~ 税理士・スガワラくんが解説!残クレの仕組みと後悔しやすいポイント ~
株式会社スガワラくんのプレスリリース
月々の支払いを抑えられる車の購入方法として、残価設定型ローン(以下、残クレ)の利用が拡大しています。そこで今回、登録者数153万人超のYouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』を運営する税理士の菅原 由一は、車購入時に残クレを利用した全国の男女180名を対象に「利用者の理解度と意識」を調査しました。
本リリースでは、調査結果とともに、「残クレの仕組みと注意点」をわかりやすく解説します。
■調査概要
調査期間:2026年2月16日~17日
調査手法:インターネット調査
調査対象:車を購入する際、残クレを利用した18歳以上70歳未満の男女全国
サンプル数:180名
調査機関:Freeasy
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、「脱・税理士スガワラくん 調べ」と必ずご明記ください。
■調査結果サマリー
・残クレが選ばれる理由は「月々の安さ」と「ディーラー主導」
・利息の仕組みを正しく理解している人は3割
・差額支払いリスクは「理解していなかった」層が過半数
・利用後に感じるのは「金利負担」と「将来への不安」
■調査結果
まず、「車の購入時に残クレを選んだ理由」を聞いたところ、半数(50.0%)が「月々の支払い額を抑えたかった」と回答し最多でした。次いで多かったのは、「ディーラーに勧められた」で4割を超える(40.6%)結果となりました。また、「本来は手が届かない価格帯の車に乗りたかった」(24.4%)という回答も一定数見られました。
この結果から、残クレは利用者自身が積極的に仕組みを理解して選ぶよりも、月々の負担が軽く見えることや、販売現場での提案によって選択されている実態がうかがえました。
「残クレでは、実際に支払う金額ではなく『車両価格全体』に対して利息がかかる仕組みとなっていることを知っていたか?」と聞いたところ、「知っていた」と回答した人は3割強(32.8%)にとどまりました。
一方で、「なんとなく聞いたことはあった」(38.3%)や「知らなかった」(28.9%)という回答が合わせて約7割(67.2%)を占めており、残クレ利用者の多くが、金利の仕組みを十分に理解していないまま契約している可能性があることがわかりました。
次に、「5年後など、下取り査定額が当初の想定より下がった場合に差額の支払いが発生するリスクがあることを知っていたか?」と聞いたところ、「知っていた」と回答した人は4割強(43.9%)でした。
しかし、「説明を受けたが、よく理解していなかった」(30.6%)や「知らなかった」(25.6%)という回答が過半数(56.2%)を占めました。この結果から、説明自体は行われているものの、その内容が十分に理解されていない、あるいはリスクとして認識されていない実態が浮き彫りになりました。
最後に、「残クレを利用して感じている悩みや不安は何か?」聞いたところ、最も多かったのは「利息や手数料が高いと感じている」(35.0%)でした。次いで、「傷や事故による追加支払いが心配」(30.6%)、「将来の下取り価格が下がらないか不安」(26.1%)といった将来負担に関する不安が続きました。
一方で、「特に悩みや不安はない」と回答した人は4人に1人程度(25.6%)にとどまり、多くの利用者が、契約後に何らかの不安や課題を感じていることがわかりました。
■「残クレとは?仕組みと注意点」をスガワラくんがわかりやすく解説
近年、残クレで車を購入する人が増えています。本調査からもわかるように、残クレは月々の支払いを大きく抑えられる一方で、見落とされがちなリスクやデメリットも多く存在します。残クレは決して万能な購入方法ではなく、仕組みやリスクを正しく理解しないまま利用すると、数年後に大きな負担となって現れる可能性があります。そこで、今回は残クレの仕組みとメリット・デメリット、そして注意点をわかりやすく解説します。
●残クレとは何か?
車の主な購入方法は、次の3つです。
・現金一括払い
・ローン
・リース
この「ローン」の一種として登場したのが、残価設定型ローン(残クレ)です。
●残クレの仕組み
残クレは、将来の下取り価格(残価)をあらかじめ差し引いてローンを組む方法です。
例えば、800万円のアルファードを5年ローン(金利3%)で通常購入すると、総支払額は約865万円、月々の支払いは約15万円になります。一方、残クレの場合、「5年後に500万円で売れる」と想定して残価を設定すると、差額の300万円のみでローンを組むことになります。
その結果、月々の支払いが約5万円程度になり、高級車でも手が届きやすくなるというメリットがあります。
実際、最近高級車に乗っている人の多くが、残クレを利用しています。
●残クレのデメリット
(1)利息は「車両価格全体」にかかる
残クレで注意すべき最大のポイントは、金利が「実際に支払う300万円」ではなく、「車両価格の800万円」にかかる点です。800万円分の利息を払いながら、元金は300万円しか減りません。つまり、残価が高いほど利息負担は重くなります。
(2)下取り価格が下がるリスク
残クレは「将来売ること」が前提です。しかし、実際の査定額が当初の想定より下がるケースは非常に多くあります。
例えば、当初の残価が500万円でも、実際の査定額が100万円だった場合、差額の400万円を追加で支払う必要があります。支払えない場合は、再びローンを組むことになり、金利負担がさらに増える悪循環に陥ります。
(3)乗り換え時に負担が一気に来る
5年も経てば、多くの人は次の車に乗り換えたくなります。しかし、残クレの場合、査定が少しでも下がるや、修復歴や臭い、細かな傷があるなどの理由で、一気に大きな支払いが発生する可能性があります。「綺麗に乗っていれば大丈夫」と言われがちですが、事故やもらい事故など、自分では防げないリスクもあります。
(4)ディーラー側に有利な仕組み
残クレが広がっている背景には、ディーラー側の事情もあります。
・高級車ほど利益率が高い
・残クレは営業成績に反映されやすい
・利息・手数料で利益が出る
そのため、
・デメリットを十分に説明しない
・「普通のローンは通りません」と残クレを勧める
といった営業手法が使われるケースもあります。
●残クレの今後と注意点
残クレは、月々の支払いを抑えられるという点では魅力的ですが、利息・手数料が高く、将来の査定リスクが大きいため、基本的にはお勧めしにくい購入方法です。
さらに最近では、住宅にも残価設定型ローン(住宅版残クレ)が登場しています。
住宅の場合、
・将来の売却額との差額を支払う必要がある
・亡くなった場合、家族が住み続けられない可能性がある
など、車以上にリスクが大きくなります。そのため、家族がいる人には特に注意が必要です。
●まとめ
残クレは、「月々の支払いが安く見える」購入方法ですが、その裏には、
・高い利息負担
・査定下落リスク
・将来の大きな支払い
といった見えにくいリスクがあります。
目先の月額だけで判断せず、総支払額と将来のリスクを理解した上で選ぶことが重要です。「安く乗れているつもり」が、数年後に大きな負担となって返ってくる可能性があることを、ぜひ覚えておいてください。
■菅原 由一プロフィール
1975年、三重県生まれ。東京都在住。お客様を黒字に導く節税と資金繰りの専門家。
2022年12月に開設したYouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』は、登録者数153万人を突破。ブログ 『脱!税理士 菅原のお金を増やす経営術!』は全国税理士ブログランキング第1位を獲得し、アメブロ【公式】トップブロガーに選任。
講演実績は、Google、アパホテル、リコージャパン、ロバートキヨサキなど上場企業、外資系企業も含め1,000回を超え、各メディアからの取材も多数受ける。
書籍『究極の資金繰り』『激レア資金繰りテクニック50』(共に幻冬舎)は、累計3.7万部のベストセラーとなる。2024年2月22日に『タピオカ屋はどこへいったのか? 商売の始め方と儲け方がわかるビジネスのカラクリ』を発売。刊行から1年で累計発行部数12万部を突破。
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■会社概要
商号:株式会社スガワラくん
本社所在地:愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30 名古屋三井ビル本館7F
代表者:代表取締役 堀江 芳紀
設立年月日:2023年11月8日
資本金:1,000,000円
事業内容:セミナーの運営、YouTube、広告、コンサルティング