Aston Martin Japan合同会社のプレスリリース
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北米で最も名高い耐久レース、ロレックス・デイトナ24時間レースでアストンマーティンが見事にGTD表彰台獲得
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新型Vantage GT3のデイトナ初表彰台を決めたのはHeart of Racing
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英国のウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス・ブランドであるアストンマーティンにとってロレックス・デイトナ24時間レースでは4年間で4度目の表彰台
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Van der Steur RacingはIMSA GTDデビューで6位獲得
2025年1月27日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(米国):
先週末、世界的に有名な米国フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで2025年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権が幕を開け、いくつものレースで勝利を収めてきたアストンマーティンの新型Vantage GT3が、北米随一の耐久レースとして知られるロレックス・デイトナ24時間レースで表彰台を獲得しました。
Heart of Racingが最終盤に心揺さぶる反撃を見せ、27号車Vantage GT3でGTDクラス3位を獲得する一方、本シリーズ初参戦のVan der Steur Racingも快挙を挙げ、GTDの上位6位にアストンマーティンが2台入る結果となりました。今回の成果に続き、次回3月に開催されるセブリング12時間レースでは、Heart of Racingから出場する最新のアストンマーティンValkyrieが、IMSA最上位カテゴリーのGTPでデビュー戦を迎えます。
2025年、FIA世界耐久(WEC)とIMSAの両選手権に挑む中でワークスのValkyrieプログラムを主導する、フェニックスを拠点とするアストンマーティン・レーシングのパートナーチームHeart of Racingは、24時間を通してGTDクラスを先導する集団に入っていました。グリッド7番手からスタートしたザカリー・ロビション(カナダ)、トム・ギャンブル(英国)、マッティア・ドゥルディ(イタリア)、キャスパー・スティーブンソン(英国)は同クラスのライバルたちのほとんどと異なるピットシーケンスで走行し、スタートから4時間経過した時点ではクラスの先頭を率いていました。
これにトラックでの快調なスピードと素晴らしいピット作業が加わり、残り3時間でライバルによるスピンでコースアウトして6位に落ちたときも、まだ表彰台を狙えるポジションにありました。レース最終盤の最終スティントを巧みに走り切ったアストンマーティンのワークスドライバー、ドゥルディの猛攻で27号車Vantageは順位を上げ続け、残り30分になると熾烈な三つ巴の戦いに加わっていました。
劇的な盛り上がりを見せた最後の20分には何度か先頭を奪いながらも、ドゥルディが自身のIMSAデビュー戦にて3位のチェッカーフラッグを受け、アストンマーティンで最も成功を収めているレーシングカー、Vantage GT3の最新バージョンがデイトナ初の表彰台を獲得しました。
ウルトラ・ラグジュアリーなロードカーであるVantageと同じ機械的アーキテクチャを採用するVantage GT3にとっては、これまでのバージョンを含め、4年間で4度目の表彰台獲得となります。アストンマーティンの実績ある接着アルミシャシーを中心に組み立てられ、恐るべき4.0リッターV8ツインターボエンジンを動力源とするVantage GT3は、世界を制するポテンシャルを備えています。
Heart of Racingとともにデイトナの上位6位に入ったのは、IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジ2シーズンにわたりVantage GT4で目覚ましい活躍を見せた後、今回GTDデビューを果たしたVan der Steur Racingです。24時間を通して好調な挑戦を続けていたのは、アストンマーティンのワークスドライバー、ヴァランタン・アス・クロー(フランス)、マキシム・ロビン(フランス)、アンドリュー・マッキントッシュ(カナダ)、ローリー・ヴァン・ダー・スチュア(米国)の4人組です。3時間経過時点からトップ10周辺を維持していましたが、レースが残り4分の1となってからペースを上げて勢いを増し、アス・クローが1位との差8秒の6位でフィニッシュを決めました。
Heart of Racingのチーム代表イアン・ジェームズは、次のように述べています。「ロレックス・デイトナ24時間レースを快挙で終えることができました。ここはチームにとって特別な場所であり、表彰台に上ることができたのは素晴らしい成果です。両方の車両のクルーの全員が本当に一丸となって、力を最大限発揮できました。チームはやるべきことを100パーセント遂行し、残り15分には先頭を走ることもできました。勝利が見えると思われた瞬間もありましたが、表彰台でIMSAシーズンをスタートできたのはとても幸先が良いと思います。」
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「Vantageにとっては4年間に4度目、新型モデルになってからは初めてのロレックス・デイトナ24時間レースの表彰台獲得を非常にうれしく思います。Heart of Racingは今回のレースで最も速く、最も準備の整ったチームの一つであり、困難な場面に直面しながらもレース戦略を見事に適応させて反撃し、先頭に戻ってきました。Van der Steur Racingの6位フィニッシュも、出場台数の多いGTDカテゴリーでのデビュー戦として目覚ましい成果です。それを成し遂げたことは、彼らの努力を証明するだけでなく、アストンマーティンがAMRのパートナーチームに提供する深い技術サポートと、Vantageというプラットフォームの力強さと扱いやすさも反映しています。両チームに祝福を送ると同時に、今年の選手権の今後のラウンドでも、さらに多くの成功を共有したいと願っています。」
IMSAシーズンは次回、アストンマーティンValkyrieがシリーズデビューを飾る、2025年3月15日(土)開催のモービル1セブリング12時間レースへと続きます。
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アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。