新車登録台数が増加する可能性が!?相場の下落は来るのか?/中古車市場統計レポート(2024年8月版)

株式会社ファブリカホールディングスのプレスリリース

【中古⾞市場統計レポート(2024年8⽉)】より抜粋してご案内いたします。

本調査詳細はこちら:https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1356/

  • ⾃動⾞販売市場の動向(2024年8⽉)

まず7月と比較した「前月比」を見てみると、新車登録台数は81.1%、中古車登録台数は82.9%とそれぞれ減少しました。

新車に関しては、例年8月は長期休暇の影響もあり7月と比べて減少する傾向にあります。

中古車に関しては、特に軽自動車の登録台数の減少が大きく、2024年で最も少ない登録台数となりました。

次に昨年8月と比較した「前年比」を見てみると、新車登録台数は96.5%、中古車登録台数は95.1%とこちらもそれぞれ減少しました。

新車に関しては、台風10号の影響で主に九州地方の新車ディーラーが営業停止に追い込まれたことが、登録台数の減少につながったと考えられます。

中古車に関しては、ブランド別でも前年割れが目立っており、国内ブランドの8銘柄のうち、「トヨタ」と「日産」を除く6銘柄が前年実績を下回る結果となっております。

新車登録台数

2024年

6月

7月

8月

月平均

新車登録台数

373,599台

405,175台

328,471台

345,999台

前年比

95.1%

106.9%

96.5%

96.7%

中古車登録台数

2024年

6月

7月

8月

月平均

中古車登録台数

505,839台

563,618台

467,267台

520,645台

前年比

93.2%

110.0%

95.1%

101.4%

※「車選びドットコム」では、普通自動車の登録台数を発表している「自販連(一般社団法人 日本自動車販売 協会連合会)」と、軽自動車の登録台数を発表している「全軽自協(一般社団法人 全国軽自動車協会連合会)」の統計データをもとに、新車登録台数と中古車登録台数の推移を紹介しています。

先月のレポートでも記載しましたが、海運の乱れに伴う輸送費の高騰により、8月も中古車の輸出台数は前年を下回っています。 ただし、この輸送費の高騰は主に”低価格車両の輸出に用いられるコンテナ船”の場合に発生していることから、影響は限定的なものだとみられています。 海運の乱れは今年中は続く見込みであり、輸送費の高騰が解決されるのはまだ先になりそうです。

一方で国内中古車相場のタマ不足は、大手メーカーの増産により収まる可能性が出てきました。8月に トヨタが新車の生産計画を当初見込みから上方修正することを発表しており、これに伴い国内新車登録台数は15~20%程度増加する見込みです。 新車の販売機会が増えることで、買い替えに伴う下取りや買取が発生し、中古車市場に車両が出回ることが期待されます。

ただし、AA(中古車オートオークション)の動向を見ると市場への供給に対して買い手の需要が大きく、相場は依然として高止まりしていることから今回の増産がどこまで相場の下落に影響があるかは不透明です。 また、情勢の変化などにより計画通りに進まないケースも多々あるため、引き続き国内外の情勢変化にも目を光らせておくとよいでしょう。

  • 中古車情報サイトの動向(2024年8月)

※過去25ヶ月の自動車販売市場と中古車情報サイト「車選びドットコム」の市場動向を比較しています。
※「車選びドットコム」の市場動向は、加盟店専用レポートからの抜粋のため、詳細数値は非公開としています。

  • 国産車の中古車販売傾向【人気ランキング】

「車選びドットコム」の市場動向から調査した、国産車の2024年8月中古車販売傾向を紹介します。

ボディタイプ別販売ランキング

国産車のボディタイプ別ランキングでは、変わらず軽自動車が1位となりました。軽自動車、軽バン/軽ワゴンがシェアを2.0ポイントほど伸ばしました。先に記載したとおり、8月は軽自動車の登録台数が7月に比べて減少していましたが、販売台数は増加傾向にあり需要は上がっているようです。

順位

ボディタイプ

割合

変動率

1位

軽自動車

34.5%

+2.0%

2位

ミニバン/ワンボックス

15.9%

-0.6%

3位

コンパクト/ハッチバック

13.1%

-1.5%

4位

軽バン/軽ワゴン

10.4%

+2.1%

5位

セダン/ハードトップ

6.9%

+0.6%

車種別販売ランキング

国産車の車種別ランキングでは、セレナ(日産)が1位となりました。6月から1位を維持していたプリウス(トヨタ)が3位にランクダウンしており、7月は7位だったエブリイ(スズキ)が2位にランクインする結果となりました。

順位

車種(メーカー)

順位変動

1位

セレナ(日産)

↑(前回2位)

2位

エブリイ(スズキ)

↑(前回7位)

3位

プリウス(トヨタ)

↓(前回1位)

4位

タントカスタム(ダイハツ)

↓(前回3位)

5位

ワゴンR(スズキ)

↑(前回9位)

◆輸入車の中古車販売傾向【人気ランキング】につきましては、こちらからご確認いただけます。

https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1356/

  • 中古車販売店様の経営活動を応援します

「車選びドットコム」では、「symphony」をご利用いただいている加盟店に向けて、月に一度上記のレポートよりも詳細な小売データレポートを発行しています。各ボディタイプで人気の車種をご紹介している他、年式・走行 距離・価格帯・カラー別での販売割合もご確認いただけます。

目まぐるしく変わる社会情勢に対して、常に変化が求められる昨今。データを分析して高速でPDCAを回して行く必要があります。「車選びドットコム」では20年以上の中古車情報サイトの運営実績で蓄積したノウハウを、中古車販売店の皆さまにご提供していますので、少しでもご関心をお持ちの方はぜひお問合せください。

  • 会社概要

【株式会社ファブリカホールディングス】

代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人

本社所在地:東京都港区赤坂1−11-30 赤坂1丁目センタービル 9F

設立:1994年11月

株式:東証スタンダード市場(コード番号:4193)

コーポレートサイト:https://www.fabrica-hd.co.jp/

【株式会社ファブリカコミュニケーションズ】

代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人

本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F

事業内容:自動車販売支援システム開発・販売事業、インターネットメディア事業、WEBマーケティング支援事業、自動車修理・レンタカー事業

出資比率:株式会社ファブリカホールディングス100%

コーポレートサイト:https://www.fabrica-com.co.jp/

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