株式会社ファブリカホールディングスのプレスリリース
株式会社ファブリカホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:谷口政人)の完全子会社、株式会社ファブリカコミュニケーションズ(本社所在地:愛知県名古屋市中区、代表取締役社⻑CEO:⾕⼝ 政⼈)が運営する中古⾞情報サイト「⾞選びドットコム(https://www.kurumaerabi.com/)」より、2025年01⽉における⾃動⾞登録台数の推移と、中古⾞情報サイト「⾞選びドットコム」の販売台数推移から、中古⾞市場の動きをまとめたレポートをご案内いたします。
【中古⾞市場統計レポート(2025年01⽉)】より抜粋してご案内いたします。
本調査詳細はこちら:https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1356/
⾃動⾞販売市場の動向(2025年01⽉)
まず12月と比較した「前月比」を見てみると、新車登録台数は114.1%、中古車登録台数は91.3%と中古車のみ減少しました。新車に関しては登録台数が4カ月ぶりに前月比で増加しました。一方で、中古車登録台数は12月と比べて4万台ほど登録台数が減少しており、5カ月ぶりに50万台を下回る結果となりました。
次に昨年1月と比較した「前年比」を見てみると、新車登録台数は112.4%、中古車登録台数は100.8%とどちらも増加しました。新車に関しては、年始の長期休暇中の1月4日(土)から初売りを行なっている新車ディーラーが多く見受けられたことで、前年同月よりも登録台数が増加したと考えられます。中古車に関しては例年1月は登録台数が50万台を下回っているため、今年も例年通りの推移と言えます。
新車登録台数
2025年 |
11月 |
12月 |
1月 |
月平均 |
新車登録台数 |
389,529台 |
329,786台 |
376,258台 |
366,661台 |
前年比 |
94.8% |
90.9% |
112.4% |
98.2% |
中古車登録台数
2025年 |
11月 |
12月 |
1月 |
月平均 |
中古車登録台数 |
507,085台 |
508,804台 |
464,591台 |
517,060台 |
前年比 |
98.7% |
98.7% |
100.8% |
101% |
※「車選びドットコム」では、普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売 協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介しています。
前回のレポート時には確定していなかった2024年中古車輸出台数については、最終的に前年比0.9%増加となり、2年連続で過去最多の輸出台数を更新しました。昨年長らく中古車の輸出相場の高騰に影響を与えていた「海運の乱れ」や「コンテナ不足」が解消に向かっており、2025年はさらに輸出台数が増加する可能性があります。
2024年はスエズ運河やパナマ運河での通行規制が発生したことにより、遠回りな輸出ルートを通ることで輸送の長期化が発生していました。1月19日にイスラエルとイスラム組織との間で停戦合意が締結され、恒久的な内乱の終結が見込まれることから、スエズ運河の航行再開も遠くないと考えられます。またパナマ運河の水不足に関しても水源確保が進められており、航路の正常化が見込まれております。これら「海運の乱れ」が解消することで輸送の長期化が解消され、輸出の動きが活発になることが期待されます。
さらに、年内には新造船として自動車専用運搬船が約70隻投入される予定で、「コンテナ不足」が解消されることで輸送費の下落が期待されます。特にアフリカや中南米といった、低年式車需要の高い仕向国への輸出台数が増加する可能性があります。
唯一懸念されている点として、ロシアルーブル安やリサイクル税の増税の影響でロシアへの輸出台数が大幅に減少していることが挙げられます。また、オークションの落札価格を見てみるとロシアで人気のあった車種の価格が下落しています。そのため、ロシアで人気の車種を仕入れる際は相場変動に十分に注意しましょう。
2025年は中古車の輸出台数がさらに増加する見込みのため、仕入れがより一層激化すると考えられていますが、国内市場を見ていると2025年1月の中古車オークションでの出品台数は主要4事業者(USS、CAA、TAA、JU系)すべてで前年同月の台数を上回っています。そのため、このまま出品台数の増加が続けば、国内にとどまる中古車の数も増加し相場が落ち着く可能性があります。
中古車情報サイトの動向(2025年01月)
※過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較しています。
※「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開としています。
国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】
「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2025年1月中古車販売ランキングを紹介します。
ボディタイプ別販売ランキング
国産車のボディタイプ別ランキングでは、軽自動車が5ヶ月ぶりにシェアを伸ばし1位を維持しています。また、11月からコンパクト/ハッチバックが僅差で2位を維持しています。
順位 |
ボディタイプ |
割合 |
変動率 |
1位 |
軽自動車 |
31.4% |
+0.6% |
2位 |
コンパクト/ハッチバック |
15.9% |
+0.4% |
3位 |
ミニバン/ワンボックス |
15.7% |
+0.6% |
4位 |
軽バン/軽ワゴン |
8.0% |
-0.0% |
5位 |
セダン/ハードトップ |
7.3% |
+0.6% |
車種別販売ランキング
国産車の車種別ランキングでは、引き続きプリウス(トヨタ)が1位となりました。2カ月連続で2位を維持していたタントカスタム(ダイハツ)が大幅に順位を落としました。代わりに前回7位だったN-BOXカスタム(ホンダ)が大幅に順位を上げ2位にランクアップしました。
順位 |
車種(メーカー) |
順位変動 |
1位 |
プリウス(トヨタ) |
→(前回1位) |
2位 |
N-BOXカスタム(ホンダ) |
↑(前回7位) |
3位 |
N-BOX(ホンダ) |
→(前回3位) |
4位 |
セレナ(日産) |
→(前回4位) |
5位 |
タント(ダイハツ) |
→(前回5位) |
◆輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】につきましては、こちらからご確認いただけます。
https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1356/
中古車販売店様の経営活動を応援します
「車選びドットコム」では、「symphony」をご利用いただいている加盟店に向けて、月に一度上記のレポートよりも詳細な小売データレポートを発行しています。各ボディタイプで人気の車種をご紹介している他、年式・走行 距離・価格帯・カラー別での販売割合もご確認いただけます。
目まぐるしく変わる社会情勢に対して、常に変化が求められる昨今。データを分析して高速でPDCAを回して行く必要があります。「車選びドットコム」では20年以上の中古車情報サイトの運営実績で蓄積したノウハウを、中古車販売店の皆さまにご提供していますので、少しでもご関心をお持ちの方はぜひお問合せください。
サービスURL:https://www.kurumaerabi.co.jp/
会社概要
【株式会社ファブリカホールディングス】
代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
本社所在地:東京都港区赤坂1−11-30 赤坂1丁目センタービル 9F
設立:1994年11月
株式:東証スタンダード市場(コード番号:4193)
コーポレートサイト:https://www.fabrica-hd.co.jp/
【株式会社ファブリカコミュニケーションズ】
代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F
事業内容:自動車販売支援システム開発・販売事業、インターネットメディア事業、WEBマーケティング支援事業、自動車修理・レンタカー事業
出資比率:株式会社ファブリカホールディングス100%
コーポレートサイト:https://www.fabrica-com.co.jp/