FORMULA E OPERATIONS LIMITEDのプレスリリース
フォーミュラEの創設者兼会長のアレハンドロ・アガグが、現地時間11月12日、米・TIME誌による気候変動問題に影響力を持つリーダー100人「2024年版 TIME100 気候リスト（2024 TIME100 Climate List）」に選出されました。
アレハンドロ・アガクは、サステナブルなスポーツイベントを複数築き上げてきたビジネスマンで、中でもフォーミュラEを創設し、サステナビリティ領域における先駆者として知られています。フォーミュラEは、世界初の電気自動車を使ったモータースポーツシリーズで、世界初、そして唯一の「ネット・ゼロ・カーボン」の認証を受けたスポーツとなりました。
フォーミュラEの他にも、スペイン出身のアガクは、電動ボートレースシリーズ「E1」や、水素を動力源としたSUVによる国際レースシリーズ「エクストリームE」を手掛け、モータースポーツ界のビジネスリーダーとして、サステナビリティや公平性、インクルーシブの向上に注力しています。
TIME100の気候リーダー
気候リーダーの選出においては、真の変革者を見極めるために、TIME誌の編集者が社内の気候専門家とともに数か月間かけて、候補者となった世界のビジネスリーダーを精査しました。最新の科学的・経済的な基準に沿って、変革に最も重要な5つの要素（エネルギー、自然、金融、文化、健康）の観点から判断されました。特に、事前の公約や発表を上回り、測定・拡張可能な成果をあげた人物や、近年ポジティブなアクションを起こした人物が多く名を連ね、海運、製造、農業、エネルギーといった環境への影響が著しい分野においても、今まさに積極的な行動を起こしているリーダーらが選出されました。
TIME誌にはアレハンドロ・アガクの功績を以下のように紹介され、評価いただきました。
「アレハンドロ・アガグ氏は、モータースポーツの持続可能性を追求するミッションを担っています。フォーミュラEの創設者兼会長として、ポルシェやマクラーレンといったF1で名の知れた企業を電気自動車のレースに参戦させることに成功しました。2022-23年のシーズンでは、運営、エネルギー使用、サプライチェーン全体でCO2排出量を、2019年の基準値と比較して27%削減しました。さらに一歩進んで、アガグ氏は今年、世界初の水素燃料自動車レース『Extreme H』の開催を発表しました」
約10年で世界トップクラスの電動モータースポーツへ進化：はじまりはナプキンに描いたメモ書き
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、世界初のカーボンニュートラル認定スポーツとして、世界の主要都市の中心部で電気自動車によるドラマチックなレースを展開しています。世界の大手自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを加速させるべく、エリート・モータースポーツのプラットフォームを提供しています。大手自動車メーカー11社、世界トップクラスのレーサー22名らが参戦し、世界11都市16レースを時速約320キロ超のスピードで競い合います。
フォーミュラEのはじまりは、アレハンドロ・アガクと元FIA（国際自動車連盟）会長のジャン・トッド氏が2011年3月にナプキンの裏に書き留めた夢物語からでした。2人はメモ書きで、世界初の電気自動車による国際的シングルシーター選手権の構想を書き留めたそうです。そこで描かれた夢物語は、わずか3年で実現した後に急成長を遂げ、10年余りで世界トップクラスのモータースポーツシリーズへと発展しました。今日、フォーミュラEは単なるレースに留まらず、持続可能なモビリティの可能性を切り拓き、より良い、よりクリーンな未来への道筋を築くことに貢献しています。
フォーミュラEのチーム、ドライバー、パートナー、そして開催都市は、トップクラスのスポーツとレースに対する情熱で繋がり、サステナビリティに向けた人類の進歩を加速させ、人びと、そして地球のより良い未来を創出するという信念や可能性を共有しています。
フォーミュラEとABB FIAフォーミュラE世界選手権について
ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、世界初の電気自動車によるFIA世界選手権で、カーボンニュートラルが認証された唯一のスポーツです。世界有数の都市の中心部でドラマチックなレースを展開し、世界をリードする自動車メーカーに電気自動車のイノベーションを加速させるためのモータースポーツプラットフォームを提供しています。フォーミュラEのチーム、メーカー、パートナー、放送局、開催都市は、このスポーツに対する情熱と、持続可能な人類の進歩を加速させ、人々と地球により良い未来をもたらす可能性を信じるという信念によって結ばれています。
公式ウェブサイト：https://www.fiaformulae.com/ja/calendar/2023-24/r5-tokyo
ABBについて
ABBは、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて、電気化とオートメーションの領域で世界をリードするエンジニアリング企業です。エンジニアリングのノウハウとソフトウェアを結び付け、モノの製造・輸送・動力・オペレーションを最適化します。140年以上にわたる卓越した歴史を基に、ABBの105,000人以上の従業員が、産業変革を加速するイノベーションの推進に尽力しています。
