ティアフォー、imecのAutomotive Chiplet Programに加盟 SDV向けチップレットアーキテクチャとAIアクセラレーターの開発を加速

株式会社ティアフォーのプレスリリース

自動運転の民主化をビジョンに掲げる株式会社ティアフォー(本社:東京都品川区、代表取締役 執行役員 CEO:加藤 真平、以下ティアフォー)は、ナノエレクトロニクスとデジタル技術の分野で世界をリードする研究開発機関であるimec(本部:ベルギー・ルーベン、Chairman:Antoon De Proft)が運営するAutomotive Chiplet Program(ACP)に加盟しました。今回の加盟により、ティアフォーの多種多様な環境・多種多様な応用の戦略に必要な技術を強化し、グローバルのモビリティエコシステムに拡張性の高い自動運転ソリューションを提供することを目指します。

加盟の背景と狙い

自動車業界でソフトウェア定義型自動車(Software Defined Vehicle:SDV)への移行が加速する中、ハードウェアとソフトウェアの切り離しは競争力の維持において不可欠となっています。このような状況に対し、ティアフォーは以下の2つに重点的に取り組んでいます。

  • 多種多様な環境: 自動車メーカーの車両、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」、システム・オン・チップ(System-on-Chip:SoC)やセンサーを含むハードウェアアーキテクチャに対して、高い適合性を実現します。

  • 多種多様な応用:システム開発と統合、車両への組み込み、リファレンスデザイン、顧客向けサービスを通じて、多様なユースケースに対応します。

チップレット技術は、特定の機能を備えた小型チップを組み合わせることで、半導体を構築する手法です。今回の加盟を通じてティアフォーは、多様なソフトウェアを異なる半導体上で効率的に動作させるチップレットアーキテクチャを推進します。この半導体のモジュール化により、自動車メーカーは特定の企業に依存することなく、用途に応じて最適なプロセッサーを選択し、活用することができるようになります。

取り組みの内容

今回のACPへの加盟においては、他の加盟企業と連携し、特定の機能に特化したハードウェアアクセラレーターの設計を重点領域としています。ティアフォーは、高速な3次元点群処理を可能にするLiDARアクセラレーターの開発実績を基盤に、AIベースの自動運転に最適化されたAIアクセラレーターの研究を加速させます。

「Autoware」が認識から計画までを統合的に処理するニューラルネットワークへと進化する中で、ハードウェアには膨大なAI処理を滞りなく実行する高い処理能力が求められます。チップレット技術を活用することで、ティアフォーが培ってきた認識技術における知見を他の演算ユニットとともにSoCへ直接統合することが可能となります。これにより、次世代の自動運転システムに不可欠な低遅延と高い効率性を実現します。

ティアフォー 代表取締役 執行役員 CEO 加藤真平のコメント

ティアフォーは、自動運転システムが多種多様な環境や多種多様な応用に柔軟に適応できる技術の実現を目指しています。ACPに加盟することで、オープンな標準規格に基づいて、オープンソースソフトウェアを半導体と連動させることが可能になります。異なるアーキテクチャにおいても、最適化されたチップレット設計を通じて、「Autoware」や当社のAIベースモデルがその性能を最大限に引き出せる環境を構築していきます。

imec  Automotive VP Bart Plackeのコメント

ティアフォーをACPに迎えることができ、大変嬉しく思います。自動車業界がチップレットアーキテクチャへと移行する中で、この変革を一社単独で成し遂げることは難しくなっています。ACPでは、エコシステムを取りまとめ、共通基盤となる標準規格の策定や車載要件を満たす手法の検証に共同で取り組んでいます。ティアフォーの加盟により、ACPの半導体およびシステム統合の知見と、ティアフォーの自動運転ソフトウェアおよびリファレンスプラットフォームの技術力を融合させることが可能になります。私たちは、次世代の安全で信頼性が高く、拡張性とエネルギー効率に優れた自動運転のモビリティを支えるチップレットアーキテクチャの確立を加速させていきます。

今後の展望

ティアフォーは、ACPにおいて、世界の主要企業とともに、車載チップレットの共通基盤となる標準規格の策定に取り組みます。この取り組みを通じて、The Autoware FoundationのOpen AD Kitや当社のCo-MLOpsプラットフォームにおいて最先端の半導体技術を活用した開発を可能にします。また、チップレット技術を企業の枠を越えて相互に活用できるエコシステムを推進することで、透明性の高いサプライチェーンを構築し、安全で拡張性の高い自動運転の社会実装をグローバルで加速させていきます。

※1 Autoware はThe Autoware Foundationの商標です。

株式会社ティアフォーについて

株式会社ティアフォーは、「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を主導するディープテック企業です。自社製品として「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを提供し、それらを基盤に市場ニーズに応じた自動運転における各種サービスを展開しています。ティアフォーは、「Autoware」が生み出すエコシステムを通じて、世界中のパートナーと連携しながら自動運転の可能性を広げ、より安全で持続可能な社会の実現を目指しています。

━━会社概要━━

【社名】株式会社ティアフォー

【所在地】東京都品川区

【URL】https://tier4.jp

【設立年月】2015年12月

【主な事業内容】

・自動運転プラットフォーム開発事業

・自動運転ウェブサービス開発事業

・自動運転システム開発キット販売事業

・自動運転技術の教育事業

広報に関するお問い合わせ

pr@tier4.jp

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