愛車はこだわりで選んだポルシェ911。マニュアル車が大好きでコラムシフト愛を語る松重さん。好きなものを追求する松重さんと松任谷は意気投合!「物語」が大切だというこだわりのスタイルとは?
株式会社BS朝日のプレスリリース
「カーグラフィックTV 〜40周年アニバーサリー⑭ 松重豊〜」
【BS朝日】2月27日(木)よる11時〜11時30分 放送
■大ヒットドラマ『孤独のグルメ』のエピソードも! クルマ以外のモノへの愛情も深掘り!
1984年10月に地上波のテレビ朝日で放送をスタートし、2024年に放送40周年を迎えたBS朝日の自動車情報番組「カーグラフィックTV」。2024年1月からは月に1回、クルマを愛する各界の有名人をゲストに迎え、その愛車を紹介しつつ、番組MCの松任谷正隆とトークに花を咲かせる40周年アニバーサリー企画を放送しています。41年目を迎える2025年も引き続き、クルマを愛する各界の著名人が月に1回ゲスト出演。愛車を紹介しつつ、番組MCの松任谷正隆がゲストの“クルマ愛”を掘り起こします。
(これまでのゲストと愛車は下表を参照)
2月のゲストは、この1月公開の映画『劇場版 孤独のグルメ』で監督・脚本・主演の3役をこなした俳優の松重豊さん。明治大学在学中に三谷幸喜氏主宰の東京サンシャインボーイズに参加、大学卒業後は蜷川幸雄氏主宰の劇団「蜷川スタジオ」に入団。退団後は国内外の舞台やTVドラマ、映画、CM、ナレーションなど多岐にわたって活躍し、1992年に黒沢清監督のホラー映画『地獄の警備員』で主演に抜擢されるなど、数多くのドラマ・映画でバイプレーヤーとして活躍し、広くその名前と顔を知られるようになりました。
そんな中、2012年1月に『孤独のグルメ』(テレビ東京系列)で連続TVドラマ初主演を務めると、同作品は2022年にシーズン10を数えるほどの息の長いヒットを記録。そして今年1月には映画『劇場版 孤独のグルメ』が公開され、大いに話題となりました。
そんな松重さんはご自身のYouTubeチャンネルでインプレを披露するほどクルマには独特のこだわりが。インプレでの一つ一つのコメントからもかなりの“乗りこなしている”感を醸し出すと、マニュアル車が大好きというこだわりも披露しています。そして今回、松重さんが番組で紹介する愛車はポルシェ911。「今のクルマで(大好きな)いいマニュアル車は?」という視点から探し、行き着いたのがボルシェだったとのこと。
今回は松重さんのクルマ遍歴からクルマへのこだわりなどを掘り起こしつつ、もちろん話題の『孤独のグルメ』にまつわるお話やクルマ以外の趣味の話など、二人のトークはどんどんと広がっていきます。互いの趣味へのこだわりがガッチリと噛み合い、最後には「面倒くさいなぁ」と笑い合う場面も。いったい二人の何が「面倒くさい」のか?
あまり見ることのない「俳優・松重豊」の飾らない素顔がクルマ談義から明らかになっていきます。
■松重さんのモノへの愛情はクルマ以外にも !? 「面倒くさい」笑い合う大人トークに!
松重さんと言えば息の長い人気作となり、映画にもなった『孤独のグルメ』。「ここまで長く続くとは思わなかった」という松重さんに撮影の裏側を聞きつつ、作品へのこだわりやヒット作となった秘密を探っていきます。そして松任谷からは「哲学的な話をしちゃおうかな。美味しいってなに?」と質問を。これに松重さんは「物語じゃないですかね」と即答します。「美味しい」が物語? 井之頭五郎役を長年演じてきた松重さんの真意とは?
『孤独のグルメ』だけでなくバイプレーヤーとして長年活躍してきた松重さんですが、一時は俳優業から離れ建設会社の正社員として働いていた時代がありました。初めて“自分のクルマ”として運転していたのは、その当時会社から支給されていたというディーゼルのキャラバン。そのクルマのコラムシフトに魅せられ今でも「コラムシフトのクルマなら旧車でも欲しい」とのこと。コラムシフトを動かすときの「手の動きがセクシー」だと笑顔で語る松重さん。「小指を立てて…」とそのセクシーな動きを解説します。
自分で初めて買ったクルマはシビック。理由は当時の自分に買えるクラスだったからで、その後も家族を優先してクルマを買い替えていったそうです。そんな松重さんに松任谷は「クルマに興味はなかった?」と思わず突っ込みますが、次第にクルマ以外にもカメラなどこだわりの趣味があることがわかってきます。カメラなら自分も、と思わず身を乗り出す松任谷。さらに松重さんの多彩な趣味の世界が明らかになり、松任谷のこだわりと多々マッチする場面も。クルマを軸に大人のこだわりの世界が大きく広がるトークとなりました。
そのほか、番組で紹介するポルシェ911に行き着いた理由や愛車への思い、松重さんが好きだというマニュアル車の魅力、さらには最後に運転する“終のクルマ”の話題も。
松任谷とのトークで、これまでベールに包まれていた松重さんならではのこだわりのおしゃれなライフスタイルが明らかになっていきます。こだわりがある好きなものを追求するスタイルに「面倒くさいなぁ」と少年のように笑い合った大人トーク。ポルシェ911の走りとともにご注目ください!
松重豊 コメント
Q: 旧車よりも新車がお好みですか?
「新しいクルマが好きで乗っていたんですが、時代が変わってきて新しいクルマでも僕の好みに合うものがなくなってきた感じがしています。そういう意味ではこれからは新車にこだわることができなくなってくるんだろうなと思っていますね。以前、ゲストでいらした光石研さんの回を拝見しましたが、光石さんは旧車のメルセデス・ベンツを非常に大事に乗っていらっしゃるそうで。旧車好きというのは大変だなと思いながら見させていただきました」
Q: 松任谷さんとのトークを終えられた感想は?
「いろいろなお話を多岐にわたって…本当に。『あんな話までするとは思わなかった』ということばかりでしたね(笑)。もう本当に誘導されるがままに口を割ってしまった容疑者のような感じでした(笑)。以前、ラジオで奥様の由実さんともトークさせていただきましたが、子どものころから憧れていた人からラジオに呼ばれる人生が僕に待っているとは思わなかったですし、そういう方に興味を持っていただけたということが非常に嬉しかったです。他の方とは全く違う切り口で質問などされていましたが、そこが御夫婦そろって切り口が斬新で新鮮でした」
Q: 普段はあまりご自身について語られることが少ないような気がします
「そうですね、どちらかというと僕は人の話を聞いている方が気持ちが安定するので、聞く側なんです。聞かれてもなぁ、という思いはありますね。でも今回はクルマというキーワードがあったので、しゃべりやすい空気でした。好きな体の一部をお見せするような気持ちですね」
Q: 今回ポルシェ911をご紹介していただきました
「今一番好きな愛車で、ちょっとドライブするとなったときに一番の相棒と僕は思っているんです。仕事での移動でも使っていますし。僕は基本的にドイツ車を選ぶことが多いんですが、クルマの基本的な“走る、曲がる、止まる”という性能に特化して言うと、ドイツ車の作り方というか、かっちりしたクルマ作りというのは僕の趣味に合うと思っています。外車が好きだということではないですし、実際にマニュアル車に乗っているんですが、ウインカーが右にあるマニュアルできちんとしたいいクルマがあればいいなと常々思っていますね」
Q: 松任谷さんとのトークでご自身のクルマへの思いなども変わられたのでは?
「松任谷さんは本当にすごい音楽を作られて、その裏側にあるのがクルマへの愛情だったり、その他のモノへのこだわりだったりというか。本業とは違う部分での愛情の持ち方という意味でとても勉強になりました。僕もこういったこだわりがあってもいいんだな、と思わせていただけるようなお時間をいただけました(笑)」
Q: ご自身のこだわりを「面倒くさい」とおっしゃっていましたが
「好きなものを選んで自分のものにしていくということ、それを僕は物語と言っています。自分の物語の中にモノが単純にそこにあるのではなくて、物語の一部になっていると考えています。クルマもそうだし、万年筆も、カメラもそうだということですね。過程から好きになって自分がいかにしてここに、手元に持っているかという理由付け、それが物語になっている、ということだと思います。そうしたこだわりがあるのは、ある意味『面倒くさい』ことだと思いますよ(笑)」
Q: そんなトークを通して視聴者のみなさんにどんなことを伝えたいですか?
「僕らの仕事にも言えることなんですが、クルマもこれから先どう変化していくのかわからないと思っています。でも、20世紀から今世紀へとクルマが好きだと思いながら生きてきましたし、その中でクルマの一番楽しい乗り方を感じてきたと思っています。次の世代はどうなるかわからないですし、乗り物の形も変わるかもしれませんが、人が乗り物に乗るというのはすごく楽しいんだ、という思いを次につなげていければと思っています」
松任谷正隆 コメント
Q: 今回のトークはとても噛み合っていたように見えました
「松重さんとは初めてお会いしたんですが、一番プレッシャーを感じなかったような気がします。テレビで拝見しているころから、そんな感じが…。ウチの由実さんが一足先にラジオで松重さんと話しているんだけど、俺だったら100倍うまくできるぞって思いましたね(笑)」
Q: 松重さんはクルマ好きの方の中でも異色な感じがしましたが
「彼は全体の美意識の中にクルマがあるという感じ。すべてに美意識がある人で、そのバランスを大切にしている。だからクルマに特化していないという感じだと思います。高級車に憧れて乗られている方や、実用面を優先させてそのクルマに行き着いた方など、いろいろなクルマ好きがいますが、松重さんはそのどちらでもでもないですね。彼は絶対におしゃれな方。だから、全体のバランスをとることが、きっと彼のダンディズムなんだろうなと思います。僕は最初からそういう人ではないかなと思っていたんですが、その通りだったなと思いました」
Q: 全体のバランスというのは?
「生き方とか、彼の周りのもの・考え方とか。それらのバランスをうまくとっていて、どれか一つだけを特別なものにさせないということです」
Q: 単に好きになるのではなく「物語」つまりその過程が大事だとおっしゃっていました
「本当にそうだと思います。例えば、僕は食べ物だとこれはどこどこ産の素材を使って…とかうんちくを言われた方が好きなタイプなんですよ。それで味が変わると思うし。だから松重さんはストーリーと言われたけど、ものを美味しく食べる方法やなにが美味しいというのではなくて、自分流の美味しくする食べ方を持たれているということですよね」
Q: 好きなものの物語は違うけど、お二人は同じ方角を向いている感じですね
「だからダンディズムとか、生き方とか、そういうのはすごく共感できた。松重さんの方が上ですけどね(笑)」
Q: 松重さんのポルシェにお乗りになる前に「運転の感じがわかる」とおっしゃっていましたが
「どこか控えめ。アンダーステートメント(控えめ)のダンディズムってあるじゃないですか。ブランドものを着ていてもブランドに見せないとか。松重さんはそういう人です」
Q: 松重さんの“終のクルマ”はポルシェじゃないとおっしゃっていましたが
「ポルシェはクルマとして面白いんですが、彼の“終のクルマ”はごく普通のクルマにするような気がするんです。それもアンダーステートメントのダンディズムだと思うんだけど、そういうのを選びそうだなと。例えば少し前のディーゼルのメルセデス・ベンツのワゴン、しかもMTで。そういうのが本当に“終のクルマ”になるんじゃないのかなと思っています」
Q: こだわりの趣味のお話に花が咲いて「面倒くさい」とおっしゃっていましたが
「『面倒くさい』はいい表現ですよね。なんかある意味、とてもポジティブな響きだなと思って感心しました」
カーグラフィックTV 40周年アニバーサリー ゲスト一覧
2024年
1月 東儀秀樹さん(雅楽師) AC ACE
2月 吉田匠さん(自動車評論家) ポルシェ356B
3月 横山剣さん(ミュージシャン・クレイジーケンバンド) オースチンヒーレー100
4月 光石研さん(俳優) メルセデス・ベンツ190(W110)
5月 後藤淳平さん(お笑いタレント・ジャルジャル) シトロエン・エグザンティア
6月 荻野目洋子さん(歌手) ポルシェ997カブリオレ
7月 高島礼子さん(俳優) メルセデス・ベンツGクラス
8月 片岡愛之助さん(歌舞伎俳優) BRABUS 800 WIDESTAR(ブラバス 800 ワイドスター)
9月 大倉士門さん(モデル・タレント・俳優) アルファ・ロメオ・ジュリエッタ
10月 武田修宏さん(スポーツコメンテーター・タレント) アウディ・A4アバント
11月 つまみ枝豆さん(お笑いタレント・芸能事務所社長) メルセデス・ベンツS400d
12月 谷原章介さん(俳優) ジャガーEタイプ・ロードスター シリーズ1
2025年
1月 熊川哲也さん(バレエダンサー) ランボルギーニ・ミウラ
番組概要
【番組名】「カーグラフィックTV」
【放送日時】2月27日(木)よる11時〜11時30分 放送
【放送局】BS朝日
【CAST】松任谷正隆
ゲスト・松重豊
【制作】BS朝日、カーグラフィック
【プロデューサー】篠原弘光(BS朝日)、久保健(カーグラフィック)
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