Terra Charge India、デリー政府とリライアンスグループの合弁電力事業社、BSESヤムナパワーリミテッドと業務提携開始

EV充電インフラ事業「Terra Charge（読み：テラチャージ）」を展開するTerra Charge 株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：徳重徹）の子会社で、インドでのインド充電インフラ事業を展開するTerra Motors Charging Solution Private Limited（本社：西ベンガル州コルカタ、マネージング・ダイレクター：上田晃裕、以下、テラチャージ・インド）は、デリー政府とのリライアンス インフラストラクチャ リミテッドの合弁電力事業社である、BSES ヤムナ パワー リミテッド、（本社：デリー：以下、BYPL）と、業務提携契約を2024年9月15日に締結したことをお知らせいたします。

デリー市公社 (MCD) が管理する土地を、EV充電ステーションとして活用し、EV充電インフラ事業拡大の重要なパートナーとしてテラチャージ・インドが協業いたします。

ユーザーに効率的なEV充電を提供し、信頼性の高い充電器ブランドとして認知度を高め、公共交通の発展を促進し、持続可能なEVエコシステムを構築してまいります。

業務提携の背景

インド政府を主導としたFAME施策におけるEV化がインド全土で加速する中、EVステーションやEV充電器によるインフラ整備を進める必要があります。一方で、配電供給が整備されていないインドにおいて、充電ステーションの設置のための適切な土地の確保から配電供給のプロセスに時間を要し、充電インフラの設置、拡大が進まないことが課題になっています。

BYPLは、政府合弁の配電事業ライセンス事業者で、高い信頼性と顧客価値最大化を目指し、デリー東部、中部エリアでの電力供給を行っています。それらの一環として、ニューデリー全土でのEV車両充電やバッテリー交換ステーションの設置、運営支援プロジェクトを進行中です。

BYPLでは、EV自動車充電ステーションの設置のためにデリー市公社（MCD）の駐車場および土地の使用を許可されています。

テラチャージ・インドは、これまでインド全土に300以上の充電器を設置し、複数の民間および国営団体と協力し、フリートおよび個人ユーザーに効率的な充電ソリューションを提供してきました。本業務提携により、日本発EV充電インフラ開発企業である弊社は、日本の技術を活用し、信頼性の高いEV充電器を配備することで、デリー政府所有の土地へのEV充電インフラ環境の向上に貢献いたします。

業務提携の詳細

このパートナーシップの下、テラチャージ・インドとBYPLは、デリー市公社内の指定された場所に、日本の技術に対応した公共電気充電ステーションのネットワークを構築し、すでに4つの公共充電ハブへ低速AC充電器と急速充電DC充電器を設置し、8月1日より稼動しています。

また弊社では、EV充電器の設置及び充電ポイント・オペレーター（CPO）サービスに加え、充電ステーションを24時間体制で監視・サポートし、訪問者が安定してスムーズに使用できる環境を実現しています。

4つのEVステーションの設置日時、場所、場所の特性とステーション特性

BYPLでは、4つのステーションがEV自動車充電ステーションの設置のためにデリー市公社（MCD）の駐車場および土地の使用を許可されており、BYPLとMCDは戦略的に協力し、EV充電事業者と官民パートナーシップを結ぶことで、デリーに公共のEV充電ステーションを配備しました。

◯ インド政府系ガソリンステーション近郊への設置

◯ 自動車用天然ガスステーション敷地内への設置

◯5つ星ホテル敷地内への設置

本提携のゴール

本提携は、外環道に沿って5kmごとにEV充電ハブを設置し、市民のグリーンモビリティを促進するというデリー政府の目標を支援することをゴールにしています。

このパートナーシップの一環として、テラチャージ・インドは充電ネットワークの24時間サポートと監視も行い、地域社会にEVを普及させるためのトレーニングや意識向上プログラムも実施することでデリー州のEVシフトを促進してまいります。

テラチャージ・インドは、BYPLとの戦略的パートナーシップを追い風に、2026年までに56億米ドルの規模で成長すると予測されるEVインフラ市場において存在感を高め、EVシフト及びEV使用による便利で持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。

施設のインプリから使用までは、他ステーションと同様の期間で行っています。

■BYPL CEO、Prem Kumar のコメント

BYPLはテラチャージ・インドをサポートを通しインフラ環境整備のスピードを早め、インド全土のEV充電インフラの発展、EVエコシステムの構築に貢献することを目指しています。BYPL公共の場所での電力インフラを提供し、テラ・チャージを支援し、インド全土での EV充電インフラの展開を加速させます。BYPLはEV充電ステーションに適した土地の確保や配電システム等の課題解決のために、このようなパートナーシップは極めて重要だと考えております。

■テラチャージ・インド マネージング・ダイレクター 上田晃裕のコメント

EV充電インフラの整備は、現在急務の課題となっています。一方で、EV充電ステーションの適切な土地確保や配電手配は、インドにおいて非常に困難な状況にあります。BYPLのような、それら双方の課題の解決策を有するパートナーとの提携により、テラチャージはインド全土における展開スピードを確実なものとすることができ、2050年までにインド政府が掲げる商用自動車のEV化100％の目標に貢献できると確信しています。

■BYPL概要

BYPL（BSES ヤムナ パワー リミテッド）※1 は、デリー政府とリライアンス インフラストラクチャ リミテッドの合弁事業です。BYPL は 2002 年7月に事業を開始し、現在デリーの中部と東部で約165万人へのサービスを提供しています。同社の事業範囲は 200 km 2 (77 平方マイル) で、ピーク負荷は約 1,459 MW と記録されています。BYPLはデリーにある 3 つの配電会社のうちの1社であり、他の2社はBSES Rajdhani Power Limited※2 とTata Power Delhi Distribution Limitedです。

会社名：設立 : 2001年 7月

住所：BSES Bhawan, near Kalkaji Mandir metro station, Nehru Place, New Delhi, Delhi 110019

連絡先

Tel: 011 3999 9707

Eメール: info@relianceada.com

事業内容：電力会社

U R L:　https://www.bsesdelhi.com/ja/web/bypl

インド全土の急速なEV化(※）に対応するため、テラチャージ・インドの営業拠点をすべての1級都市（バンガロール、グルガオン、コルカタ、プネ、ハイデラバード、チェンナイ）に設置することにより、中心部〜周辺の州も含めてカバーし、同時期に拡大している充電事業の事業機会の獲得や、細やかな新規設置活動をタイムリーに実行しています。各拠点は営業機能に加え、設置工事及びアフターサービスの機能を備え、全土的に設置、運営、サービスを提供しています。

（※）インド各州では、目標やインセンティブ、開発管理、補助金など異なるEV 政策が存在しています。また、中央政府のEV促進施策を追い風に、各州独自のEV生態系が成長しつつあり、充電ステーションの設置促進施策においても、資本補助金、SGST 還付、借地料の軽減、EV 電力 料金の軽減においても、各州政府によって異なります。