運転中も『スキマ時間』として効率化⁉ 今や移動手段ではなく一つの空間に。「車室空間利用に関する意識調査」を実施

~タイパ時代のいま、車室空間の利用価値や意識が変化~

パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社のプレスリリース

本調査では、「タイパ」時代と呼ばれ、時短や効率化が重視される昨今において、日常的に自動車を運転しているユーザーが、どのような意識で車室空間を利用しているのかについて調査を実施しました。移動以外の車内での過ごし方や楽しみ方に加え、車室空間の利用価値や意識についても明らかにしました。

本調査から、日常的に自動車を運転している人の多くが、移動中および移動前後の車室空間利用を、より効率的に活用したいと望んでいることが推察できます。また、車内で多くの人はインターネットや動画視聴等のコンテンツを利用しており、車室空間におけるインターネット利用は、今や欠かせないこともわかりました。そのほか、移動以外の利用のなかでは、“ひとり時間”と捉え、楽しむ人も一定数いることから、車室空間を、ただの移動手段としてではなく、一つの空間として捉えているユーザーがいる事実も明らかになりました。

≪調査結果トピックス≫

1.日常的に自動車を利用している人の約6割が、“運転している時間”(運転中および同乗時)に『スキマ時間』を感じていると回答。移動時以外では、“移動の前後”に『スキマ時間』を感じていると回答。

2.車内における『スキマ時間』を、何かしらのコンテンツを利用して過ごしている人が8割。なかでも最も多いのが「インターネット」、次いで「SNS」「音楽を聴く」「動画視聴」となった。

3.車内で最も利用されている動画配信サービスは「YouTube」、次いで「Prime Video 」。音楽配信サービスでは「Spotify」が最も多い。

4.車室空間の利用として、移動以外に「休憩場所」「食事」としての利用が約3割。

5.車室空間の利用理由として、移動以外に最も多いのは「1人になれるから」。次いで「静かで落ち着く」。

6.実際に『ひとり時間の確保』を目的に車室空間を利用している人は2割以上。

7.車室空間は「運転を快適にするため」にカスタマイズしている人が2割弱。

  • 自動車ユーザーが移動中と移動時間以外、それぞれに感じている『スキマ時間』の存在

自動車利用時の『スキマ時間』について調べたところ(図1、図2、図3)、「自動車を運転中(60.3%)」または「同乗時(66.5%)」、ともに6割以上の人が移動中に『スキマ時間』を感じていました。さらに、「渋滞中(31.4%)」に加え、「一人で運転中(24.1%)」等、“運転している時間”自体を『スキマ時間』として捉えている自動車ユーザーが多数いることがわかりました。一方で、移動時間以外の『スキマ時間』について調べたところ(図4)、最も多かったのが「家族の送迎時(41.3%)」でした。次いで「同乗者の買い物中(27.0%)」、「仕事等での待ち時間(13.0%)」等、5割以上の人が“車移動前後”に『スキマ時間』を感じていると回答しました。

  • 車内における『スキマ時間』の過ごし方、8割以上がコンテンツ利用。なかでも約5割がインターネットを利用しており、また4人に1人が動画を視聴している実態も。移動中の動画は「聞き流し」が主流

車内における『スキマ時間』の過ごし方について調査をしたところ(図5)、最も多かったのは「インターネット(47.9%)」、次に多かったのは「SNS(28.3%)」でした。ただし、運転時に絞り込むと(図6)、「カーラジオを聞く(39.0%)」が最も多い結果となりました。移動中の動画視聴について(図7)は、「運転者の聞き流し」と「同乗者の視聴」に分かれており、同乗時よりも運転時の方が利用者が多いことがわかりました。

  • 車内で最も利用されている動画・配信サービスは「YouTube」。男性は7割が利用。

    動画視聴は若年層に多い傾向があり、最も利用が多いエリアは中部。

移動以外に車内で『スキマ時間』を過ごす際は、動画配信サービスの利用割合の方が多いことがわかりました(図8)。なかでも、最も利用されているのは(図9)「YouTube(66.3%)」、次いで多いのが「Prime Video(23.9%)」という結果になりました。音楽配信サービスを利用している人の中では、「Spotify(20.7%)」が最も利用されていました。なお、動画視聴の利用者の年齢割合とエリアを調べたところ(図10)、中部エリアの人が最も多い傾向がわかりました。

  • 車室空間の利用として、「移動」以外に「休憩場所」「食事」としての利用が約3割。特に男性が多い傾向

移動以外の車室空間利用について目的を調べたところ(図11)、「休憩場所」や「食事」としての利用が約3割、という結果となりました。男女比で比較(図12)したところ、男性の方が移動以外で利用している人が多く、女性の7割以上は「移動手段」と捉えていました。よって、車内を『1つの空間』として捉えているのは男性の方が多い傾向にあることがわかりました。

  • 「移動」以外での車室空間利用、最も多い理由は「1人になれるから」

移動以外の車室空間利用について理由を調べたところ(図13)、「1人になれるから(56.4%)」と回答した人が最も多く、次いで「静かで落ち着く(47.4%)」という結果となりました。一方で、「効率が良い(36.8%)」と回答した人の中では女性の比率が多く(図14)、主に女性は車を「移動手段」と捉えている一方で、利便性を感じている人が多いことも分かり、タイパ時代を感じる結果となりました。

  • 『ひとり時間の確保』のために車室空間を利用している人が2割以上

実際に『ひとり時間の確保』のために車室空間を利用したことがある人を調べたところ(図15)、22.8%の人が利用しており、興味関心がある人は11.0%となりました。合わせると、約3割の人が『ひとり時間の確保』のための利用または興味関心があることが判明しました。また、利用における年齢割合としては、20代(33.3%)、30代(31.3%)、40代(29.5%)と若年層に多い結果となりました。性別では、利用したことがある割合に大きな差はないものの、“利用してみたい”と思っている人は男性(15.5%)の方が多いことがわかりました(図16)。

  • 「運転を快適にするため」に車室空間をカスタマイズしている人が2割弱

車室空間のカスタマイズについて調べたところ(図17)、約2割のユーザーがカスタマイズをしており、その中でも「運転を快適にする(10.8%)」ために行っている人が最も多い結果となりました。さらに、動画視聴の際の利用デバイスについて調べたところ(図18)、「動画配信サービスをスマートフォンやタブレットで視聴している(23.5%)」と、「スマートフォンをAVナビやディスプレイオーディオに接続して視聴している(15.3%)」、合わせて約4割の人が「スマートフォン」や「タブレット」を利用して動画視聴をしていることがわかりました。

■「2024年 自動車ユーザー車室空間利用に関する意識調査」概要

・調査地域:全国

・調査期間:2024年7月12日~15日

・調査方法:インターネット調査(協力:株式会社ネオマーケティング)

・調査対象:20~69歳 男女 400名

※調査結果を引用いただく際は「パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社調べ」を引用元として記載ください。

  • 「ネット動画」機能※1を新搭載。多彩な動画配信サービスを有機EL大画面※2で楽しめる

    『つながるナビ Strada フローティング大画面モデル』2機種を11月下旬発売

2024年新モデルとして、近年の動画配信サービス市場の拡大傾向によるユーザーの生活スタイルに合わせ、ネット動画の視聴に対応した機能を新たに搭載したカーナビステーション「ストラーダ」フローティング大画面モデルの2機種「CN-F1X10C1D/CN-F1D9C1D」を2024年11月下旬に発売します。

<特徴>

1.「ネット動画」機能※1を新搭載。多彩な動画配信サービスを有機EL大画面で※2楽しめる。

2.「Apple CarPlay」「Android AutoTM」※3のワイヤレス接続※4に対応。

3. 最長3年間の無料地図更新※5をオンラインで手軽にアップデートできる「ワンタッチ地図更新※4」搭載。

本シリーズは、Wi-Fi接続でYouTubeやPrime Videoなど、7つ※6の動画配信サービスをWebブラウザーで簡単に視聴できる「ネット動画」機能を搭載しました。自宅のレコーダーの録画番組をリモート視聴可能な「レコーダーリンク」機能※7と合わせて、多彩な動画コンテンツを迫力のある大画面で楽しめます。また、「Apple CarPlay」「Android AutoTM」※3のワイヤレス接続※4に対応し、豊富なスマートフォンアプリと連携して楽しむことができます。

さらに、ナビ機能では、最長3年間の無料地図更新サービス※5をオンラインで対応する「ワンタッチ地図更新※4」機能を搭載し、地図データのアップデートが手軽に行えます。また、最新スポットやグルメ情報のオンライン検索※4に対応するなど、ユーザーの利便性を高めました。

品名:カーナビステーション

品番:CN-F1X10C1D / CN-F1D9C1D

愛称:F1X PREMIUM10 / ―

搭 載:ディスプレイ10V 型有機EL / HD / 9V 型液晶 / HD

希 望 小 売 価 格:オープン価格

発売日:2024 年 11 月下旬

※1 Wi-Fi接続が必要です。走行中は映像が表示されません。

※2 有機ELディスプレイ搭載はCN-F1X10C1Dのみ。

※3 ご利用には、互換性のあるAndroid スマートフォンと互換性のある有効なデータプランが必要です。

※4 Wi-Fi接続が必要です。

※5 利用開始から最長3年間、2029年12月31日まで(予定)。

※6 2024年9月12日現在。視聴可能な動画配信サービスは予告なく変更する場合があります。

※7 Wi-Fi接続、レコーダーリンク専用スマートフォンアプリが必要です。走行中は映像が表示されません。

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