株式会社CoeFontのプレスリリース
株式会社CoeFont(本社:東京都港区、代表取締役:早川 尚吾)は、オートバックスセブングループのIT・DXを担う株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ(以下、ABDi)が、インドとのオフショア開発において多言語リアルタイム翻訳サービス「CoeFont通訳」を導入し、ブリッジSEを介さない直接的なコミュニケーションを実現した事例を公開しました。
国内IT人材不足を背景に、オフショア開発への注目が高まる一方で、言語の壁による意思疎通の齟齬や会議時間の長期化は、多くの企業にとって大きな課題となっています。ABDiでも、インドの開発パートナーとの協業において、通訳を介したコミュニケーションによる非効率や認識のズレが課題となっていました。
こうした状況を受け、同社は「CoeFont通訳」を導入。日本語と英語それぞれのネイティブ言語で対話できる環境を構築することで、会議時間を半分以下に削減するとともに、技術的な深い議論においても認識齟齬のないスムーズな意思疎通を実現しました。本リリースでは、導入に至った背景や活用方法、現場で実感された具体的な効果について、ABDi ビジネスインテリジェンス推進部 課長・工藤大輔氏のコメントとともに紹介します。

国内IT人材の不足を背景に、コストを抑えながら高い技術力を活用できるオフショア開発のニーズが高まっています。しかし、言語の壁によるコミュニケーション不全が大きな課題となり、「意図が正確に伝わらない」「ミーティングに時間がかかりすぎる」といった不安が、オフショア開発への一歩を踏み出せない要因になっているケースも少なくありません。
オートバックスセブングループのIT・DXを担う株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ(以下、ABDi)の、ビジネスインテリジェンス推進部 工藤大輔課長も「インド企業とのオフショア開発で同様の課題に直面した」と語ります。その課題を解決したのが「CoeFont通訳」でした。ブリッジSEを介さない直接的なコミュニケーションが可能になり、技術的な深い議論もスムーズに進められるようになったといいます。「まるで夢の自動翻訳ツールのよう」と使用感を語る工藤氏に、導入の経緯と解決した課題について詳しく話を聞きました。
【ABDi導入事例のポイント】
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ブリッジSEを介したオフショア先とのコミュニケーションという大きな課題
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CoeFont通訳を導入した結果、意思疎通の齟齬がなくなり、コミュニケーション時間も半分以下に削減
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オフショア先とのコミュニケーションが、日本語での日本人技術者同士のコミュニケーションよりもスムーズに
PoC段階で露呈したコミュニケーション課題。「理解できていなかった」ことが後から判明

−−ABDiの概要を教えてください。
工藤:当社は、オートバックスセブングループ内のITとDXを担当する企業です。オートバックスセブングループのDX推進の中核を担う組織として、デジタル戦略の策定や実行支援から、基幹システムの構築、運用・保守サポートまで、幅広い領域を一貫して手がけています。
具体的には、グループ内の物流システム、販売管理システム、会計システム、ECサイトのシステム、さらには店舗でのピットサービスの予約システムまで、当社が開発・保守を担当しているシステムは非常に多岐にわたります。お客さまが店舗でタイヤ交換を予約されるときにも、オンラインで商品を購入されるときにも、その裏側では私たちが構築したシステムが動いています。
−−工藤さまの担当領域やプロジェクトについて教えてください。
工藤:私の所属するビジネスインテリジェンス推進部では、各システムから日々上がってくるデータを集約・分析するデータ分析基盤の開発・保守を担当しています。このデータ分析基盤は、オンプレミス環境で20年以上使い続けてきたもので、アーキテクチャの陳腐化が大きな課題となっていました。そこで、クラウド化およびデータ分析とAI構築・運用を視野に入れた最新アーキテクチャへの刷新プロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトを、私が中心となって進めています。
今回のプロジェクトでは、インドのSIerでのオフショア開発を採用することになりました。当社でもオフショア開発の実績はありましたが、私の担当領域では初めてのことでした。商習慣やビジネスに対する考え方の違いもありますから、うまくコミュニケーションを取って信頼関係を築けるか、不安がありました。順調に開始されたものの、コミュニケーションの在り方が想定以上に大きな課題として浮上しました。
−−どのような課題に直面されたのでしょうか?
工藤:今年の初めにプロジェクトが立ち上がり、まずPoC(Proof of Concept:概念実証)を行いました。この段階ではCoeFont通訳は導入しておらず、ベンダー側が手配してくれたブリッジSEを通じてやりとりをしていました。
しかしながら、通訳を介したコミュニケーションは情報の伝達に倍近い時間を要し、会議の効率を著しく低下させる要因となりました。さらに、質疑応答を重ねて合意に至ったと思われた事項においても、後に重大な認識の相違が露呈するなど、意思疎通の正確性にも深刻な課題が生じていたのです。
PoCの段階でこの状態では、これから本格的にプロジェクトを進めていったときの生産性や確実性がどうなるのか心配になりました。インドのエンジニアはスキルも高く、積極的に提案もしてくれる本当に優秀な方々です。だからこそ、やはり言語の問題は大きく感じられました。
翻訳スピードと精度に驚愕。日本語でのやりとりより「通じる」理由とは

−−CoeFont通訳を導入された経緯を教えてください。
工藤:オフショア開発への不安を共有していた社長が、展示会でCoeFont通訳を見つけたんです。その場で実際に試したところ感触がとてもよく、社長経由で「現場でも使ってみたらどうか」という話になりました。
導入したのは今年の10月からで、約2カ月になります。最初は仮導入という形で使い始めたのですが、その段階で「これはかなり使える」と感じました。PoCで抱えていた課題が一気に解決できそうだと確信したんです。それで、すぐに正式導入を決めました。それくらい、私たちが抱えていた課題にピタリとはまるソリューションだったんです。
−−社長からは好評だったとのことですが、工藤さまが現場で使われた感想はいかがでしたか?
工藤:翻訳結果の表示が極めて迅速で、発話後1秒程度で通訳が開始されるため、通常の会話と遜色ないスピード感に驚きました。一定の間を置くなどの工夫はしていますが、ミーティング中はツールを介していることを失念するほど、自然なコミュニケーションが可能です。
また、誤訳もほとんどないという点も大きいですね。専門用語や固有名詞が通訳されないケースはありますが、一度登録しておけば違和感なく会話できます。登録から反映されるまでタイムラグはありますが、コミュニケーション上はまったく問題なく、快適に使えています。
−−具体的にはどのように使われていますか?
工藤:Microsoft Teamsのオンラインミーティングに、CoeFont通訳を接続して使用していますが、本当にスムーズです。CoeFont通訳を使うようになってから気づいたのですが、日本人同士の、日本語でのやりとりよりも、CoeFont通訳を使ったインドのエンジニアとのやりとりのほうがお互いの意図が伝わるんですよ。CoeFont通訳では、翻訳された字幕が音声と表情と一緒に表示され、それを見ながらコミュニケーションを取っているから、通じるのかもしれませんね。日本語同士だとリアルタイムでは文字起こしはしませんから。
−−オフショア開発先の、インドのエンジニアの反応はいかがでしょうか?
工藤:インドのエンジニア側も、コミュニケーションがスムーズになり喜んでくれています。以前は、インドの技術者も日本語を勉強されていて、少し話せるので日本語を交えながら会話していただいたのですが、やはりネイティブではないので、込み入った技術的な話になると日本語では伝わらなくて、結局英語で通訳してもらっていました。
CoeFont通訳を導入してからは、お互いのネイティブ言語で対話することで、ビジネス上の意図や技術的な詳細ニュアンスまで正確に伝わるようになり、認識の齟齬が根本から解消されました。インドの技術者も、プロジェクトに対する高い当事者意識を持って貢献しようと努めてくれています。そうした熱意やチームの一体感がダイレクトに伝わるようになったことは、単なる言語置換にとどまらない、信頼関係の構築という面において本当に大きな変化ですね。
−−コミュニケーションの効率化による、最も大きな効果を感じられた部分は?
工藤:特に技術的なコミュニケーションの面で、大きな効果を感じています。私たちが使っているシステムはかなり古く、インドの技術者が触ったことのないようなレガシーシステムになっています。一方で、これから導入する新しいシステムは私たち日本のチームの技術者が触ったことのない技術なんです。
いま動いている古いシステムの機能を、新しい技術の上に載せるための開発をまさに行っているわけですが、新環境でどう実現するかは、技術的な相互理解を踏まえて、深いところまでディスカッションしないと進められません。その際には、細かなニュアンスが伝わらないと、お互いに理解できないのですが、CoeFont通訳を介して、技術的な専門用語も登録することで、スムーズに理解できるようになった点が最も大きなメリットです。
−−ブリッジSEでは限界があった、ということでしょうか。
工藤:ブリッジSEも、もちろんエンジニアとしての専門知識は持っているんです。定期的な打ち合わせの中で、当社環境や技術を深く理解し切れていない部分があり、どうしても意訳が生じてしまって、話し手の意図がストレートに伝わりづらいという課題もありました。技術的な深い議論をするときには、やはり直接コミュニケーションを取れることが理想だとあらためて感じました。
コミュニケーション課題の解消で、オフショア開発の可能性が広がる

−−今後の展望についてお聞かせください。
工藤:今回のプロジェクトに限らず、今後、新たな開発案件をインドの開発会社とできたらと思うようになりました。コミュニケーションがうまく取れないと成り立たない仕事ですが、CoeFont通訳を使うとコミュニケーションに関する不安もなくなりますし、前提となる課題がなくなります。今後は当社でも、オフショア開発でプロジェクトを進めるケースは増えていくと思います。そのなかで、CoeFont通訳は欠かせません。
オフショア開発のメリットは、国内のエンジニアよりもコストが抑えられるという面もありますが、国内のSIerにない圧倒的な開発リソースや最新テクノロジーへの即応性を活用できるという面もあります。CoeFont通訳を使えば、コミュニケーションのコストや課題がなくなるので、両方の観点から、オフショア開発はこれから間違いなく増えると思います。
−−最後に、工藤さまが感じられた、CoeFont通訳や当社への印象を教えてください。
工藤:CoeFont通訳はまさに、言語の壁を取り払う「魔法のツール」ですね。一口食べれば、言語を気にせずにコミュニケーションを取れる、あのマンガの世界と同じ感覚で使えるツールだと思います。あと、CoeFont通訳のアップデートのスピードも、本当に速いんです。ほぼ毎日使っていますが、使うたびにアップデートされています。同じエンジニアとして、このスピード感は見習わなければならないと思うほどです。
現在はPCでしか使っていないのですが、今後インドへ赴いて開発先と直接交渉するときにはスマホ版も使いたいと考えています。オフショア先のエンジニアと直接顔を合わせて、信頼関係を構築したいですからね。そういう場面でもCoeFont通訳は力を発揮してくれると期待しています。
【CoeFont通訳はこんな企業にオススメ】
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オフショア開発を行いたい、中小企業には有力な解決策として推奨いたします。
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日本企業からの受注を獲得したい、海外のSIerにもオススメです。英語のネイティブに日本語を習得させて日本語でコミュニケーションするよりも、ツールを介してネイティブ言語で会話した方が、技術的な会話は通じやすいと思います。
■多言語リアルタイム翻訳サービス「CoeFont通訳」概要
iOSダウンロードURL:https://apps.apple.com/app/6749563379
サービスURL:https://coefont.cloud/cir
提供プラン:無料 ※有料プランに登録することで利用時間を追加できます。
■対応言語一覧(2026年1月現在)
10言語(日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ベトナム語、タイ語、ポルトガル語)
■AI音声プラットフォーム「CoeFont」とは
CoeFontは、声と言葉の可能性を広げる革新的なAI音声プラットフォームです。最新のAI技術を活用し、テキストを表現豊かで自然な音声に変換する「Text-To-Speech(TTS)」や、話者の声質を自在に変化させる「Voice Changer」、さらにはリアルタイムで多言語コミュニケーションを可能にする「CoeFont通訳」など、多様なニーズに応えるソリューションを提供しています。
中でも「CoeFont通訳」は、同時通訳のようなリアルタイム翻訳をAI音声で実現。プレゼンテーション、国際会議など、言語の壁を越えたスムーズなコミュニケーションをサポートします。また、CoeFontの「Voice Hub」には10,000種類以上のAI音声が揃っており、用途やシーンに応じて最適な音声を選ぶことができます。車内アナウンス、トレーニング動画、オーディオブック、ライブ配信や家族との音声メッセージまで、あらゆる音声表現のニーズに対応。
CoeFontは、誰もがどんな言語でも、自分らしく、自由に「声」で表現できる未来を支えています。
詳細は、https://CoeFont.cloud をご覧ください。
■株式会社CoeFontについて
株式会社CoeFontは、2020年設立の東京科学大学認定ベンチャーとして、AIを活用したサービスの開発と提供を行っています。当社は現在、AIを基盤とした音声合成技術に注力しており、倫理的で包括的なAI音声プラットフォームの開発に取り組んでいます。CoeFont(https://CoeFont.cloud )は、すべての国と地域で利用可能です。

