ニフコの生分解性プラスチックファスナー(ブラッシュクリップ)大阪・関西万博に登場

株式会社ニフコのプレスリリース

生分解性プラスチックファスナー(ブラッシュクリップ)

株式会社ニフコ(本社:神奈川県横須賀市、代表取締役社長:柴尾雅春、以下「ニフコ」)が開発した、生分解性プラスチックを使用したファスナー(ブラッシュクリップ)が、2025年大阪・関西万博の株式会社竹中工務店(以下「竹中工務店」)「森になる建築」に登場いたします。

プラスチックファスナー(留め具)の1種であるブラッシュクリップは、主にパネルなど2つの物を締結するために用いられます。1動作で取り付け可能で、板厚の許容範囲が広く、小径の穴にも対応できます。

この度ニフコが開発したブラッシュクリップは、非可食植物由来のセルロースと酢酸から得られる酢酸セルロースなどを配合しているため、生産時のCO2発生量は他の材料のブラッシュクリップよりも少なく、使用後は水と二酸化炭素に分解され、自然に還ります。

この生分解性プラスチック製ブラッシュクリップは、2025年に開催される大阪・関西万博の竹中工務店「森になる建築」において、パビリオン骨格構造部 と 外装材との締結部分に使用予定です。厚みのある構造材に外装材をしっかり固定するため、通常品に比べ長い(板厚吸収量が多い)のが特長です。

「森になる建築」の完成イメージ(竹中工務店提供)※現時点の想定であり、今後の技術開発等により変更する可能性があります。

ニフコは1967年に工業用プラスチックファスナーの製造販売を目的に設立され、錆びない・軽い・扱いやすいというプラスチックの特長を最大限に生かし、これまで様々な業界へ製品を提供してまいりました。日本におけるプラスチックファスナーのパイオニアとして、長年培った高精度な成形技術や豊富な製品ラインナップにより、多様な顧客ニーズに合致した、最適な製品を、スピーディに開発・量産することが可能です。

なお、上述のブラッシュクリップと同じ生分解性プラスチックを使った当社製ファスナーは、トヨタ自動車株式会社が開発したコンセプトモデル LEXUS オフロードバギーROV にも使用されています。

・LEXUS オフロードバギーROV

https://lexus.jp/models/overtrail_project/#lineup-rov

・LEXUS NEWS カーボンニュートラルにこだわるROV CONCEPTの挑戦

https://lexus.jp/magazine/post/?id=t_88mhni04/

ニフコは、これからも「環境・安全・快適」という普遍的価値を追求し、「小さな気づきと技術をつなぎ、心地よい生活と持続可能な社会を創造する」 というパーパスを実現するため、今後も社会課題に真摯に向き合い、持続可能な社会の創造に貢献してまいります。

■株式会社ニフコ 会社概要

会社名:株式会社ニフコ 

本社所在地:〒239-8560 神奈川県横須賀市光の丘5-3

設立:1967年2月13日

事業内容:エンジニアリングプラスチック製品(工業用ファスナー、精密成形製品)他
URL:https://www.nifco.com/

<ファスナー製品サイトはこちら>

株式会社ニフコ ファスナーカタログ (nifco-fastener.com)

<その他のニフコ製品はこちら>

NIFCO ONLINE SHOWROOM|株式会社ニフコ (nifcoexhibition.com)

<ニフコのファスナーは下記サイトでもご紹介しています>

イプロスものづくり

<お問い合わせ先>

TEL: 03-5476-4850

株式会社ニフコ 総務部総務課 soumu@jp.nifco.com

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