マレリとAWS ソフトウェア定義型車両の検証に向けたAIシステムを共同開発

マレリ株式会社のプレスリリース

自動車業界向けグローバル・テクノロジー・サプライヤーであるマレリは、Amazon Web Services(AWS)と共同で、次世代AI搭載の「System Test Generation(STG)Agent」を開発しました。このシステムは、エンジニアリング・システムの要件からシステム・テスト・ケースを自動生成するという、検証プロセスの中でも特に重要かつ作業負担の大きいステップを自動化します。車両プラットフォームがますますソフトウェア主体へと進化する中、エンジニアリング・チームは大量の要件やデータ、システム仕様を管理し、整合性とトレーサビリティを確保する必要があります。本ツールは、こうした検証サイクルに大きな前進をもたらすものです。

STG Agentは、AWS Generative AI Innovation Centerのノウハウを活用し、Amazon NovaのファウンデーションモデルやAmazon Bedrock Knowledge Bases、Strands Agentsフレームワークなどを基盤として開発された先進的なソリューションです。これにより、マレリは製品の機能が顧客要件に対して正しく検証される工程を効率化し、整合性を向上させることが可能になりました。新ツールは、検証作業の時間短縮と、システム要件と製品挙動の整合性強化を目的としています。特にソフトウェア定義車両の開発期間短縮や信頼性向上、新機能の迅速な提供などに大きく貢献することが期待されます。さらに、要件管理ツールとのシームレスな統合が可能で、既存の自動車エンジニアリングワークフローにも対応しています。

マレリの開発プロセスでは、まず顧客要件をR&Dエンジニアがシステム要件へと落とし込みます(これが製品の機能を定義するための人的プロセスです)。その後、STG Agentがこれらシステム要件ごとに想定される挙動を分析し、明確で構造化され、トレーサビリティのあるシステム・テスト・ケースを自動生成。各機能が意図どおりに動作しているかどうか、マレリのエンジニアによる検証を支援します。

「STG Agentは、ソフトウェア定義車両の検証方法を大きく進化させるものです。」と、マレリのエレクトロニクス事業部エンジニアリング・チーム、System Performance Optimization部門の責任者ダニエレ・ルッソは語っています。「私たちのエンジニアリング知識とAWSの高度なAI技術を組み合わせることで、検証サイクルの大幅な短縮と、グローバルな品質の一貫性を実現しました。このソリューションによって、顧客への迅速かつ効率的なサポートが可能となり、次世代ソフトウェア定義型車両の基盤強化にもつながります。」

AWSイタリアのカントリー・リーダーであるジュリア・ガスパリーニ氏は、「マレリによるシステム検証の自動化は、自動車エンジニアリングにおける生成AIの変革的な可能性を示すものです。Amazon Novaファウンデーション・モデルやAmazon Bedrockの活用によって、ソフトウェア定義型車両の開発・検証手法に新たな基準を打ち立てています。このソリューションは、高度なAIが革新を加速させると同時に、自動車業界の厳格な品質・安全基準を維持できることを証明しています。」と述べています。

 

訳注:当文書は2026年3月18日に発表された英語版プレスリリースの翻訳です。プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語版が優先されます。

 

マレリについて

マレリは自動車業界をリードするグローバルなモビリティ・テクノロジー・サプライヤーです。技術革新と卓越した製造において確固たる実績を持つ当社の使命は、お客様やパートナーとの協力を通じてモビリティの未来を変革し、より安全で環境に優しく、より良いコネクテッド・ワールドを創造することです。全世界に約40,000人の従業員を擁するマレリは、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカに150以上の施設と研究開発センターを有しています。

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