アストンマーティンValkyrieIMSAトップ10入りフィニッシュで堅調な滑り出し

Aston Martin Japan合同会社のプレスリリース

  • アストンマーティンTHORチームのValkyrie、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権デビュー戦で9位フィニッシュ

  • アレックス・リベラス、ロマン・デ・アンジェリス、ロス・ガンが、ハイパーカーValkyrieにGTPクラス初ポイントをもたらす

  • アストンマーティンValkyrie、ロードカーベースのGTPクラスマシンとして耐久レース最高峰で初めてポイントを獲得

  • Valkyrieは2025年に世界最高峰のスポーツカーシリーズであるIMSAと世界耐久選手権(WEC)の両方で戦う唯一のハイパーカー

2025年3月16日、セブリング(米国):

最新型アストンマーティンValkyrieが、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に出場する唯一の「ル・マン・ハイパーカー」(LMH)となった上にLMH初のポイントも獲得し、歴史的なデビューシーズンに新たに重要なマイルストーンを刻みました。

 

3月15日に開催された2025年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第2ラウンド、モービル1セブリング12時間レースで、ロス・ガン(英国)、ロマン・デ・アンジェリス(カナダ)、アレックス・リベラス(スペイン)が駆るアストンマーティンTHORチームの23号車Valkyrieは力強いデビューを果たし、地球上最も過酷なことで広く知られるサーキットで手堅い9位フィニッシュを決めました。

 

アストンマーティン初のLMHカーであると同時に、IMSA最高峰のGTPクラスで唯一、公道仕様のハイパーカーをベースにしているValkyrieは、今回73回目の開催となる世界最高峰の耐久レースを通して堅調な走りを見せ、2回目のレース出場にして初のポイント獲得を実現しました。

 

これは、LMHレギュレーションで製造されたマシンで唯一IMSAとFIA世界耐久選手権(WEC)の両方に出場するValkyrieが、デビュー戦となった8時間に及ぶカタール1812kmレースでデ・アンジェリス、リベラス、マルコ・ソーレンセン(デンマーク)によって初のフィニッシュを終えてからわずか2週間後に達成されています。

 

米国フロリダ州にあるセブリングは破壊的にバンピーな路面で世界に知られ、国際的な耐久モータースポーツにおいて最も過酷な挑戦を呈するとされますが、予選を12位で通過したValkyrieは終始スムーズな走りを見せていました。最初の1時間からトップ10圏内を維持し、最高6位まで浮上しつつ、開発では既に数年先を行くマシンの数々と次々に競い合う展開を繰り広げました。

 

アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「Valkyrieは満足のいくパフォーマンスで、一周完走するごとに本プログラムの好調な進捗を全面的に浮き彫りにしていました。セブリングは、どのマシンにとっても厳しい試練となることで知られています。新型ハイパーカーとなればなおさらです。しかし、かなりの能力を持っていると自信は持っていましたし、実際にこれほどの成績が残せたのはプログラムに携わっている全員の努力の証であると同時に、Valkyrieの潜在能力をよく示してもいます。今、私たちはValkyrieと歩んでいく道のりのまさに出発点にあり、当然ながら改良の余地はあると思いますが、膨大な学びと大量のデータも集めることができたので、持ち帰って次回のロングビーチまでに分析、活用できます。」

 

アストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズとTHORによってValkyrieの量産モデルをベースに開発された競技バージョンは、レース用に最適化したカーボンファイバー製のシャシーに6.5リッターV12エンジンの改良版を搭載しています。エンジンは標準仕様では最高回転数11,000rpm、最大出力は1,000bhpを超えますが、ハイパーカーのレギュレーションに従い、500kW(680bhp)という出力制限を厳密に遵守します。

 

 

今回のValkyrie出場は、アストンマーティンにとって5つの総合優勝と7つの表彰台獲得を決めたアメリカン・ル・マン・シリーズがあった2011年シーズン以来、初めての米国スポーツカーレース最上位部門への挑戦になります。

 

ロス・ガン、アストンマーティンValkyrie 23号車ドライバー:「世界で最も困難であると言ってもいいレースを走り抜くために、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。レース中、いくつか障害を乗り越えましたが、うまく対応できました。アレックスとロマンの確実なスティントのおかげで、トラブルに巻き込まれないことだけに集中すればよく、実際そうすることでValkyrieは問題なくレース全体を通して好調なパフォーマンスを発揮できました。」

 

ロマン・デ・アンジェリス、アストンマーティンValkyrie 23号車ドライバー:「控えめに言っても、感情がジェットコースターのように激しく揺れ動く思いでした。自分としても、これまでで最も難しいレースの一つでした。まさに体当たりです。Valkyrieをフィニッシュラインまで持っていくことのできたThe Heart of Racingとアストンマーティンを最高に誇りに思います。カタールでは多くを学び、最初の出発点としてとてもよかったのですが、ここでも明らかに順調に前進できたので、ロングビーチを楽しみにしています。」

 

アレックス・リベラス、アストンマーティンValkyrie 23号車ドライバー: 「素晴らしい気分です。新しい車両で出場するチームとして、セブリングは最高に困難な挑戦になると覚悟していたので、特に期待せずにレースに臨みました。この地で今回やり遂げたこと――レースを完走すること――が実際にできるとは、しかもトップ10でレースを終えることができるとは、思っていませんでした。信じられないほどすごいことです。とてもうれしく思っていますし、チーム全体と、The Heart of Racing、アストンマーティンの全員を誇リに思います。素晴らしいスタートであり、しかもこれはほんのはじまりに過ぎません。」

 

イアン・ジェームズ、アストンマーティンTHORチーム代表:「レース出場に当たって何か望むことがあったとして、トップ10フィニッシュは理想だったでしょう。いくつか本当に優れたマシンにも勝ちましたし、ここでの12時間は本プログラムとしても並々ならぬ取り組みでした。私たちはラップごとに学びを得ています。毎回、より強力になって戻ってくるでしょう。」

 

 

こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。

https://we.tl/t-GsoRbWi886


パートナーチーム速報 – Vantage GT3、感動的な反撃で

セブリング12時間レースGTDクラス表彰台を獲得

  • Vantage、IMSAで最も過酷なレースで5度目の表彰台をかけて戦う

  • The Heart of Racing、アストンマーティンにセブリングGT3度目の表彰台をもたらす

  • トム・ギャンブル、ザカリー・ロビション、キャスパー・スティーブンソンが耐久クラシックで3位に

  • The Heart of Racingは2連続の表彰台獲得でIMSA GTDクラスのチャンピオン争いへ

アストンマーティンVantageは、世界モータースポーツで最も過酷なレースに数えられるモービル1セブリング12時間レースの最終盤で、The Heart of Racing(THOR)が見事な反撃を見せ、4度目のGT表彰台を獲得しました。

 

2021年IMSA GTDタイトル獲得者であり2023年ヨーロピアン・ル・マン・シリーズGTEチャンピオンのザカリー・ロビション(カナダ)、アストンマーティンTHORチームからValkyrieでWECに出場するトム・ギャンブル(英国)、FIA WECでLMGT3表彰台獲得経験のあるキャスパー・スティーブンソン(英国)にとって、今回のGTDクラス3位はチーム連続2度目の表彰台になります。3名は、1月に開催された開幕戦のロレックス・デイトナ24時間レースでも、アストンマーティンのワークスドライバー、マッティア・ドゥルディ(イタリア)とともに3位フィニッシュを決めています。

 

レース序盤、予選クラス6位のロビションはすぐさま先頭集団に入り、THORに2番手のポジションを確保しましたが、センサーの問題でギャンブルが最初のスティントで予定外のピットストップを余儀なくされ、順位を落としました。

 

ところがTHORは再び這い上がり、そのときの燃料戦略により、クラス先頭または10番手で走行。8時間目にフルコースイエローが発生すると、元の順位で再び先頭争いに戻りますが、日没直前にターン17でスティーブンソンが惜しくもスピンに見舞われます。Vantageにダメージはなく、スティーブンソンはうまく挽回を果たし、クラスでリードした状態でギャンブルに交代しました。

 

ギャンブルは最終スティントを7番手でレースに戻り、見事な走りで先頭へと上り始めます。レース終了前30分のフルコースイエローにも助けられ、ギャンブルは8台が絡むクラス優勝を巡る戦いに加わります。残り10分を切る時点で、先頭の2台にトラブルが発生し、ギャンブルは3位でチェッカーフラッグを受けることができました。

 

THORのチーム代表イアン・ジェームズは次のように述べています。「27号車Vantageのドライバーたちは素晴らしい仕事をしてくれました。レース全体を通して見事な実行ぶりでした。克服しなければならない問題も発生しましたが、優れたチームというものは悪い状況に陥っても立ち直り続けるもので、私たちもそうしました。2連続で表彰台を確保し、チャンピオンシップ争いに確実に加わっています。」

 

今回でTHORがセブリングの表彰台を獲得するのは3度目となります。ジェームズとデ・アンジェリスは、ダレン・ターナー(英国)と2020年にGTD2位を、ガンと2021年に2位を獲得しています。

 

IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次のラウンドは、4月11日と12日に米国カリフォルニアのロングビーチで開催されます。

 

 

 

アストンマーティン・ラゴンダについて

アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。

 

ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。

 

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。

 

ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。

 

2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。

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