アリソンジャパン株式会社のプレスリリース
増加する新規ユーザーを中心に全国で約30回開催し、秋以降も開催決定
アリソンジャパン、アリソンサービスディーラー 三信精器工業共催メンテナンスセミナー_1
中・大型路線バスに採用されているアリソンTモデルは、2022年末からジェイ・バス製中型路線バスの標準装備となり、全国に出荷を開始しました。セミナーは、アリソンジャパンと全国に広がるサービスディーラー各社と共同で開催しており、バス事業者のメカニックや運行管理責任者の皆様を対象に、座学でATの特徴や構造を紹介するとともに、使用時の注意点、日常点検の方法、更にはオートマチックトランスミッション・フルード(ATF)やフィルターの交換方法について、実際の車両を用いながら解説します。定期的にATFやフィルターの交換を実施することで、不測の故障を予防するだけでなく、スムーズなシフトチェンジで快適な走行性能を維持し、定時運行に寄与します。また、アリソン製ATの性能を最大限発揮しメーカー保証を担保するためには、アリソン純正フィルターおよびTES668規格に適合したATFを使用することが必要です。そのためアリソン純正部品を使用する重要性と製品のご紹介も併せて実施しています。
2023年8月に初めて、アリソンTモデルを搭載したジェイ・バス製中型路線バスを導入した福島交通株式会社、輸送安全部 次長 車両整備統括責任者の岡崎 一雄氏は、「県内外の他のバス事業者からアリソン製AT車のスムースな走行性能の高さやドライバーのストレス軽減といったメリットを耳にし、国内の大型路線バスに普及している搭載実績と合わせ、安心して導入することができました。一方、ATが故障した際の対応を心配していましたが、導入後には郡山市のアリソンサービスディーラーである三信精器工業とメンテナンスセミナーを共同開催することで、自社で行える定期的なメンテナンスへの理解が深まりました。不測の事態に備え、我々の近くにサービス拠点があることも安心材料となっています」と述べています。また、郡山支社 車両整備課 係長(船引営業所担当)の塚原 康裕氏は、「セミナーではATFの過不足が変速ショックの発生やブリーザーからの油漏れにつながることを理解できました。また実際に車両を使ってATFとフィルターを交換し、適量のATFを充填するためのレベルゲージによる「COLD」と「HOT」チェックの必要性と手順を改めて確認できました。」と述べています。事業者に対するメンテナンスセミナーを通じて、アリソン製品への理解を促進し、長期間にわたってご愛用いただけることで、サステイナブルな社会構築の一助になるとともに、マニュアル車では必要なクラッチ交換が不要となり、長期間にわたるトータルのメンテナンスコストの削減を図ることにもつながっています。
アリソンの認定サービスメカニックは、2024年5月時点で全国に57名在籍し、過去10年間で約3倍になっています。またサービス拠点は過去10年間で約4倍増の29拠点となり、アリソン製品搭載車の需要拡大と、オーバーホールやメンテナンスサービスの需要増大を受け、今後もアリソンサービスディーラーの拠点を全国に拡大するとともに、アリソン認定サービスメカニックの数を増員し、お客様により迅速なサービスを提供してまいります。
【アリソントランスミッションについて】
アリソントランスミッション(NYSE:ALSN)は、中・大型商用車用および米国軍用車向けオートマチックトランスミッション、商用車向け完全電気駆動システムおよびハイブリッドシステムの世界最大手メーカーです。アリソンは、あらゆる市場・用途(配送、塵芥収集車、建機、消防車両、スクールバス、路線・観光バス、キャンピングカー、エネルギー開発・鉱山用機器、軍需用装輪車両・無限軌道車両など)で採用されています。米国インディアナ州インディアナポリスで1915年に創業したアリソンは、世界150以上の国と地域でビジネスを展開し、オランダ、中国、ブラジルに地域本部、米国、ハンガリー、インドに製造拠点を持ち、インディアナ州インディアナポリス、ミシガン州オーバンヒルズ、英国ロンドンに電動化エンジニアリングセンターなどのグローバルなエンジニアリングリソースも有しています。また、約1,600か所の独立した販売・サービスディーラーで充実したサポートを提供しています。