前回の年末年始、出動は約12秒に1件。事前のチェックでトラブル回避!年末年始、クルマでのお出かけには万全の備えを!

一般社団法人 日本自動車連盟のプレスリリース

 JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 坂口正芳)は12月23日(月)、前回の年末年始期間の救援件数を公開し、帰省などクルマの使用が増える年末年始にトラブルを防ぐため、お出かけ前の車両点検を呼びかけています。

■年末年始の救援出動は約12秒に1件!最も多いのはバッテリー上がり!!

 前回の年末年始期間(2023年12月29日~2024年1月9日)、JAFが出動した件数は8万6361件にのぼりました。これは約12秒に1件の割合です(2023年度の年間平均は約13.9秒に1件)。

 最も多い要請内容は「バッテリー上がり」。気温が低いとバッテリーの能力が低下し、発生しやすくなります。また、バッテリーは使用環境によって劣化の進み方が大きく変化しますので、お出かけ前にはカーディーラー、ガソリンスタンド、カーショップなどでチェックすると安心です。

▼ロードサービス出動理由:https://jaf.link/3ZXV8AS

■雪道でノーマルタイヤは止まれない!降雪時のノーマルタイヤはスリップ事故や渋滞の原因に

 JAFは、6種類のタイヤを用い雪道(圧雪路)と凍結路(氷盤路)での制動距離実験をおこないました。

 その結果、雪道でのノーマルタイヤの制動距離は29.9mでスタッドレスタイヤの17.3mに対して約1.7倍でした。

 多くの人の移動が予想される年末年始。降雪が予想される地域へお出かけの際はタイヤチェーンやスタッドレスタイヤの準備をしておきましょう。

▼走れても止まれない、雪道のノーマルタイヤ:https://jaf.link/3ZVOjQ7

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■タイヤが破裂する「バースト」の主な原因はタイヤの空気圧不足

 JAFのロードサービス救援件数で上位を占める「タイヤのパンク」。この中にはタイヤの空気圧不足が主な原因である「バースト」が含まれます。

 JAFは適正空気圧と空気圧半分の2パターンで、速度を上げながらタイヤの状態を観察し、温度も計測しました。結果は、時速200kmから空気圧半分のタイヤの表面が波打つ現象が発生し温度は100℃を越え、時速210kmになると、さらに波打ちが激しくなりバーストしました。

 タイヤは日常点検が大切です。給油時に空気圧などの確認をしましょう。また、空気圧不足以外でも、縁石にタイヤを強くぶつけたり、擦ったりすると、バーストしやすくなるので注意しましょう。

▼空気圧不足でも起きるタイヤのバースト:https://jaf.link/3ZZiiqx

2パターンのタイヤで速度を上げながら検証したタイヤの状態と温度の変化

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