日立ハイテク、スペインKD社と代理店契約を締結し、車載Ethernet向けガラス光ファイバー対応、光トランシーバの日本国内向け展開を本格化

株式会社日立ハイテクのプレスリリース

 株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)は、車載向け光通信技術を手掛けるKnowledge Development for Plastic Optical Fiber S.L.(本社所在地:スペイン王国マドリード、以下、KD社)と、代理店契約(以下、本契約)を締結しました。

本契約により、日立ハイテクはKD社製の車載Ethernet(イーサネット)*1向け光トランシーバ*2(以下、本製品)を日本国内向けに提供開始します。

 本製品は、自動車関連の通信環境としての品質が担保されるIEEE 802.3czに準拠し、ガラス光ファイバー(Glass Optical Fiber、以下、GOF)に対応しています。これにより、自動運転やSDV(Software Defined Vehicle)*3化の進展に伴いデータ通信量が増加する中でも、高速かつ高信頼な車載通信環境の実現を支援します。

 KD社は、車載光通信分野をリードする存在として技術開発を進めており、近年はより高帯域・高信頼性の車載Ethernetの実現に向け、GOFを用いた光トランシーバ製品の開発に注力しています。KD社製の光トランシーバは、マルチGbps*4の高速通信性能、優れた電磁干渉(EMI)耐性、高い信頼性を特長とし、次世代車両における中核的な車載ネットワークデバイスへの適用において高く評価されています。さらに本製品の技術はロボティクス、鉄道など、モビリティ領域全般におけるネットワーク高速化、大容量化ニーズへの貢献も期待されています。

 日立ハイテクは、本契約を通じて、自動車をはじめとしたモビリティ領域において、最先端の技術を広く提供し、安心・安全で持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 日立ハイテクが所属する株式会社日立製作所のコネクティブインダストリーズ(CI)セクターでは、プロダクトの豊富なインストールベース(デジタライズドアセット)のデータにドメインナレッジと先進AIを組み合わせた産業分野向け次世代ソリューション群「HMAX Industry」を、成長産業へ水平展開しています。日立ハイテクはCIセクターの一員として、Lumada 3.0を体現する「HMAX Industry」および本製品をはじめとしたソリューションの提供を通じて、次世代モビリティの革新をめざします。

*1 Ethernet:自動車内での高速データ通信を実現するために最適化された技術

*2光トランシーバ:電気信号と光信号を相互に変換するデバイスのことで、現代の高速通信ネットワークを支える重要な役割を果たし、大容量のデータを高速かつ効率的に伝送することを可能にする

*3 SDV:クラウドとの通信により、自動車の機能を継続的にアップデートすることで、運転機能の高度化など、従来車にない新たな価値が実現可能な次世代の自動車のこと

*4 Gbps(Gigabits per second):1秒間に送受信できるデータの量を示す単位

【KD社について】

 KD社はスペイン王国・マドリードに本社を置き、2010年より車載Ethernet向け光通信技術および光トランシーバを開発・提供しています。近年はGOFを用いた車載Ethernet対応光トランシーバの開発に注力し、IEEEにて次世代車載ネットワーク規格の標準化を推進しています。詳しくはWebサイトをご覧ください。

今、あなたにオススメ