東洋電機製造株式会社とソリューションを共同開発するべく協業を開始

小野測器が誇るセンシング技術の強みを活かす

株式会社小野測器のプレスリリース

電子計測器の製造および販売を行う株式会社小野測器(社長 大越 祐史)は、東洋電機製造株式会社と回転機械を対象とした設備監視ソリューションを共同開発するべく、協業を開始します。

【協業の背景】

当社の提供価値である”はかる・わかる・つながる”を実現するため、新センシング領域と計測プラットフォーム機能拡大に注力しております。当社が保有している回転機械を対象としたセンシングや分析技術と東洋電機製造の持つICTソリューション技術を組み合せ、新たなソリューションを生み出すことを目指します。

【本発表のポイント】

  • 東洋電機製造株式会社と小野測器が協業し設備監視ソリューションを共同開発

【協業の狙い】

両社が保有する技術・販売網を活用し、相互に又は協働で高精度かつ低通信量な設備監視ソリューションの販売を企図しております。また、東洋電機製造が持つ、IoT/M2Mソリューション技術と当社の回転機械を対象としたセンシングや分析技術を組み合わせお客様へ高い価値提供を行うことを狙います。

(1)小野測器:回転機械監視に有効なデバイスを当社の持つセンシング技術と分析技術を用いて開発

当社は少数のデータからより複雑な情報を抽出するデータサイエンスである圧縮センシング技術を習得しました。本技術やAI技術を組込むことで、付加価値の高いデバイスの開発を目指します。

<圧縮センシング技術に関する知財情報>

公報番号:特許7576728

発明の名称:測定機器、計測システム、計測演算装置、計測演算方法および計測演算プログラム

公報発行日:2024年10月31日

(2)東洋電機製造:エッジコンピューティングの開発。WEBシステムおよびサーバ構築

①エッジコンピューティング: 堅牢性や各種センサに対応した拡張性を有し、当社センシング技術の処理を可能にする端末(エッジコンピュータ)の開発

②WEBシステム、サーバ構築:可視化やシステム提供

システム構成

【東洋電機製造について】

1918年に「鉄道車両用電機品の国産化」を企図して設立。社名は広く東洋各国へ製品を輸出、国の発展に寄与したいとの想いに由来しています。創業以来培ってきたモータドライブ技術を核とした数多くの鉄道車両用、一般産業用の電機品を世に送り出してきました。

100年間にわたり築き上げた経営基盤のもと、創業以来の卓越したモータドライブ技術と躍進する先進技術を融合した高品質な製品をグローバルに提供し、お客様をはじめとするステークホルダー各位の期待に応えていくことで、「技術の東洋」の名にふさわしい専業メーカーとしての地位をさらに高めています。

【小野測器について】

1954年創業。電子計測機器の製造、販売ならびに各種エンジニアリングサービス事業を展開。創業同年には、 国内初となるジェットエンジンの回転数をデジタル計測する回転計を開発。自動車産業では二輪・四輪車、自動車部品、その他建設機械、食品や医療検査等、幅広い分野において研究開発のサポートから製造工程での測定技術を提供。自動車メーカーHondaの第二期(1983-1992)F1レース活動において、V6ターボエンジンのベンチ試験用の操作システムを特注制作するなど、同社の優勝に技術面でサポート。その他、近年では電動車両(EV)開発支援など、カーボンニュートラル社会実現のために新たなビジネス領域への参入を行っています。

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