ダイナミックマッププラットフォーム株式会社のプレスリリース
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長CEO: 吉村 修一、以下「当社」)は、PTV Group (本社: ドイツ・カールスルーエ、CEO: Christian U. Haas、以下「PTV」)と、自動車分野・交通工学分野およびその応用分野におけるシミュレーション技術の発展を目的としたMOU(提携に関する覚書)を締結しました。
締結のセレモニーは、1月5日(現地時間)に米国ワシントンD.C.で開かれたTRB(Transportation Research Board、米国交通運輸研究会議)年次総会2025にて開催されました。
PTVは、交通モデリング・シミュレーション・リアルタイム交通管理等のソフトウェアを提供する、ドイツを拠点としたグローバル企業です。当社とPTVは今般のMOU締結により、当社の高精度3次元地図データ(HDマップ)とPTVの交通シミュレーションソフトウェア「PTV Vissim」を組み合わせ、より精緻なシミュレーション環境の提供を目指すことで合意しています。この協業を通じて、当社はシミュレーションにおけるHDマップのさらなる活用を、PTVは自動車業界を中心に「PTV Vissim」の採用拡大を目指します。
なお、今般の提携について、PTVのManaging Director MobilityであるSteve Perone氏は、次のように述べています。「リアルなシミュレーション環境を提供するには、正確なデータが不可欠です。ダイナミックマッププラットフォームの高精度地図により、PTV Vissimネットワーク構築において交通モデルにかかる時間・コストをより削減することが可能となります。これにより、自動車産業と交通工学の両分野において、多くの可能性が開かれることでしょう。」
また、当社の代表取締役社長CEO 吉村 修一は、次のように述べています。「PTVはシミュレーションソフトウェアを提供するグローバル企業です。当社がPTV及び国内外に存在するPTVのユーザーへHDマップを提供することで、現実に限りなく近い道路ネットワークをグローバルに構築・再現することができます。今回の提携を通じて、自動車業界・交通分野において大きなイノベーションが起こることに期待しています。」
当社は高精度3次元データのプラットフォーマーとして今後も幅広い業界との連携を進め、様々な産業分野におけるイノベーション創出に貢献します。
＜PTV Groupについて＞
PTV Groupは1979年の創立以来、交通や輸送に特化したソフトウェア・ベンダーとして、都市計画・交通計画プロジェクト支援などのコンサルティングサービスを提供してまいりました。当社のシミュレーションソフトウェアは、40年以上にわたり培ってきた科学的知見と高度な専門技術に基づいた、都市や企業における人やモノの移動を最適化するサービスソリューションです。
＜ダイナミックマッププラットフォーム株式会社について＞
当社は日本政府のバックアップと、自動車メーカー10社を含む国内企業が一体となった『オールジャパン体制』で設立されました。日本を拠点に、アメリカ・ドイツ・韓国・中東にグループ会社を展開。
現実の世界をデジタル空間に複製する高精度3次元データのプラットフォーマーとして、様々な産業分野におけるイノベーションを支えています。
設立: 2016年6月
本社: 東京都渋谷区
代表者: 吉村 修一
事業内容: 自動運転・ADASをはじめ多様な産業を対象とした高精度3次元データの提供
