仮想空間技術を活用した「愛知県スマートシティモデル事業」の実証実験を実施

-デジタルネイティブ世代によるまちづくりを促す「メタかりチャレンジ」-

株式会社アイシンのプレスリリース

 愛知県刈谷市と株式会社アイシン(本社:愛知県刈谷市 社長:吉田 守孝)は、愛知県スマートシティモデル事業に選定された、次元を超えたまちデザイン「メタかりチャレンジ」の実証実験を行います。「メタかりチャレンジ」とは、仮想空間内で市民とともに「にぎわい」創出を議論するワークショップを通じて、刈谷市のまちづくりを活性化する活動です。

 刈谷市は、アフターコロナの施策として「にぎわい」を1つのキーワードとしています。まちづくりにおける新たな「にぎわい」の創出をするためには、特に若者世代への訴求が重要であり、若者に親和性が高いデジタルを通じた施策が効果的です。

 そこで当社の持つ仮想空間(メタバース)プラットフォーム技術を活用し、仮想空間内での「にぎわい」創出を議論する「デジタルワークショップ」を開催します。この仮想空間での「にぎわい」創出を現実世界へフィードバックすることで刈谷市のまちづくりの活性化をめざします。

実証イメージ

1 実証実験の内容

刈谷市内在住/通勤通学する高校生・大学生を募集し、仮想空間内での刈谷駅北口・南口付近の散策を通し、以下を議論するワークショップを開催します。

○「にぎわい」創出につながる施策アイデア

○仮想空間の持続性に関する意見出し

○現実の刈谷駅周辺に対する心象変化の有無

(1)ワークショップ日時

   ① 2024年10月21日(月)17:00~19:00

   ② 2024年12月19日(木)17:00~19:00

(2)開催場所

   ① 産業振興センター 603会議室(刈谷市相生町1丁目1-6)

   ② 産業振興センター 604会議室(刈谷市相生町1丁目1-6)

2 実施主体(コンソーシアム)と構成員の役割

   刈谷市:全体調整、ワークショップ開催取りまとめ

   アイシン:仮想空間のコンテンツ開発、実証サポート

現実世界の刈谷駅
仮想空間上に再現された刈谷駅

<ご参考:アイシンのDXの取り組み>

 当社はDXの推進を通じて、社会課題を解決できるプラットフォーマーとなることをめざしています。

 当社のDX戦略の一つであるCPIF(Cyber Physical Information Factory)コンセプトは、ものづくりの現場をIoT技術によって仮想空間に再現したITプラットフォームを構築し、人工知能などの分析技術を活用して現在・過去の分析や未来の予測をすることで、ものづくりの競争力を刷新します。

 また持続可能で安心安全な社会の実現に向け、このようなプラットフォーム技術や分析技術を核に、広く地域社会とも連携し、より大きな社会課題の解決に取り組んでいます。

<関連>

愛知県スマートシティモデル事業(刈谷市とアイシンの事業について)

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