「群馬から世界へ」日本ミシュランタイヤ、事業開始の地への本社移転1周年の進化を発表

コラボレーションから閃きを生み出すPARK棟完成!社員から提案する自由な働き方を実現

日本ミシュランタイヤ株式会社のプレスリリース

2024年10月11日、コラボレーション創出の場「PARK」棟 開所式 (左からイブ・シャポー/ミシュラングループ CFO、須藤 元/日本ミシュランタイヤ代表取締役社長、マヌエル・モンタナ/ミシュラングループ経営評議会メンバー)

「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤ(本社:群馬県太田市、代表取締役社長:須藤 元)は、2024年11月13日(水)、太田本社内に建設した新社屋PARK棟をお披露目し、移転から1年の進化を発表しました。日本ミシュランタイヤは、2023年8月1日に、本社を東京都新宿区から群馬県太田市に本社機能を移転しました。事業創業の地、群馬県太田市からワンチームとなり新たな歴史を歩んでいます。

群馬県知事 山本一太様は次のように述べています。

「この度、日本ミシュランタイヤ株式会社が群馬県に本社を移転されて1周年記者発表会が開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。また、社内の多様な知見が集うことを目的として設立された新社屋 PARK棟の活用により、日本ミシュランタイヤ株式会社が、これまで以上に先端技術を生み出し続けていくことになると期待しています。群馬県としても、日本ミシュランタイヤ株式会社との連携により、県内経済の更なる発展に努めてまいります」

日本ミシュランタイヤ株式会社 代表取締役社長、須藤 元は次のように述べています。

「本社を群馬県太田市に移転してから1年、人・利益・地球の価値創造のもと、社員が会社の未来に積極的に関与する意識が生まれ、自分たちの働き方を決定してきました。VUCAの時代に、レジリエンスのある組織では、社員同士がより多くの交流の機会を持ち、集合知を生むことが成功の鍵と言われます。風通しのいい意見交換が可能な空間を実現するために、新社屋『PARK棟』を建設しました。地域のボランティア活動や志を共にする産官学の皆様との連携を密にし、群馬から世界へ、モビリティへの貢献を続けます」

【人の尊重/人の共生・コラボレーション】

本社移転を決めた2022年末から、社内にプロジェクトチームを立ち上げました。通勤サポートや社宅、法人契約ホテルの整備など、自分たちの働きやすさ、ワークライフバランスの適正化、ワクワクするオフィス作りなど、社員の声を吸い上げて提案し、新しい働き方の策定をしてきました。

本社移転1周年を迎えるにあたり、本社移転と新たな働き方に関する社内の意識調査を実施し、全社員の約半数から回答を得ました。全体のうち78%が、以前の働き方と比較し、本社移転後の現在の働き方に満足していると回答したほか、通勤や宿泊に対する会社のサポートに満足していると答えた社員は84%でした。その他にも、個人や部署に任される勤務形態は、「上司からの信頼を感じる」「業務都合、家族都合に合わせた働き方が可能になった」など、92%の社員が満足と回答しました。

【地球の尊重/環境に配慮した活動】

  • 今回建設された新社屋『PARK棟』は環境への配慮を目指した建物です。設計・施工は群馬県内の業者が行うことで、搬入マイレージの削減を実現したほか、コンテナ建築を採用しシンプルで合理的ながら独創的な設計思想の基、内装処理や資材消費を抑え、搬入マイレージの削減や遮熱効果の高い部材などを使うことで冷暖房によるCO2 排出量を抑えています。また、コンテナと鉄骨のハイブリット構造で、コンテナを井桁のように積むことで、コンテナ特有の小さなスペースとその間に大きな吹き抜け空間を作りました。これにより立体的にも人の視線が交差し、階が異なっても交流しやすい設計になっています。先の見通しがきかない現代社会において、変化に強い組織では、集合知をはぐくみ、新たな閃きを生み出す環境が必要です。私たちは今まで太田サイトには無かった、視線・意見が交差し、皆が楽しく集まれる場所を作りました。「PARK」という名前にもそんな意味が込められています。

  •  太田在籍部署である研究開発、カスタマーサービスセンター、サービスグループと、東京から移動となったマーケティング&セールスやサプライチェーン等の部署が1拠点に集結し、部署間協業の活性化を促し、集合知を結集した意思決定を行います。また、自然豊かで、災害レジリエンスの強固な群馬県に移転したことにより、地域の産官学の皆様と連携し、共に人財教育やボランティア活動などに取り組んでいけることは、地方移転の大きなメリットです。移転に伴い、地域の活動に参加する社員も増加し、ダイバーシティとインクルージョン、サステナビリティへの意識は着実に高まっています。ボランティアに参加する社員も増え、2023年の活動時間は2018年の約3倍に増えました。

9月10日 「Side Stand Project」参加
もう一度バイクに乗る夢を応援
9月11日 太田道の駅でのタイヤ点検

【利益の尊重・サステナブルな貢献のための利益創造】

従来のタイヤビジネスにおける貢献はもとより、2023年8月1日より、群馬県下の物流企業である美松運送、車両動態運行管理のトップランナーであるドコマップジャパン、群馬大学とコンソーシアムを組み、ぐんまの運輸デジタルイノベーションの取り組みを開始しました。この取り組みはDXの力で物流業界の2024年問題(ドライバーと輸送力の不足)の解決と、環境にやさしく、荷主に選ばれる運送事業を目指すもので、産官学連携事業として2023年度の県のデジタルイノベーション加速化補助金を活用しました(テーマ名:持続可能な運輸業界の実現に向けたぐんまの運輸デジタルイノベーション ~生産性の向上・環境負荷の軽減・稼働停止の最小化~)。2024年4月には以下のような成果を報告し、ミシュランでは結果を反映させて業務改善につなげています。

  • 荷物を運搬中のCO2排出量及び車両の運行単位での燃費とCO2を見える化

  • 自動レポート作成による整備作業者と運行管理者の共通理解に貢献

  •  繁忙期前の計画的なタイヤ購入・交換に繋げる可能性を示した

  • 緻密な管理で効率的に摩耗末期まで使い切ることの重要性を示した

【すべてを持続可能に】

ミシュランは「すべてを持続可能に」という企業ビジョンのもと、人(People)、地球(Planet)、利益(Profit)三方良しの理想を叶え、2050年までに100%持続可能なタイヤを製造することを約束しています。大西洋で帆船による海上輸送の推進、東南アジアの天然ゴム栽培および森林保全の最適化、自動車産業の電動化への貢献など、グローバルに脱炭素への取り組みを進めています。ミシュランのサステナビリティ経営強化に向けたコミットメントは、以下をご参照ください。

2050年のビジョン https://news.michelin.co.jp/divs/michelin-tires-will-be-100-sustainable-in-2050

2030年に向けた戦略 https://news.michelin.co.jp/divs/make-everything-sustainable-michelin-announces-strategy-to-2030

SDGsへの貢献 https://www.michelin.co.jp/csr

 

【ミシュランについて】

ミシュランは、人々の生活に変化をもたらす複合材料と体験機会を提供する世界的企業です。130年を超え工学材料のパイオニアとして、人類の進歩とより持続可能な世界の実現に一貫した貢献をしてきました。

高分子複合材料の深いノウハウをいかし、モビリティ、建設、航空、低炭素エネルギー、ヘルスケアなど様々な産業分野で重要な用途に使用される高品質なタイヤや部品を製造するため、常に革新を続けています。製品に込めた思いと、お客様目線のニーズをとらえ、ユニークで充実した体験を提供します。フリート向けデータやAIベースのコネクテッドソリューションの提供、ミシュランガイドの厳選したレストランやホテルのおすすめまで、事業領域は多岐にわたります。

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