マークラインズ株式会社のプレスリリース
マークラインズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒井 誠、http://www.marklines.com/) は、電気自動車の世界販売の約90%をカバーする主要15カ国を対象にグローバル市場における電気自動車の台数情報及び販売動向を分析した2025年2月の電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売月報(商用車を除く、推計値を含む)を掲載しました。
対象国;中国、米国、日本、インド、ドイツ、フランス、ブラジル、英国、韓国、カナダ、イタリア、タイ、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド
注)過去の台数データの一部に修正が入りました。
一部のデータには推計値が含まれます。
中国の販売台数(出荷台数)は輸出台数を除く集計値となります。
電気自動車(BEV/PHV/FCV)のシェア
主要12カ国とノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧3カ国(計15カ国)における2月の電気自動車販売台数は103.8万台となった。前月比では3.4%減だったが、前年同月比では56.9%増と大きく増加した。2月は中国の春節休暇もあり、前月比で減少したが、昨年は中国で値下げ競争が激しく、買い控えの影響で台数が大きく減少していたことから、前年同月比では大幅増となった。2月の電気自動車シェアは22.7%で、前年同月比で6.6ポイント増加、前月比でも0.1ポイント増加した。1~2月の電気自動車累計販売台数は、前年同期比36.9%増の211.2万台で、自動車販売台数全体に占めるシェアは22.7%となった。
HVの2月の販売台数は38.8万台となった。前月比で7.3%減、前年同月比では14.3%増加した。2月単月のシェアは8.5%となり、前月比で0.3ポイント減、前年同月比では0.3ポイント増加した。1~2月のHV累計販売台数は80.5万台、前年同期比で17.8%増加し、自動車販売台数全体に占めるシェアは8.6%だった。

主要メーカーの電気自動車販売台数推移
メーカー別(大手主要メーカー、Tesla、中国系大手電気自動車メーカー)の電気自動車販売台数推移は以下の通り。
首位はBYDで前月から1.9万台増の26.3万台だった。Geelyが前月から2.4万台減の11.4万台で2位。Teslaは前月から0.1万台の微増となり、8.5万台で3位。4位はGMグループで前月比2.1万台増の6.8万台。VWグループは前月から0.5万台減の6.0万台で5位となった。
BYDは前月比で7.7%増、前年同月比では150.5%増、Geelyは前月比で17.4%減、前年同月比では134.2%増となっているが、前年からの大幅増は中国の春節休暇の時期のずれなどが影響していると見られる。一方、Teslaは前月比で0.8%増加したが、前年同月比では12.4%減と苦戦が続く。主に欧州での販売減が影響している。
このほか、国別/メーカー別/パワートレイン別の電気自動車シェアや販売台数推移を掲載しています。
・各国の電気自動車シェアと推移
・BYD、Geely、Teslaの電気自動車販売動向
・主要メーカーのパワートレイン別販売構成比
(参考)主要12カ国の自動車販売動向(全パワートレインを含む)
詳しくは下記リンク先をご覧ください。
https://www.marklines.com/ja/report/statistics_evsales_202502?rf=prtimes
マークラインズの情報プラットフォームは、EV・電動化に関する様々なコンテンツをご提供しております。下記リンクよりサービス紹介をご覧ください。
https://www.marklines.com/ja/lp/vehicle-electric.html?rf=prtimes
・電動車(HV/EV/PHV/FCV)販売台数
・5年後までの新型EVやxEVのフルモデルチェンジ情報
・電動車600モデル超のデータベース
・環境規制 (排ガス・燃費/CO2 等)
・EV関連部品(バッテリー、e-Axleほか)のシェア・供給情報、サプライヤー検索
・EVの分解調査レポート、電動パワートレインの展示会取材情報
・各国・地域の電動化政策、新興EVメーカーや電池メーカーの動向など最新ニュース