20代～50代の男女の約8割が、近年の物価高の影響を受けて支出を見直したり、節約をする行動を意識している！株式会社トータスが「物価高による消費行動の変化」に関する調査を実施！

＜背景＞

近年、物価高が家計に与える影響が注目されている。特に食品やエネルギー価格の高騰により、日常の支出を見直す家庭が増え、消費行動にも大きな変化が見られています。このような社会的な動向を受けて、消費者はどのように消費基準を変え、節約や工夫を行っているのでしょうか。そこで「tortoise（トータス）」は、20代～50代の男女を対象に「物価高による消費行動の変化」に関する調査を実施しました。

＜調査サマリー＞

・20代～50代の男女の9割以上が、近年の物価高の影響を負担に感じている

・20代～50代の男女の約8割が、物価高の影響を受けて支出を見直したり、節約をする行動を意識している

・物価高の影響を受けて、具体的に見直した主な支出項目は「食費」と「娯楽費」

・物価高の影響を受けて、大きな買い物（家電、車、住宅など）を検討する際に、重視するようになった主な条件は「購入価格」と「維持費」

・物価高の影響を受けて、節約において、特に意識されていることは「必要最低限のものだけを買うようにする」こと

・節約を意識する一方、生活の質を保つために主に工夫していることは「自宅での食事の充実」や「手頃な価格で楽しめる娯楽探し」

＜調査概要＞

調査期間：2024年12月17日～12月20日

調査方法：インターネット調査

調査対象：20代～50代の男女

調査人数：334名

モニター提供元：RCリサーチデータ

まず、「物価高の影響について、どの程度負担を感じているか」を尋ねる設問への回答では1位が「非常に負担を感じている」で39.5％、2位が「負担を感じている」で30.2％、3位が「やや負担を感じている」が22.5％という結果になりました。1位～3位までの回答を合計すると回答率90％を超える形となり、この結果から20代～50代の男女の9割以上が近年の物価高の影響を負担に感じていることが明らかになりました。

次に「物価高の影響を受けて、支出を見直したり節約をする行動を強く意識するようになったか」を問う設問への回答では、「はい」が多数で76.3%という結果になりました。この結果から、20代～50代の男女の大半は、物価高の影響を受けて支出を見直したり、節約をする行動を意識していることが判明しました。

続いて、物価高の影響を受けて、支出を見直したり節約をする行動を強く意識するようになったと回答された方に「物価高の影響を受けて、具体的にどのような支出項目を見直したか」を尋ねる設問では、1位が「食費」で76.9％、2位が「娯楽費」で53.3％、3位が「衣料品費」で45.1％という形になりました。ここでは、比較的調整をしやすいからか「食費」や「娯楽費」が上位の回答として並ぶ結果となりました。

また、物価高の影響を受けて、支出を見直したり節約をする行動を強く意識するようになったと回答された方に「物価高の影響を受けて、大きな買い物（家電、車、住宅など）を検討する際に、以前と比べて重視するようになった条件」を尋ねる設問の回答では、1位が「購入価格」で71.8％、2位が「維持費」で41.6％という結果になりました。この結果から、大きな買い物をする際には「購入時の費用」と「所有し続ける限りかかる費用」を重視するようになった方が多い、ということが明らかになりました。

続いて、物価高の影響を受けて、支出を見直したり節約をする行動を強く意識するようになったと回答された方に「物価高の影響を受けて、節約において、特に意識していることは何か」を問う設問の回答では、1位が「必要最低限のものだけを買うようにしている」で65.5％、2位が「セールや割引を重視している」で63.1％、3位が「安い商品を選ぶようにしている」で57.7％となりました。この結果から、無駄遣いをやめること、また、商品の中でもお得になっているものや、安いものを選ぶことを意識している方が多いことがわかりました。

また、調査の最後、物価高の影響を受けて、支出を見直したり節約をする行動を強く意識するようになったと回答された方に「節約を意識する一方で、生活の質を保つために工夫していること」を尋ねる設問への回答では、1位が「自宅での食事を充実させる」で33.3％、2位が「特にない」で29.0％、3位が「手頃な価格で楽しめる娯楽やレクリエーションを探す」で28.6％となりました。前問で、物価高の影響により支出項目として「食費」や「娯楽費」を具体的に見直している方が多いという結果が出ていましたが、それに対応するように、ここでは、食事や娯楽面での工夫が上位の回答に並ぶ結果となりました。

まとめ

今回の調査により、20代～50代の男女の9割以上が、近年の物価高の影響を負担に感じており、実際にこうした人の内約8割の人が、物価高の影響を受けて支出を見直したり、節約をする行動を意識していることが判明しました。尚、物価高の影響を受けて、具体的に見直した主な支出項目は「食費」と「娯楽費」であり、大きな買い物（家電、車、住宅など）を検討する際に、重視するようになった主な条件は「購入費」と「維持費」であることが明らかになりました。また、物価高の影響を受けて、節約において、特に意識されていることは「必要最低限のものだけを買うようにする」ことであり、節約を意識する一方、生活の質を保つために主に工夫していることは「自宅での食事の充実」や「手頃な価格で楽しめる娯楽探し」であることがわかりました。