【第3回 FIVA Heritage Hall of Fame Award 贈呈式 】を開催

日本を代表するエンジニアであり、マツダ・ロータリーエンジンの開発を指揮し、マツダの社長および会長も務めた山本健一氏が受賞。

Fédération Internationale des Véhicules Anciensのプレスリリース

報道関係者各位

                                      2024年11月12日

【第3回 FIVA Heritage Hall of Fame Award 贈呈式開催】

四輪および二輪のヘリテージ文化を守るため、世界80以上の国と地域で活動し、200万人以上の会員を持つ FIVA- Federation Internationale des Vehicules Anciens(本部:Strada Van San Martino Superiore 27/B 10131 Torino,Italy. 会長:Tiddo Bresters)は、自動車の歴史と文化に多大な貢献をした人物に贈られる賞として「FIVA Heritage Hall of Fame Award」を創設いたしました。第3回目となる2024年度は、世界で9名が受賞し、その一人であるマツダ株式会社のエンジニアで経営者でもあった故・山本健一氏への贈呈式が、2024年11月1日に静岡県駿東郡小山町大御神645の「富士モータースポーツミュージアム」にて、FIVAの日本における唯一の公認団体であるCCCJと共催し執り行われました。

山本健一氏は、日本を代表するエンジニアであり経営者でもあり、マツダの象徴であるロータリーエンジンの開発を指揮しました。1984年から1987年までマツダの社長を務め、その後会長に就任し、1992年に退任しました。2017年12月20日、神奈川県で95歳で逝去されました。贈呈式では、故人の代理として、マツダ株式会社 取締役専務執行役員兼CTOの廣瀬一郎(ひろせ いちろう)氏に賞が贈られました。

廣瀬氏は、故・山本健一氏の「FIVA自動車殿堂」受賞に際し、ご子息である山本世樹氏に代わり感謝の意を表明しました。山本健一氏は、1963年からロータリーエンジンの実用化に尽力し、マツダを象徴するこの革新的な技術の量産化を実現。彼のチャレンジ精神は、現在もマツダの企業文化として息づいています。

廣瀬氏は、山本氏の挑戦を受け継ぎ、地球環境への配慮を軸にした新たなロータリーエンジン開発への意気込みを語りました。また、山本氏の言葉である「技術開発には人間相互の信頼が不可欠」を引用し、今後も信頼に基づいた取り組みを続ける意志を表明されました。

最後に、山本世樹氏の「父と母がこの受賞を心から喜んでいると思います。関係者の皆様に感謝いたします」というメッセージでスピーチは締めくくられました。

左より マツダ株式会社 コーポレートコミュニケーション本部 副本部長 町田晃氏、FIVA Ambassador Asia 清水正喜、マツダ株式会社 取締役専務執行役員兼CTO 廣瀬一郎氏、FIVA会長 Tiddo Bresters、マツダ株式会社 エグゼクティブフェロー 前田育男氏、CCCJ副会長・FIVA Heritage Hall of Fame Award審査員 中村史郎氏
Bresters FIVA会長よりトロフィーを受け取る廣瀬一郎氏
廣瀬一郎氏によるスピーチ
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