アストンマーティン、VantageのヨーロッパGTシーズン本格始動に向けクリスチャン・クログネスをワークスドライバーに

Aston Martin Japan合同会社のプレスリリース

  • スパ24時間レース優勝経験者であるクリスチャン・クログネス、2025年からアストンマーティンのワークスドライバーとして加わる

  • アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン®チームのドライバー・アンバサダーであるジェシカ・ホーキンス、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦するComtoyou Racingと契約

  • パートナー・チームのWalkenhorstがGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランス・カップに強力な布陣で参戦し、スプリント・カップのプロ・クラスにもエントリー

  • Comtoyou RacingがGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに3台体制で復帰し、2024年スパ24時間プロ・クラス優勝メンバーも継続参戦

  • AMRドライバー・アカデミーの最優秀ドライバーであるジェイミー・デイ、エンデュランス・カップのシルバー・クラス参戦でComtoyou Racingに加入

  • AMRアカデミーの出身の5名の最優秀ドライバーが主要なレースで活躍し、3名はアストンマーティンのワークス・プログラムでWECおよびIMSAに参戦

2025年3月10日、ゲイドン(英国)

アストンマーティン・レーシングのワークスドライバーに、2025年からノルウェー出身のクリスチャン・クログネスが加わりました。2018年のスパ24時間レースの勝者である彼は、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCヨーロッパ)のエンデュランス・カップに参戦し、新たなワークスチームメイトとなるデビッド・ピタード(イギリス)とエンリケ・チャベス(ポルトガル)と共に、Walkenhorst Motorsportのプロ・クラスの34号車 Vantage GT3を操ります。

34歳のクログネスは、2012年にニュルブルクリンク北コースを主戦場とするニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の総合タイトルを獲得した経歴を持ち、2022年から、この過酷なサーキットのNLSレイアウトにおけるGT3クラスの公式ラップレコード保持者でもあります。長年にわたりWalkenhorst Motorsportのドライバーを務めており、6月に開催されるニュルブルクリンク24時間レースのSP9プロ・クラスにもチームの一員として参戦します。

アストンマーティン・レーシングのパフォーマン部門責任者であるガス・ベテリは次のように述べています。「クリスチャンが長年にわたりニュルブルクリンクで見せてきたパフォーマンスは、常に私たちの注目を引き付けてきました。そして、彼を正式にAMRファミリーに迎える機会が訪れたとき、それはごく自然な決断でした。彼は非常に速く、一貫して正確なフィードバックを提供し、チームの中でも協調性があり、安心してドライビングを任せることができます。これらはすべて、耐久レースの最高レベルで競う上で欠かせない資質です。」

カートからカーレースへ転向して以来、主にニュルブルクリンクを主戦場とする耐久レースでキャリアを築いてきたクログネスは、AMRのワークスドライバーの一員となることを「夢の実現」と表現しました。

「アストンマーティンに加入することは、子どもの頃からの夢でした。そして今、素晴らしいチームメイトたちと共に、Walkenhorst Motorsportの一員として、驚異的なアストンマーティンVantage GT3を操り、戦いに挑むことを楽しみにしています。常にアストンマーティンの伝統に敬意を抱いてきましたし、このような象徴的なブランドを代表できることを誇りに思います。また、この機会に、私を信頼してくれたAMR、そしてこれまでの道のりで支えてくれたすべての人々に感謝を伝えたいです。シーズンの開幕が今から待ち遠しいです。」とクログネスは述べました。

クログネスは、才能あふれるメンバーで構成されているAMRのワークス史上最強とも言えるラインアップに加わることとなりました。FIA世界耐久選手権(WEC)GTチャンピオンに輝いたマルコ・ソーレンセン(デンマーク)とニッキー・ティーム(デンマーク)は、複数のプログラムに参戦します。また、スパ24時間レースの勝者であるマッティア・ドルディ(イタリア)は、WEC、GTWCヨーロッパ、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)に参戦します。2021年GTWCヨーロッパ・プロ・アマ・クラスのチャンピオンであり、2020年インターナショナルGTオープンのタイトルを獲得したチャベス(ポルトガル)、そして2023年ニュルブルクリンク24時間レースの勝者であるピタード(イギリス)は、GTWCヨーロッパに出場します。さらに、2023年ル・マン・カップのチャンピオンであり、2020年AMRアカデミーの最優秀ドライバーであるバレンティン・ハッセ・クロット(フランス)は、WEC、IMSA、ヨーロピアン・ル・マンシリーズ(ELMS)に参戦します。史上最も成功したブリティッシュGT選手権ドライバーであるジョニー・アダム(イギリス)は、ブラックソーンとともに史上最多となる5度目のタイトル獲得に挑みます。AMRで最も長くワークスドライバーを務めるダレン・ターナー(イギリス)は、21年目のシーズンを迎え、GTワールドチャレンジ・アメリカでThe Heart of Racing(THOR)の一員として戦います。

さらに、アストンマーティン・レーシング初のドライバー・アカデミーの最優秀ドライバー(2014年)であるロス・ガン(イギリス)が、ソーレンセンらとともにアストンマーティンTHORチームのワークスValkyrieプログラムに加わりWECおよびIMSAに参戦します。WECおよびIMSA GTレース優勝経験を持つアレックス・リベラス(スペイン)、2021年AMRアカデミー優勝者であり2022年IMSA GTDクラスのチャンピオンであるロマン・デ・アンジェリス(カナダ)、2018年マクラーレン・オートスポーツBRDCアワード受賞者のトム・ギャンブル(イギリス)、そしてル・マン24時間およびセブリング12時間レースのクラス優勝経験を持つハリー・ティンクネル(イギリス)も加わり、AMRのワークスドライバーは総勢14名となりました。

ホーキンス、COMTOYOU RACINGとともにヨーロッパGT選手権へステップアップ

アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン®チームのドライバー・アンバサダーを務めるジェシカ・ホーキンスは、2年連続でアストンマーティンVantage  GT3でGTWCヨーロッパ・エンデュランス・カップに参戦し、Comtoyou Racingの一員として戦います。彼女とともに11号車に乗るチームメイトについては、後日発表される予定です。

ブリティッシュGT選手権のデビューシーズンで、ドニントン・パークにおいてシルバー・アマ・クラスで2度の表彰台を獲得したホーキンスは、次のように述べています。「今年、Comtoyou RacingとともにGTワールドチャレンジ・ヨーロッパにデビューできることにとても興奮しています。ブリティッシュGTでアストンマーティンVantage GT3を操縦した経験、そして実績のあるチームであるComtoyou Racingと共に戦えることが、シーズンに向けて大きな助けになると期待しています。GTWCヨーロッパへの進出を支援してくれたArmとValvolineに心から感謝します。私のレーシングキャリアにおいて素晴らしい次なるステップであり、最終的にはル・マン24時間レースに出場するという究極の夢へと向かう貴重なチャンスとなります。新たなサーキット、そして馴染みのあるサーキットでのレースを楽しみにしています。」

この英国人レーサーは、ベルギーのパートナー・チームで豊富な才能に囲まれることになります。GTWCヨーロッパ・エンデュランス・カップのプロ・クラスにおいて、2024年のタイトル候補であったこのチームは、スパ24時間レースの勝者であるドルディ、ソーレンセン、ティームの存在によって大きく支えられており、007号車で再びシーズンに挑み、チャンピオン獲得を狙います。

最新のAMRドライバー・アカデミーの最優秀ドライバーに選ばれたジェイミー・デイ(イギリス)も、2025年にComtoyou RacingとともにアストンマーティンVantage GT3を駆り、GTWCヨーロッパ・エンデュランス・カップへステップアップします。2024年ブリティッシュGT・GT4シルバー・クラスのチャンピオンであるデイは、ベルギー人デュオのコービー・パウエルズ、マティス・リスモントとともにGTWCシルバー・ディビジョンに挑みます。

Walkenhorst Motorsportのプロ・クラスの布陣(チャベス、クログネス、ピタード)には、同じく実力派のシルバー・クラスのクルーが加わります。35号車のVantage GT3には、さらにもう一人のAMRアカデミーの最優秀ドライバーであるロマン・ルルー(フランス)が乗り、マテオ・ビジャゴメス(エクアドル)、オリバー・セーデルストロム(スウェーデン)とともに戦います。

AMRのパートナー・チームは、エンデュランス・カップでの挑戦と両立しながら、チャベスとビジャゴメスが参戦するスプリント・カップのプロ・クラスにも挑みます。

アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者であるアダム・カーターは次のように述べています。「GTWCヨーロッパにおいて、私たちのパートナーがもたらす強力な戦力は、Vantage GT3の競争力とドライバビリティを証明するものです。このマシンは2024年のプロ・クラスのタイトル獲得にあと一歩まで迫りましたが、2025年に向けた各クラスのドライバー布陣は、優勝争いを繰り広げるにふさわしい実力を備えていると確信しています。また、ワークスドライバーに加わる才能あふれるクリスチャンを、心から歓迎します。彼がVantageとともにどのような成果を上げるのか、とても楽しみです。さらに、ジェシカがヨーロッパGTレースへとステップアップしたことを祝福します。

今年のGTシーズンは非常に魅力的なものになるでしょう。アストンマーティンとしても、心から楽しみにしています。」

GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSの公式プロローグは、3月10日~11日にフランスのポール・リカールで開催されます。シリーズの開幕戦も同じ会場で、4月11日~13日に行われる予定です。シリーズの詳細については、www.gt-world-challenge-europe.com をご覧ください。

こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。

https://we.tl/t-5JyHJkVOug

アストンマーティン・ラゴンダについて

アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。

ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。

ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。

2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。

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