却を目指す上ではできるだけ多くの買い手に値付けされることが必要となる車の売却において、効率的かつ効果的な仕組みとなっています。

また、従来は旧態依然とした構造が指摘されてきた中古車流通をEC化することで、取引プロセスの効率化と透明性の向上を推進し、煩雑な手続きを行うことなく、ユーザーは納得感のある価格で車を売却することを実現しています。 さらに、複数の事業者による入札によって価格が競り上がっていくプロセスを可視化することで、単なる売却にとどまらず、「自分の車が評価され、価値が高まっていく」実感やワクワク感を得られる体験を提供している点も、セルカならではの特長です。

※1:自社調べ(2026年3月時点。国内CtoB中古車オークションサービスにおける参加事業者数および取扱実績を基に算出) ※2:2026年4月時点。

【サービス概要】 

サービス名: 勝ち抜き査定「セルカ」 

強み: 全国8,000社以上のバイヤー様ネットワーク、売却アドバイザーによる売却支援

利点: 電話ラッシュなし、査定1回、成約手数料一律33,000円(税込) 

公式サイト:https://www.sellca-sellcar.com/

【会社概要】 

会社名:クイック・ネットワーク株式会社 

所在地:〒650-0037 兵庫県神戸市中央区明石町44 神戸御幸ビル4F 

代表者:代表取締役社長 田畑 翔利 

コーポーレートサイト:https://quicknetwork.co.jp/

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。